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米CFTC、DAOに対する訴訟が法的に認定

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DAOに対する訴訟

分散型取引所(DEX)を管理するDAO(自律分散型組織)を相手取り、米商品先物取引委員会(CFTC)が起こしていた裁判に進展があった。

3日にカリフォルニア州の地方裁判所は、CFTCによるウェブサイト上の「チャットボックス」とオンラインフォーラムを通じた召喚状や訴状の送達を法的に認定した。DAOに関与するメンバーに責任を負わせることを意図したCFTCのプロセスが認められた格好だ。

事の発端は9月22日。Ookiプロトコルが提供する分散型取引所「bZeroX(元bZx Protocol:BZRX)」がライセンス登録することなく米国人に対して暗号資産(仮想通貨)レバレッジ取引を提供したとして、CFTCがbZeroXやOoki DAOを提訴していた。

まず、登録事業者に求められる銀行秘密法上の遵守事項、顧客身元確認プログラムの導入を怠ったとして、CFTCはbZeroXとその創設者2人に対して約3,600万円(25万ドル)の罰金を要求。こちらは提訴の時点で和解契約が結ばれている。

続いてCFTCはOoki DAOに対し、bZeroXの事業停止を要求。同プロトコルは分散化の一環として21年にOoki DAOに所有権を移しており、CFTCはDAOとそのガバナンストークン保有者にも規制違反の責任を追及した形だ。DAOに対し3週間以内の回答を求めた。

カリフォルニア州北部地区での裁判所命令によると、CFTCサイドにオンライン・フォーラム経由の召喚状の提出が適切と判断されている。

CFTCは22年9月22日にこの方法で文書を提供したため、裁判所は委員会がその日に事実上Ooki DAOに送達したと判断する。

関連:米CFTC、Ooki DAOを規制違反で訴える

DAOの規制

DAOとは、組織やコラボレーションのためのブロックチェーンのユースケースの一つ。コミュニティによって運営され、ガバナンストークンを保有するすべての参加者が意思決定に参加でき、リソースを配分し、金銭的リターンを受け取ることができる、より公平で民主的な組織構造を作ろうとするコンセプトだ。

米ワイオミング州のようにDAOを合法化する地域もあるが、参加者がグローバルに広がり、固有の中央管理者が存在しないDAOを効果的に規制することができるのか懸念も生じていた。

その点でCFTCのDAOと関係者に対する厳格な執行措置は議論の的となってきた。規制当局が手探りの状態でDAOメンバーにどのように影響を及ぼすのかに注目が集まる一方、事前にガイドラインを提供していない状態で「法的執行による規制」を行っているとして批判の声も上がっていた。

Ooki DAOのメンバーは、CFTCの訴訟にどう対応するかについて議論しており、DAOのトレジャリーを使って法律顧問を雇うなり、追加の資金調達を実施するなどの対策が検討されている。

関連:米国でのDAOを巡る法的論点とは|Gamma Law寄稿

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