はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

Web3のクロスチェーンパワーハウス、Ontologyが分散型IDとDeFi製品の主要インフラを解説

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Ontologyのエコシステム

Web3(分散型ウェブ)のクロスチェーンパワーハウス(大国)をビジョンに掲げるOntology(オントロジー)は2日、エコシステムを構成する主要なインフラストラクチャーについて解説した。

Ontologyパブリックブロックチェーン、分散型アイデンティティ(DID)、仮想通貨ウォレットなどのネイティブ機能や、それらを活かした、DeFi(分散型金融)製品をベースに、イーサリアムなどの外部ネットワークとの連携を通じて、相互運用性を高めるために最大限の成果を生み出す戦略を明らかにした。

オントロジーは、設立当初から分散型アイデンティティ(DID)とデータ保護など、Web3インフラを備えたオープンソースプラットフォームの開発に力を注いできた。2023年6月30日には、メインネットのローンチからちょうど5周年を迎えた。

そのエコシステムは、クロスチェーンのユーザー移動とアプリケーション統合に最適化されており、ブロックチェーンの壁を越えて発展する可能性を秘めている。ネイティブトークンである暗号資産(仮想通貨)ONTは、8月1日にオープンしたBinance Japanの初期サポート銘柄に含まれている。

セキュアで自己主権的なデジタルIDを提供する「ONT ID」のユーザー数は160万人を超え、最も広く利用されているDIDソリューションの1つとなっている。ONT IDは、Web3アプリケーション間で相互運用が可能であり、DeFi(分散型金融)におけるアイデンティティとレピュテーション(評判)を強化する利点を持っている。

分散型IDとは

分散型IDとは、中央集権的な身分証明証の発行機関や組織などに依存することなく、自分が誰であるか、また自分に関する情報や保有する資格などを証明・管理することのできる、新たなタイプのIDを指す。

▶️仮想通貨用語集

一方で、「ONTOウォレット」は、分散型ID(DID)の管理ツールとして機能し、複数のプラットフォームに対応している。これは自己所有IDのビジョンを具現化する重要な要素であり、ユーザーが自分自身のデジタルプレゼンスを制御できるようにするものだ。

関連オントロジー、プロジェクト近況を報告|正式ローンチから5周年

DIDのユースケース

また、DIDを活用することで、信頼に基づいたサービスの構築が可能となる。レピュテーション管理を提供する「Orange Protocol」は、分散型エコシステムにおける信頼性と透明性を向上させている。さらに、クロスチェーンの信用管理も可能であり、ONT IDは異なるブロックチェーンネットワーク間での信用情報の検証に活用できる。

このようなDIDに基づいた信用スコアは、DeFi(分散型金融)の領域と相性が良い。デジタル資産向けのDeFiソリューション「Wing Finance」は、利回り創出と資産管理だけでなく、貸し手のリスク審査にDIDを活用するレンディング機能も提供している。そして、イーサリアム、BNBチェーンを含むクロスチェーン展開も行っている。

さらに、イーサリアム(ETH)と完全な互換性を持つレイヤー2ネットワーク「Goshen Network」により、オントロジーとイーサリアムのエコシステム間の相互運用性が強化されている。Goshenは、オントロジーの分散型IDと評判機構にシームレスに対応可能。よりスムーズなユーザーエクスペリエンスの創出を可能にしている。

オントロジーは、イーサリアム仮想マシン(EVM)をサポートし、開発者がイーサリアムのスマートコントラクトで使用されるプログラミング言語であるSolidityを使って、Ontologyブロックチェーン上に分散型アプリケーション(dApps)を構築できるようにしている。

Ontology EVMとGoshen Networkの存在により、イーサリアム上の資産やアプリへのシームレスなアクセスは可能となり、DeFiとWeb3の相互運用が促進される。これにより、分散型の未来に向けたクロスチェーンの革新が加速すると期待されている。

関連オントロジー、イーサリアム仮想マシンを正式ローンチ

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/16 金曜日
06:05
米ウィスコンシン州、460億円超のビットコインETFを全売却 香港企業は買い増し
ウィスコンシン州投資委員会が3.2億ドル相当のブラックロックビットコインETFを完全売却する一方、香港のアベニアは第一四半期に340万株を追加購入し保有拡大。
05:45
イーサリアム、今後の価格動向を示唆する重要なホルダーコスト水準とは?
BlitzzTradingの最新分析によると、過去一週間で高騰していた仮想通貨イーサリアムは現在重要な価格帯に到達。ETHホルダーの平均コストに関連した価格動向が明らかに。
05/15 木曜日
17:44
リミックスポイントが決算発表、経常赤字5.4億円に 来期の暗号資産は強気シナリオ想定
リミックスポイントが25年3月期の決算を発表。暗号資産(仮想通貨)評価損が影響し、5.4億円の経常赤字となった。一方、来期はビットコインETF資金流入やトランプ政権政策を背景に、業績の大幅回復を見込んだ。
17:16
NXPCとは|MapleStory N対応の仮想通貨を解説|買い方・将来性
Nexon発のMapleStory Nで使用される仮想通貨「NXPC」の仕組みや買い方を初心者向けに解説。メイプルストーリーのWeb3版ゲームの経済システムからウォレット設定まで徹底ガイド。
14:00
「イーサリアムにおける重要な転機」BTCS社、ETH保有増やすために最大84億円調達へ
ナスダック上場のBTCS Inc.が84億円規模の転換社債発行で仮想通貨イーサリアム購入戦略を強化。第一弾の調達ではバリデーターノード運用拡大とステーキング収益増加を目指す。
13:15
米民主党、トランプ一族の仮想通貨事業に関する「疑わしい活動報告」提出を財務省に要請
米下院の民主党幹部が財務省に対し、トランプ一族のDeFi事業「WLF」とミームコイン「TRUMP」に関する疑わしい活動報告(SAR)の提出を要請した。民主党は、要請の根拠として「贈収賄、汚職、利益相反」への懸念を挙げた。
13:00
パンテラCEO、ビットコインが米株式市場を凌駕する理由を解説
仮想通貨VC大手パンテラキャピタルの創設者がToken2049で講演。米政権の好意的な政策や市場の割安感から、ビットコインが株式市場を上回る成長をいずれは遂げると分析。
12:00
JPモルガン・Ondoなど、RWAトークン化のクロスチェーン決済実験に成功
チェーンリンク、JPモルガン、Ondo Financeが共同でトークン化米国債ファンドのクロスチェーン決済テストを実施した。DvP取引の効率化とリスク低減を実現するとしている。
11:53
アジア富裕層が仮想通貨投資を拡大、アルトコイン市場は節目を超える
暗号資産(仮想通貨)ビットコインは10万ドル台を堅持し、過去最高値まであとあと6%の位置に迫る。アルトコイン市場も840億ドルの抵抗線を突破し、底打ち反転のシグナルも。UBSの調査ではアジアの富裕層が従来の資産から仮想通貨へ資金を移している現状が指摘された。
11:20
ウクライナ、国家のビットコイン準備金創設へ=報道
ウクライナが国家戦略としてビットコイン準備金創設を進める模様。トルコでのロシア・ウクライナ首脳会談の動きと併せて解説。
11:15
カルダノ創設者ホスキンソン、3700万ウォレットに仮想通貨エアドロップ計画を発表
チャールズ・ホスキンソン氏がConsensus 2025で8つのブロックチェーンをまたぐ「Glacier Drop」を発表。ベンチャーキャピタル排除の新エアドロップ戦略で仮想通貨コミュニティの統合を目指す。
10:30
セイラーのストラテジー社、「ビットコイン戦略でナンバーワンの上場企業へ」=アナリスト
アナリストのジェフ・ウォルトン氏はFTの特集で、ストラテジー社が仮想通貨ビットコインを基盤に市場で最強の企業になると予測。
09:50
リミックスポイント、ビットコインを追加購入 暗号資産保有総額は111億円超に
リミックスポイントがビットコインを5億円分追加購入。イーサリアムやリップルなども含めた暗号資産(仮想通貨)の総保有額は111億円を突破。Web3領域の投資事業を加速。
09:45
イーサリアム価格急騰の3つの要因とは、資産運用会社が分析
仮想通貨イーサリアムの価格急騰の背景には、ステーブルコインとトークン化、Layer 2の進展、投資家のショートポジション解消などが影響。市場動向と成長要因を詳しく解説。
09:31
BTC以外の仮想通貨に分散投資するメリット、Bitwise幹部が考察
ビットコイン以外の仮想通貨にも分散投資を行うメリットをBitwise幹部が考察。インターネット業界の株価の歴史を例に挙げ、大多数の投資家がアルトコインも保有すべきだと主張している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧