- 仮想通貨市場
- ビットコイン相場は30日、12日ぶりに前日比マイナス3%を記録し、好調を維持していた相場に調整が入りました。また米資産運用ファンドが資産運用額を公開、ビットコインのみ資産運用額が増加傾向となり、アルトコインに減少傾向が見られた。
仮想通貨市場
ビットコイン相場は30日、12日ぶりに前日比マイナス3%を記録し、好調を維持していた相場に調整が入りました。
30日に日付が変わった時間と同時に相場が反落し、77万4000円ラインで攻防が繰り広げられていたものの、ラインを割ったのち価格を続落させ、21時現在も値動きに緊張感が残る状況が継続しています。
また、明日の31日は月末の金曜日となることから、株式市場の引け後となる3時以降に、企業からの発表がある可能性が高まっている他、日本時間9月1日0時にCMEのSQ日が控えていることから、投資家もポジションを切って相場を静観する動きが強まる可能性があります。
ファンダメンタルズ面として、ブルームバーグ紙によって本日報道された、EU(欧州連合)28か国の財務大臣が、9月7日金曜日にオーストリアの首都ウィーンにて、人気が上昇する仮想通貨における挑戦と規制強化の必要性に関して、議論を行うと予定されているものは、明確な日程が出ている他、厳しい規制案が提唱される可能性があるなど、相場への影響が懸念されています。
議論内容自体は、仮想通貨に欠ける透明性、マネーロンダリングや脱税、さらにテロ組織の資金源となり得る可能性等、厳しい内容が挙げられている一方で、ICOを有効な資金調達手段と見ており、しかも仮想通貨がどのように既存の経済を現代化に導くか興味を示しているとの肯定的な内容も発表されており、一概に悪い材料となることは抑えられるかもしれません。
しかし今回の会議は、世界各国が仮想通貨業界に対する規制を審議する背景に関係すると考えられ、貿易関係の内容が重すぎたことを受け、仮想通貨関連が先延ばしされたG20を含む、世界的な規制案に影響する可能性があるとの見方も強く、議論内容は何として仮想通貨業界にとって注目されることは間違いないでしょう。
グレイスケール
米資産運用ファンド「グレースケール」が、投資信託における、各通貨の資産運用額の最新データを開示した。
前回のデータと比較は以下の通りです。
08/29/18 UPDATE: Holdings per share and net assets under management for our investment products$BTC $BCH $ETH $ETC $LTC $XRP $ZEC pic.twitter.com/McSM1zNrKB
— Grayscale (@GrayscaleInvest) August 29, 2018
- 1位:ビットコイン(BTC) 13億ドル
- 2位:イーサリアムクラシック(ETC) 9,000万ドル
- 3位:ジーキャッシュ(ZEC) 2400万ドル
- 4位:イーサリアム(ETH) 1800万ドル
- 5位:ビットコインキャッシュ(BCH) 1000万ドル
- 6位:リップル(XRP) 500万ドル
- 7位:ライトコイン(LTC) 50万ドル
すでに前回のデータでも15億ドルに及ぶポートフォリオ中、資産運用額は約13億ドルがビットコイン(BTC)に集まるなど、顕著な差がでていたものの、今回とのデータと比較すると、ビットコインのみさらに資産運用額が増えている一方で、全てのアルトコインに減少傾向がみられました。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
子会社が運営する仮想通貨取引所「BITPoint」でサッカーの本田選手をアンバサダーに起用したことが話題となったリミックスグループ(3825)が3.27%と続伸したほか、決算で売られていたGMOグループ(9449)も、先日付けた底値から反発して株価を続伸させています。
また、女性向けゲームで人気を博すアエリア(3758)が+7.68%高と急動意。子会社のリベルが運営する人気タイトル「A3!」の繁体字版を台湾・香港・マカオでリリースしたことで、業績への寄与を好感された模様です。
同社は、ブロックチェーン技術を利用することで、トレーディングカードをデジタルアセットとして一枚単位で登録・発行・流通させる方式を採用「ブロックチェーン・トレカ」の正式サービスを開始しています。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。