ゾイドNFTをクロノスで提供へ
暗号資産(仮想通貨)取引所などを運営するCrypto.comは10月25日、韓国のゲーム企業ACT Gamesとの覚書(MOU)の締結を発表した。ブロックチェーンを活用したNFT(非代替性トークン)ゲームの運用に向けて協業していく。
🎮 Game on!
— Crypto.com (@cryptocom) October 25, 2022
Looking forward to working closely with ACT Games on building the future of gaming on the Cronos blockchain. #NEVERNOTBUILDING
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ACT GamesはNFTコンテンツのIP(知的財産権)を提供し、Crypto.comのプラットフォームを活用して、クロノスブロックチェーン上でNFTを運用する。対象となるのはACT Gamesの提供するゾイドのNFTトレーディング・カードゲーム「ZOIDS WILD NFT ARENA」だ。
ゾイドは、1980年代に人気を博した国内企業タカラトミーが販売するメカ生命体の玩具シリーズ。
ACT GAMESの開発するZOIDS WILD NFT ARENAについては今年8月、開発中の画面を含む迫力のあるテザー映像が公開された。世界的人気を博すデジタルカードゲーム、ハースストーンのようなゲームデザインとなっている。
Crypto.comのコメント
Crypto.comはモバイル決済ソリューションのCrypto.comペイと、自主カストディ型のウォレット・Crypto.com DeFiウォレットを提供する。
MOUの締結について、Crypto.comのEric Anziani COOは以下のようにコメントした。
IPをもとに多くの有名ゲームを買収しているACT Gamesと協業できることを大変嬉しく思っている。
ブロックチェーン業界の中でもゲーム事業は成長しており、韓国のゲーム会社と提携することで、世界のゲーム業界とWeb3のさらなる発展を期待している。
ACT GamesのHyung-won Lee CEOは、「クロノスブロックチェーンを活用して世界中でZOIDS WILDを宣伝する機会を楽しみにしている」とコメントした。同社はゾイド以外にも、ペコポップなどのゲームを開発している。
クロノスとは
Cronos(クロノス)はイーサリアム(ETH)とコスモス(ATOM)ブロックチェーンとの相互運用が可能なL1ブロックチェーン。Crypto.comとCronos Labの1億ドル規模のエコシステムファンドから後援を受けているオープンソースプロジェクトだ。
クロノスは21年11月にメインネットをローンチしており、同ブロックチェーン上で展開するDeFi(分散型金融)プロトコルのTVLは40億ドル(5,900億円)を突破している。
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