CoinPostで今最も読まれています

韓国でネムの取引価格が2倍?時価総額サイトからの韓国プレミア削除が下落に影響か|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
韓国大手取引所Bithumbで、世界の仮想通貨価格から大きく乖離した価格で取引される複数の仮想通貨が確認された。この影響か有名時価総額サイトCoinMarketCapで、韓国データの反映停止されたことが指摘されており、その影響が下落相場に影響した可能性が浮上しました。

仮想通貨市場

方向感に欠けていたビットコイン価格は本日、いくつかのネガティブ情報が伝わったことで下落方向に傾き、19時現在では72万円まで値を落としています。

下落の流れはアルトコイン市場にも波及、法定通貨建てで全面安に。

イーサリアムは、昨日出来高が伴わない状況で価格を微増させたものの、上昇値以上に下落したことで5万円を割り込んでいます。

また、メインネットまで好調な推移をしていたEOSは本日も−12%と続落。4月末を境に右肩下がりの相場が続き、約2ヶ月で-68%も値を下げています。

数日好調な推移をしていた0xも反落し、下落率11.72%となった他、NEOやONTといった銘柄も-10%を超えるなど、高い下落率が目立つ状況となりました。

時価総額サイトで韓国データの反映停止か

世界の仮想通貨市場が下落トレンドにある中で、独自の市場形成をしているのは、韓国市場です。

韓国大手取引所Bithumbでは、Status(SNT)が+12.3%、NEM(XEM)が+19.48%と24時間比で大幅プラスに転じており、アルトコインへの買い意欲旺盛です。

一時的な冷え込みが指摘された韓国市場ですが、ここ最近では再度取引ボリュームが戻りつつあり、以前より指摘されていた”韓国プレミア価格”が戻りつつあります。

特に、本日世界価格が下落傾向にある中で、Bithumbでプラス推移する上記の2通貨の乖離は顕著に表れています。

以下の表に価格と乖離状況を%で表示しました。

韓国プレミアム7/10
通貨名 CoinCap価格 Bithumb価格 乖離%
NEM(XEM) 18.227円 37.24円 104.31%
Status(SNT) 7.42円 30.77円 314.31%

このように、日本での知名度も高いNEM(XEM)が2倍の価格で取引されている他、Statusは4倍もの価格で取引されています。

出典:Bithumb

出典:Bithumb

取引所で起きている実情や、アービトラージの状況に不明点も多々あるものの、韓国市場との乖離は益々広がる一方となっており、世界中の仮想通貨価格平均を掲載している「時価総額サイト」の価格に影響を及ぼすレベルとなっています。

このような中で、有名時価総額サイト「CoinMarketCap」は、いくつかの韓国取引データの反映を一時停止しているのではないかと指摘されています。

CoinMarketCapが、韓国価格の反映を停止させた時期は不明ですが、仮に本日除外されていた場合、価格基準とされる時価総額サイト上でのデータが前日比マイナスとなるため、市場の実勢価格にも悪影響が出た可能性も考えられます。

このような状況は今年1月にも報告されており、一定の影響が生じたとされています。

CoinPostの参考記事

Coin Market Capが韓国価格を突如削除、仮想通貨全体の下落に影響か
韓国の熱狂的な市場状況と韓国の取引所規制背景に、Coin Market Capが韓国価格を突如削除、仮想通貨全体の下落に影響を及ぼしました。韓国の仮想通貨規制の中で『外国人の仮想通貨口座禁止』という項目も大きな影響を与えています。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

日経平均は、9日の米株高や円安進行を好感して一時250円高となるも、上げ幅を縮めて引けました。本日反落したマザーズ市場は、上値が重く、戻り売りなどに押される格好に。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、材料不足で方向感に欠ける展開となりました。

本日10.00%高となったフォーサイド(2330)は、5月時点でマイニングの成果が確認できたことで、6月よりマイニングマシンの稼働台数を増加させると報告するなど、以前より仮想通貨関連事業への参入を本格化させています。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。
10:00
ソラナ初事例、パラオ共和国がデジタルID発行
主権国家が仮想通貨・ブロックチェーンであるソラナ上で、法的アイデンティティを発行する初めての事例となった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア