先読みビットコイン情報|仮想通貨相場に大きな影響を与え得る「重要ファンダ」予定表

重要ファンダ予定表
「ビットコインETF」の審査期限、BTC先物SQなど、仮想通貨市場価格に影響を与える得るイベント情報をまとめている。あらかじめ材料をチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
ファンダメンタルズ分析とは
経済活動や業績を元に企業等の本質的な価値を分析する手法。仮想通貨の場合は、株式市場のような決算発表はないため、国際規制の動向、大手仮想通貨取引所へのハッキング、機関投資家の参入など重要ニュースが相場に影響を及ぼしやすい。

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イベント名 注目度 日程
英EU離脱問題 期限 ★★★★★ 4月12日
バイナンスのDEXローンチ ★★★★☆ 4月中(予定)
バイナンス・シンガポール取引所開設 ★★★☆☆ 4月中(予定)
取引所ディーカレット開始予定 ★★★★☆ 4月16日
BitWise版ETF判断期限 ★★★☆☆ 5月16日
取引所TAOTAO開始予定 ★★★☆☆ 5月中旬
VanEck版ETF判断期限 ★★★☆☆ 5月21日
取引所「楽天ウォレット」開始 ★★★★☆ 6月
ライトコイン半減期 ★★★★☆ 8月前後

英EU離脱交渉

先日、イギリス下院がメイ首相の「EU離脱協定案」を大差で否決するなど、ヨーロッパの政情不安が混迷を深めていることで、「ハードブレグジット(合意なき離脱)」のリスクが取り沙汰されている。強硬された場合、EU間とのビジネスや、関税および通関で大混乱を招くのは明白で、何が起きてもおかしくない。

国際金融市場は”合意なき離脱”を織り込んでおらず、イングランド銀行総裁のマーク・カーニー氏は2018年11月、「最悪のシナリオの場合、英ポンド(GBP)が25%暴落することもあり得る」と述べ、英国の金融業界団体U.K. FinanceのStephen Jonesも、「EUからの合意なき離脱は、金融業界に壊滅的な結果を招くかもしれない」と警鐘を鳴らした。

そんな中、世界最大の仮想通貨取引所バイナンスは、欧州市場で仮想通貨の普及促進を行うための拠点となることを見込み、英王室属領のジャージー島に「Binance Jersey(バイナンスジャージー)」を設立。

ユーロや英ポンドとビットコインやイーサリアムを交換可能な仮想通貨取引サービスを公表したところ、新規の口座開設申し込みが殺到。CEOのCZ氏は、その数に対し「圧倒されている」と述べ、自国通貨(英ポンド)の不確実性が高まる中、新たな経済的機会として”潜在需要”の高さが浮き彫りになった。

ただし、ビットコイン自体の値動きは2018年以降右肩下がりで、急落を繰り返すなどして不確定要素が増しており、有事の際に仮想通貨市場への資金流入がどの程度あるかは定かではない。

大手仮想通貨取引所バイナンスが2大発表

仮想通貨取引所バイナンスは4月4日、韓国で開催された大型ブロックチェーンカンファレンス「Deconomy」で新たに2つの仮想通貨取引所を開設することを発表した。

相次いで発表された新規取引所でまず明らかとなったのはバイナンスのDEX(分散型取引所)のメインネットローンチである。

バイナンスは既に2月にも独自のDEX開始に向けテストネットをローンチしており、テストネットの公開直後にバイナンスのCEOであるCZ氏が成功に終わったことをツイッター上で報告していた。

分散型取引所の利点として挙げられるのが、通常の仮想通貨取引所と異なり通貨保有者が秘密鍵の所有権を取引所に預けなくて済むことだ。これにより、万が一ハッキングがあった際に通貨の安全を取引所のセキュリティではなく、自分で管理できることが高く評価されている。

またバイナンスDEXのほかに、バイナンスは同じく4月中にシンガポールにシンガポールドルの法定通貨建取引ペアを提供する「Binance Singapore」を新設することを発表した。

バイナンスは2019年の目標として、仮想通貨業界にさらに多くのユーザー参入を促すために「法定通貨建のオンランプ」設置を世界5〜10カ国に設立する方針を示していた。

既にバイナンスはイギリスの王室属領とされているジャージー島や東アフリカのウガンダに法定通貨建の取引を提供している。

また3月上旬には南米アルゼンチンにおいても仮想通貨取引所の設立を示唆する内容をCZ氏が発していた。

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国内新取引所ディーカレット、4月15日に取引開始へ

インターネットイニシアティブ(iiJ)やJR東日本など国内大手企業を含む19社が出資している株式会社ディーカレットは3月25日、金融庁から仮想通貨交換業者として正式に登録された。

2018年に設立されたディーカレットは登録発表直後の27日、事業説明会を開き4月16日から国内で仮想通貨取引所として業界に新規参入する方針を明らかにした。この際、出資元企業の一つであるJR東日本がデジタル通貨からSuicaへのチャージを最初のユースケースとして検討していることが話題となっていた。

またディーカレットは既に取り扱い銘柄を発表しており、以下の主要銘柄をベースに日本円建の取引ペアを提供してい予定が判明している。アルトコインにはBTC建の取引ペアも提供される予定とのこと。

  • ビットコイン(BTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ライトコイン(XRP)
  • リップル(XRP)

上記4銘柄に加え、6月から7月頃には時価総額2位の仮想通貨イーサリアム(ETH)の取引も提供されていく方針だ。

「仮想通貨のメインバンク」を目指すディーカレット社は国内で今春仮想通貨業界参入を表明している企業でも最初に取引サービスを提供していく企業であるため、今後も注目していきたい取引所だ。

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TAOTAO、5月中旬に営業開始予定

ヤフー株式会社の100%子会社であるZコーポレーション株式会社から出資を受けている株式会社TaoTaoは3月25日、新たな仮想通貨取引所TAOTAOの営業開始を発表。

仮想通貨取引所TAOTAOを手がける株式会社TaoTaoは2月初旬、ビットアルゴ取引所東京から社名を変更していた。

IT大手のヤフーの傘下企業が仮想通貨交換業に本格的に参入することから、国内の仮想通貨業界が再び盛り上がることに期待が集まっている。

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ビットコインETFの最新期限

現在米SEC(証券取引委員会)は主に2つのETF申請を検討している。一つ目はCboeで取引が予定されているVanEck社とSolid X社が提供するビットコインETFで、もう一つはBitWise社が提供する仮想通貨ETFだ。

VanEck版ETFは昨年7月に既に申請されていたが、2018年末にかけて米トランプ大統領が発令した政府閉鎖の長期化で認可発表の期限は最終期限までもつれこみ、VanEck社などは1月中旬、期限の延長切れでの却下を免れる形で申請を一旦撤退する形となっていた。

その後トランプ大統領が政府閉鎖を一時的に解除した際、再びVanEck社とBitWise社が相次いでETF申請を提出。

連邦官報に掲載された後、最初の期限だったBitWise社の期限4月1日とVanEck社の4月6日は延期が発表された。

米SECがETF申請に関する判断を発表する次回の(暫定的な)期限はBitWise社が5月16日、VanEck社が5月21日となっている

米SECは判断を最大3回、連邦官報にETF申請が掲載された日から最長240日まで判断発表の期限を延期することができる

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楽天ウォレット、仮想通貨取引サービスを開始予定

国内の大手IT企業である楽天グループの連結子会社である楽天ウォレット株式会社は3月29日、今年6月頃に仮想通貨取引サービス「楽天ウォレット」を開始する方針を公式に発表した

また6月のサービス開始を前に、4月15日から新規口座の申し込み受付を開始する方針も同時に明らかにしている

親会社の楽天グループは3月1日、以前買収していた「みんなのビットコイン」株式会社の正式名称を「楽天ウォレット」に名称変更を発表していた

6月に仮想通貨の取引サービスを開始する楽天ウォレットは以前ビットコイン、イーサリアムとビットコインキャッシュの3つの仮想通貨銘柄と17の取引ペアを提供していたが、今後さらに取り扱い銘柄が増えるのかも見所の一つだと言えるだろう。

楽天の仮想通貨事業展開についての詳細はこちらから

【追記あり】日本の仮想通貨業界に「楽天ブランド」誕生|みんなのビットコインが商号を正式に変更
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米ナスダック、来年上半期「ビットコイン先物」提供

世界No.2の出来高を記録する「証券取引所ナスダック」のコミュニケーション部門のバイスプレジデントを務めるJoseph Christinat氏は、「2019年の上半期で、ビットコイン先物取引を開始する」と発表した。

現在、多くのビットコインETFは米証券取引委員会(SEC)によって非承認とされているものの、ビットコイン先物取引においては、既に米国の規制下に置かれるシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)、シカゴ・オプション取引所(CBOE)で取引されている先例から、ナスダック版先物も実現しやすいとされている。

同社のChristinat氏は、仮想通貨市場に多大な人気が生じる5年前より、多くの労力や資金を注ぎ込んできたことを明らかにし、ナスダックの本気度が伺える。

ナスダックのような世界最大の新興企業向け株式市場へのビットコイン先物上場は、活気に欠けている今のビットコイン相場にとってトレンド転換する好材料とされており、Bakktのビットコイン先物開始や、フィデリティの機関投資家向けの取引サービスに加え、より多くの機関投資家の参入に期待感が高まっている。

なお、ナスダックからの発表が行われる前に、11月27日に、ニューヨークで開催された仮想通貨業界の重要会議Consensus Investにて、最注目ビットコインETF申請企業であるVanEck社のデジタル・アセット戦略部のディレクターを務めるGabor Gurbacs氏は、ナスダックと提携を結んだと発表した。

VanEckのインデックスとナスダックがインデックス技術分野で提携し、仮想通貨市場に向けて、ビットコイン先物取引などのデジタル・アセット商品の取引を提供する予定となった。

ナスダック、仮想通貨業界参入の重要性

世界的な取引所であるナスダックが仮想通貨事業に参入する重要点は主に以下の3点にまとめられる。

  1. 仮想通貨業界イメージ向上への貢献
  2. 投資家と規制当局からの信頼獲得
  3. 仮想通貨派生商品における健全な競合

イメージ向上

韓国取引所のUpbitやBithumbなどで、取引量の水増し疑惑が問題視されている。

他にもハッキングや仮想通貨の流出・盗難が世界各国の仮想通貨取引所で相次ぐ中、伝統的な金融業界で定評のある「ナスダック」が仮想通貨市場に進出することは、仮想通貨業界のイメージ向上につながると期待されている。

信頼獲得の可能性

ナスダックの業界参入メリットとして挙げられているのが、機関投資家や規制当局からの「仮想通貨」に対する信頼獲得だ。

先月末にナスダックがVan Eck社と提携を発表する以前から、同取引所は世界でもトップ水準を誇る独自の市場監視技術、「SMART」をSBI、ジェミナイなど複数の仮想通貨取引所に提供しており、相場操縦など、仮想通貨業界で頻繁に発覚する不正行為の抑止・探知することができる。

その為、業界のイメージ向上だけではなく、実際に仮想通貨取引所に対するスタンダードを底上げする可能性もある。

健全な競合

さらにナスダックが今後、ビットコイン先物取引などの仮想通貨商品を提供した場合、仮想通貨商品の取引する選択肢が現状より増えることが挙げられる。

現在、機関投資家がビットコイン先物をポートフォリオに組み込みたいと考えた場合、選択肢にあがるのはCboeとCMEだけだ。しかし、Bakktが1月に先物取引を開始し、ナスダックも来年同様な商品を提供した場合、仮想通貨商品における健全な競合が期待でき、業界自体の発展と向上につながるかもしれない。

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仮想通貨ライトコイン(LTC)の半減期

また今年の8月前後には時価総額上位通貨であるライトコイン(LTC)の半減期が予定されている。

ライトコインは以前にも2015年8月に半減期が起きており、当時はマイニング報酬が50LTCから25LTCに減少した。

今年の夏頃に想定されるLTCの半減期後、マイニング報酬は現在の25LTCからさらに12.5LTCとなる予定だ。(ライトコイン半減期のカウンドダウンサイトはこちら

カウンドダウンサイト上では3月20日現在、「8月7日」頃に半減期到達が見込まれている。

一般的にPoWのコンセンサスアルゴリズムを採用し、マイニングが必要となる仮想通貨において、増加する流通量と価格低下とインフレを抑えるために半減期というシステムは存在する。

供給の部分である発行量を制限することで、需要と供給の関係上価格が上がっていくこととされているが、ビットコインや多くの通貨では半減期の半年前から上昇が起きる傾向が見られる模様だ。

ビットコイン先物限月(SQ)について

ビットコイン市場では、2017年12月から米国のシカゴ・オプション取引所(Cboe)とシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で「先物取引」が提供されている。

先物を利用しない一般投資家にも無関係ではなく、限月(先物期限の満期日)が近付くにつれ、機関投資家などによる「ポジション解消の大量売買」が行われ、仮想通貨市場が動く可能性があるため、注意が必要だ。

先物取引とは、「特定商品を将来の指定日にいくらで売買するかを、予め約束する契約」のことで、デリバティブ(金融派生商品)の一種で、盗難やハッキング被害のリスクがないため、機関投資家にも重宝されてきた。

日本では、江戸時代に盛んだった米(農産物)の売買に関して、天候によって豊作・不作が変動しやすいことから、収穫前に行うリスクヘッジの一環として生まれたとされている。

CEM(シカゴ・マーカンタイル取引所)で取り扱うビットコイン先物限月(SQ)については、公式サイト上で、

当該限月の最終金曜日に到来し、3月スタートの四半期サイクルから直近の2限月取引が、このサイクルに含まれない暦上の直近2限月取引が上場される。」

と解説している。

つまり、一定の期間が過ぎると、投機取引のほとんどが取引最終日までに反対売買(買建ての場合は売り、売建ての場合は買戻し)を行うことにより、先物契約を解消する必要がある。反対売買が行われない建玉に関しては、ビットコイン参照基準レート(BRR)に基づいて差金決済される。

期日前後の市場への影響

ビットコイン価格の影響について、米調査会社ファンドストラット・グローバル・アドバイザーズのアナリストでCEOのトム・リー氏は、ビットコイン価格下落の原因は6月中旬のCboe先物の期日にあると言及しており、「ビットコイン先物期日前の10日間で、BTC価格は平均18%減少、6日後には回復する傾向がある」と分析している。

実際、8月15日(日本時間16日 午前4時45分)に期日を迎えた、Cboeのビットコイン先物8月物決済日には、直接的な影響こそ軽微だったものの、ビットコインFXで仕掛け売りが入ったことでBTC価格が乱高下するなど、間接的な影響を与えることもあった。

Trading terminates at 4:00 p.m. London time on the last Friday of the contract month.

CMEグループ公式サイト

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