2月の230億円調達に続く
シンガポールの大手暗号資産(仮想通貨)企業Amber Groupは再び資金調達を進めているようだ。The Blockが情報筋の内容として報じた。
The Blockの情報筋によると、Amberは新ラウンドで最大1兆円(80億ドル)の評価額になりうる。また、ブルームバーグは1.3兆円(100億ドル)になると予測している。
Amberは今年の2月に260億円(2億ドル)を調達したばかりだった。当時のラウンドはシンガポールの政府系ファンドTemasekが主導し、大手VCのSequoiaやPantera Capital、Tiger GlobalやCoinbase Venturesも参加。
調達後の評価額は約4,000億円(30億ドル)に達した。新ラウンドの調達に成功した場合、今の評価額から約3.3倍膨らむことになる。
2018年に設立されたAmber Groupは、1,000以上の金融機関や機関投資家向けに仮想通貨のOTC取引やデリバティブ取引などを提供する業界の大手で、運用資産が6,500億円を超えている。なお2月上旬に、国内仮想通貨取引所ディーカレットの買収を発表していた。