はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソラナ財団、AI関連プロジェクト向け開発基金を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ソラナがAIユースケースを模索

高速L1ブロックチェーンのソラナ(SOL)をサポートするソラナ財団は25日、AI(人工知能)ユースケースの拡充を図る目的で、約1.3億円(100万ドル)の開発支援基金を発表した。

この取り組みは、最先端の技術を組み合わせた革新的なユースケースをSolanaエコシステムで探求することを目的としている。各グラント(助成金)は5,000ドル~25,000ドルの比較的小規模な範囲に抑えられ、新規プロジェクトと既存プロジェクトの応募を幅広く受け入れている。

同財団は「Solanaの高い処理能力とスケーラビリティが、AIを用いた新しいアイデアを構築するための独自の機会を提供できる」と強調している。Solanaの独自の合意形成メカニズムであるProof of History(PoH)により、迅速かつ効率的な取引処理が可能であり、リアルタイムでのChatGPTとのインタラクションに重要となるだろう。

関連:Solana Labs唯一の日本人エンジニアが語る、ソラナの魅力

グラントの対象となるツールやdApps(分散型アプリ)は、他の人々が利用できるように一般に公開されていること、ローンチ時にオープンソースであること、そして財団がソースコードを確認できることが求められる。

関連:米OpenAI、ChatGPTプラグイン対応開始へ インターネットアクセス可能に

ChatGPTプラグインを発表

同日、ソラナブロックチェーンを開発するSolana Labsは、ChatGPTを介してユーザーがSolanaネットワークと直接やりとりできるようにするChatGPTプラグインのオープンソース実装例を発表した。Solana GitHubページでは、ChatGPT APIの実装を示すスクリーンキャプチャが展示されており、Solanaネットワークとのユーザーフレンドリーで直感的なインタラクションが示されている。

例として、特定のSolanaアドレスが所有するNFTのリストを要求する、Solanaのトランザクションを別のアドレスに送る手助けを求める、NFTを購入する手助けを求めるといったものがある。

ChatGPTプラグインが一般公開されると、ユーザーがChatGPTを介して簡単にSolanaベースのアプリケーションやサービスを利用することができる。ChatGPTを使ってSolanaネットワークと直接接続し、ユーザーがウォレットの残高を確認したり、トークンを送金したり、NFTを購入したりできるようになる。

さまざまなアプリケーションやプロジェクトが登場することが期待されており、ChatGPTのようなAIモデルを訓練、共有、収益化できる分散型AIプラットフォームや、AIが生成したコンテンツをNFTとして発行・取引できるSolanaベースのマーケットプレイスなどが含まれる。さらに、Solana上で構築されたAI駆動の予測モデルや取引アルゴリズムにより、より効率的でアクセスしやすい金融サービスが提供される可能性があるという。

テクノロジー業界の主要企業は、徐々にChatGPT搭載のツールを導入し始めている。Binanceは4月24日にChatGPT「Sensei」チャットボットを導入し、OperaやBraveのような仮想通貨統合ブラウザもAI機能をプラットフォームに統合している。

関連:バイナンスアカデミー、AIチャットボット「Binance Sensei」を導入 ChatGPTの技術活用

ChatGPTプラグインとは

サードパーティーのAPIと連携して、ChatGPTに様々な機能を追加するツールのこと。2023年4月現在、OpenAIやサードパーティが提供する合計13のChatGPTプラグインが利用可能である。サードパーティが提供するプラグインは、ExpediaやOpenTableのような旅行やショッピング関連のサービスを主に扱っている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
09/19 金曜日
13:45
FOMC利下げ後、ビットコイン市場の課題と展望=Glassnode分析
米FOMC利下げ決定後のビットコイン市場をGlassnodeが分析したレポートを発表し、先物・オプション市場の動向、オンチェーン指標から今後のトレンドを予測した。次の方向性を見極める水準として、BTCのコストベースである11万5,200ドルという価格を提示した。
12:00
ステーブルコインに関する税金の基本 仮想通貨初心者こそ覚えておきたいポイント|Aerial Partners寄稿
日本でJPYC・USDCなどステーブルコインの利用が拡大中。仮想通貨にも詳しい税理士が税務上の取り扱いを初心者にもわかりやすく解説。雑所得の計算方法、確定申告の注意点、NFT購入・DeFi運用・他通貨交換時の課税ルールを具体例とともに詳しく紹介します。
11:56
BNBが大台の1000ドル突破、DOGEとXRP ETFの取引量はアナリスト予想を大きく上回る
暗号資産市場でBNB(旧:バイナンスコイン)が過去最高値の1,000ドル突破を達成。バイナンス創業者CZ氏のCEO復帰思惑や「Megadrop」需要が背景に。一方、米国初のドージコインETF(DOJE)とXRP現物ETF(XRPR)が取引開始から驚異的な取引量を記録し、アナリスト予想を大幅に上回る滑り出しを見せた。
11:40
ビットコイン建て分散型予測市場の魅力とは? 研究者が提唱
コンピュータ科学者のシャバシェフ氏が仮想通貨ビットコイン建ての分散型予測市場を提唱。ステーブルコイン建ての機会損失を解決するとして、3つの流動性供給方法を分析した。
11:03
Blockstream、Liquidで挑むアジア太平洋市場──アダム・バックCEOに聞いたEchoXとの連携の狙い
Blockstream CEOアダム・バック氏。ビットコイン拡張ネットワーク「Liquid」でのUSDT活用、RWAトークン化戦略、Echo Xとの提携によるアジア市場展開について語った。
10:50
クラーケン、ICOプラットフォームをローンチへ
仮想通貨取引所クラーケンは、ICOと初期のトークンセールのためのプラットフォームKraken Launchのローンチを発表。ローンチの目的や特徴などについて説明した。
10:15
仮想通貨取引所ブリッシュ、純利益160億円で黒字転換 決算発表
機関投資家向け仮想通貨プラットフォームBullishが2025年4~6月期決算を発表。純利益160億円で黒字転換を達成した。その他「Pudgy Penguins」のオーナーIglooとの提携も開始している。
10:05
メタマスク独自トークン「MASK」発行の可能性、ルービンCEO「予想より早く実現」
コンセンシスのジョー・ルービンCEOがメタマスクの独自トークンMASKの発行が予想より早く実現する可能性を明言。
09:02
PayPalのステーブルコインPYUSD、7チェーンに拡大
決済大手PayPalのステーブルコインPYUSDが、レイヤーゼロのスターゲートブリッジを通じてアプトスなど7つの新しいブロックチェーンに展開。「PYUSD0」として相互運用性を強化。
08:48
仮想通貨関連企業Bakkt、日本市場向けに「bitcoin.co.jp」のドメイン取得を発表
米仮想通貨企業Bakktが当初予定していたbitcoin.jpドメインの権利を放棄し、bitcoin.co.jpドメインの取得を完了したと発表。日本市場向けのプレミアムドメインとして選択。
08:30
ミシガン州の仮想通貨準備金法案が前進、ビットコイン団体は反対表明
ミシガン州議会で仮想通貨準備金法案HB4087が2月以来初めて進展した。州資金の10%投資を認める内容だが、ミシガンビットコイン貿易評議会は全仮想通貨対象のため反対を表明している。
07:50
リップル社、DBS・フランクリンテンプルトンとRWA領域で提携
リップル社は、DBSとフランクリン・テンプルトンとRWA領域でパートナーシップを締結。適格投資家や機関投資家に取引と融資のソリューションを提供することが目的である。
07:15
コインベース、USDC貸出サービスで10%以上の高年利を提供開始
コインベースが仮想通貨USDCの貸出サービスを開始し、年10.8%の高利回りを提供すると発表した。モルフォプロトコルとの連携により、従来の4.1%を大幅に上回る収益機会を提供する。
06:40
ソルメイト、443億円調達でソラナ特化企業に転換 Arkなどが出資
米上場企業ブレラホールディングスがソルメイトに社名変更し、アーク・インベストらから3億ドルを調達してソラナ特化のDAT企業に転換すると発表した。
06:15
エヌビディア、インテルに7400億円投資でAIチップ共同開発へ 株価22%高騰
エヌビディアがインテルに50億ドルを投資し、データセンター向けAIチップとPC向けチップの共同開発を発表した。インテル株は22%急騰し38年ぶりの上昇幅を記録した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧