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マイクロソフト、Bingチャットボットを一般公開 多機能性とマルチモーダル対応でユーザーエクスペリエンス向上

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Bingチャットボットを公開

マイクロソフトは4日、Bingチャットボットを一般公開すると発表した。2月にBingとEdgeブラウザに招待制として導入したAI(人工知能)対話モデルの検索機能が進化し、より多機能になっている。

新しいBingチャットボット(オープンプレビュー版)はマルチモーダル(複数様式)対応により、テキスト、画像、動画を組み合わせた回答を生成できるようになった。これは、ChatGPTのようにチャートやグラフ作成能力も備えている。

近日中に実装予定の機能として、過去のチャット履歴や会話が保存され、それらを確認したり、以前の話題を引き続き議論したりできるものがある。マイクロソフトは「時間をかけて、我々は以前のチャットから新しい会話にコンテキストをもたらすことによって、ユーザーのチャットをよりパーソナライズすることを検討している」と述べている。

さらに今後は、サードパーティ製のプラグインをサポートし、ホテル予約やショッピング、タスク管理などのアクションを円滑に行えるようになる。

マイクロソフトは2月、多額の出資を行っているOpenAIのAI技術を、検索エンジン「Bing」に搭載した。これにより、大規模言語モデルのGPT-4と膨大な検索インデックスを組み合わせ、最新かつ信頼性のある情報を自然な会話形式で提供する検索体験を実現した。

GPT-4とは

OpenAIが3月14日にリリースしたAI技術。GPT-3.5よりも長文に対応し、専門的・学術的な側面で人間レベルの性能を発揮する。テキストだけでなく画像も入力として受け付け、テキストを出力することができるマルチモーダルモデルである。

関連:米OpenAIがAI言語モデル「GPT-4」をリリース、仮想通貨のAI関連銘柄は全面高

Bingチャットボットはこれまで「招待制」として利用が制限されてきたが、わずか90日間で5億回以上のチャットが行われるなど、急速な利用拡大が見られたという。Bingのデイリーアクティブユーザーは1億人を超え、Bingモバイルアプリのインストール数は4倍に増加。その結果Bingのシェアが拡大し、Microsoft Edgeブラウザのシェアも8四半期連続で成長したという。

関連:マイクロソフト、検索エンジン「Bing」に対話型人工知能搭載

機能増強

MicrosoftアカウントでBingまたはEdgeにサインインするだけで、オープンプレビュー版にアクセス可能だ。Bingチャットボットには、以下のような最新機能が搭載されている。

公開初期に利用可能な機能:
1. ビジュアルな検索結果: チャット内でよりリッチなビジュアル情報(チャートやグラフなど)を提供し、情報の検索と理解を助ける。
2. Bing Image Creatorの統合: Bingチャット内で、文章とビジュアルコンテンツを一元生成できる。
3. Image Creatorの言語拡張: 100以上の言語で画像を生成可能。
4. Microsoft Edgeのデザイン改善: より洗練されたユーザーインターフェイス。ブラウジング体験の向上。
5. チャット履歴: Microsoft Edgeで過去のチャットにアクセスでき、以前の会話に戻って情報を確認したり、話題を引き続き議論したりできる。
6. チャットのエクスポートと共有機能: 他の人とチャットの内容を簡単に共有したり、コラボレーションツール(Microsoft Wordなど)で継続的に作業できる。

今後追加予定の機能とその概要:
1. ビジュアル検索のチャットへの統合: 画像をアップロードし、関連するウェブコンテンツを検索できる。
2. マルチモーダルな対話をサポート:テキストのみの検索とチャットから、豊富な画像/ビデオの回答を備えた非常に視覚的なものに移行。
3. 長いドキュメントやPDF、長文のウェブサイトの要約機能の改善: オンライン上の密度の高いコンテンツを簡単に理解できる。
4. Edge Actions: タスクの効率化と簡素化をサポート。チャットのサイドバー内でオプションを提示し、利用可能なアクションを促す。
5. サードパーティAPIのBingチャットへの統合: 開発者がBingチャットにプラグインを構築し、ユーザーが検索結果でタスクを完了できる。例: OpenTableを使ったレストランの予約やWolfram|Alphaを使った複雑な質問への回答など。

マイクロソフトは、新しいAI搭載BingとEdgeを通じて、従来の検索エンジンが抱える普遍的な問題に対処し、インターネット上の情報検索方法を変革することを目指している。同社は今後、Bingの検索機能をWindows OSのタスクバーに組み込む予定で、月間5億人以上の顧客がチャットボット機能にアクセス可能になる目論みだ。

暗号資産(仮想通貨)プロジェクトの間でも、AIを活用したチャットボットの導入が進んでいる。大手仮想通貨取引所を運営するバイナンスは、教育プラットフォーム「バイナンスアカデミー」に、AIを活用したチャットボット「Binance Sensei」を導入した。

関連:バイナンスアカデミー、AIチャットボット「Binance Sensei」を導入 ChatGPTの技術活用

高速L1ブロックチェーンのソラナ(SOL)をサポートするソラナ財団は、AIユースケースの拡充を図る目的で、約1.3億円(100万ドル)の開発支援基金を発表した。また、ソラナブロックチェーンを開発するSolana Labsは、ChatGPTを介してユーザーがSolanaネットワークと直接やりとりできるようにするChatGPTプラグインのオープンソース実装例を発表した。

関連:ソラナ財団、AI関連プロジェクト向け開発基金を発表

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