提供を正式開始
米大手金融機関フィデリティは個人投資家向けにビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の取引サービスを提供開始した。今月初めから早期アクセスリストをオープンしていた。
個人投資家向けの取引サービスはアプリ対応の新機能「Fidelity Crypto」によるもので、取引手数料は無料となる。また、スプレッドについては1%が執行価格に織り込まれるとしている。
フィデリティは仮想通貨子会社Fidelity Digital Asset(FDA)を通して2018年から機関投資家向けにビットコインのカストディサービスやOTC取引を提供。今年10月末からはイーサリアムのOTC取引にも対応開始したばかりだった。
一方、先週は仮想通貨反対派の米議員らはFTXの経営破綻を背景に、フィデリティが提供する、ビットコインに投資できる確定拠出型企業年金401k口座に対して懸念を申し立てて「サービスの考え直し」を促した。
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