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オントロジー、プロジェクト近況を報告|正式ローンチから5周年

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

正式ローンチから5周年

Web3に向けた分散型ID(DID)ソリューションおよびデータ特化型のオープンソースプラットフォームを開発するOntology(オントロジー)は11月24日、設立からちょうど5周年を迎えた。

設立当初よりオントロジーは、Web3のアイデンティティ、データ保護、マネジメントなどの基本的な公共インフラを提供するプラットフォームの開発に注力してきた。今日Web3のインフラ製品の1つである「ONT ID」のユーザー数は160万人を超え、最も広く利用されているDIDソリューションの1つとなっている。

また、オントロジーは当初からクロスチェーン間の接続にも意欲的だ。現在では、Ethereum、Polkadotなどを含め、対応チェーンが35種類まで拡大している。

5年目の節目を迎え、オントロジーがこれまでの進捗を報告しているので、以下にその概要をまとめた。

2021年からの進捗

2021年までの歩み

基礎固めに集中した1年目(2018年)

1年目では、オントロジー1.0のメインネットをローンチし、高性能なパブリック・ブロックチェーンとしてのオントロジーの位置づけを明確にした。オントロジー1.0は、スマートコントラクトをIDで実行できる初のパブリックチェーンであり、DIDソリューションに関するビジョンをこの1年間で体現した。

インフラ構築に着手した2年目(2019年)

2年目では、オントロジーのビジョンが明確化し、より広範なブロックチェーン・エコシステムの中で目指すべき位置を具現化した。

分散型IDとデータプライバシーに焦点を当てた企業プロジェクトをさらに進めることで、メインネットを充実させた他、史上初となるクロスチェーンのテストネットであるWasmテストネットの立ち上げやマルチ仮想マシンの立ち上げ、クロスシャードトランザクション処理への対応も始めた。

関連:仮想通貨オントロジーがこれまでの進捗を総括|メインネットローンチ2周年を記念

グローバル展開を始めた3年目(2020年)

3年目では、魅力的なパートナーシップを通じて、DIDとデータのビジョンを拡大する、クロスチェーンにおけるグローバルネットワークとしての地位を確立。

そのためにイーサリアム、NEAR、NEO、TRON、Klaytn、バイナンス・スマートチェーン、ポルカドットにクロスチェーンのDIDソリューションを展開を行った。また、オントロジー2.0へのアップデート、ユーザーのDIDとONTO Walletを1度のログインで済むよう統合し、ユーザーが自分のIDとデータをコントロールできるようなフレームワークの開発など相互運用性に向けたインフラの改善を完了した。

関連:仮想通貨オントロジーのユースケース拡大に向けて|オントロジー2.0解説

Web3と相互運用性を確立した4年目(2021年)

4年目、オントロジーは「Web3と相互運用性」をテーマにWeb3の幅広いビジョンに合うようにONT IDやONTOウォレットなどの既存の製品に磨きをかけ、ユーザーのプライバシーとデータのセキュリティを優先事項の中心に据えた、分散型かつ相互運用型のインターネットに移行可能なパブリックチェーンとしての地位を確立した。

この地位を確立するために、オントロジー技術チームは21年初頭にオントロジーEVM(イーサリアム仮想マシン)の開発を始めた他、ONT IDを通じて洗練されたアプリケーションや実世界でのユースケースを構築することを容易にするアップデートが行われた。

関連:オントロジー正式ローンチから4年 これまでの軌跡 |Ontology(オントロジー)寄稿

2022年の進捗内容

2022年の進捗は以下の通りである。

①Ontolgy EVMが正式ローンチ

2021年から開発を進めていたOntology EVMが3月に正式ローンチした。Ontology EVMは、イーサリアム上の何千人もの開発者をオントロジーに誘致することを目的として開発された。Ontology EVMによりブロックチェーン間の相互運用性が高まることで、開発者の移行コストの削減、より低いガス代でのオントロジーエコシステムへの参入や、これまで以上に迅速なブロック作成などが可能だ。

EVMへの対応により、Ontologyはほとんどの種類のスマートコントラクトに対応するパブリックチェーンプラットフォームとなり、「Web3開発者により身近でフレンドリーな開発環境を提供する」というオントロジーが目指す世界の実現へ前進した。

関連:オントロジー、イーサリアム仮想マシンを正式ローンチ

②ファンド設立とハッカソン

Ontology EVMのローンチと共に、1,000万ドル(約13.7億円)のONT/ONG相当となるEVMファンドを3月に設立した。EVMファンドに参画するプロジェクトには、技術面、マーケティング面、ビジネス開発などオントロジーからの手厚いサポートを受けることが可能だ。

また、開発者は80万人のユーザーを持つ「ONTO Wallet」や、ユーザー数160万人を達成したオントロジーの分散型デジタルIDアプリ「ONT ID」の活用ができる。

また4月には、主要な開発者コミュニティであるDora Hacksと共同でオンラインハッカソンを開催。このハッカソンには合計26のプロジェクトが参加し、NFT、DAO、ドメインネームといった、人気の高いWeb3分野におけるイニシアチブを取った。

③OWN Infrastructure(独自のWeb3インフラ)発表

6月には、相互運用可能なグローバルブロックチェーンエコシステムを構築するために必要なツールを提供するプロトコル「OWN(Ontology Web3 Network)Infrastructure」を発表した。OWNは、DIDおよびデータソリューションの提供を通じて、Web3における信用、プライバシー、セキュリティの確立を目指していくインフラである。

Web3開発者はOWNを活用することで、Web3アプリケーションを迅速に構築し、基本機能をゼロから作成する手間を省くことができる。また、個人もONTO Walletなどの製品を通じて、シームレスかつ迅速にWeb3にアクセスすることが可能。

OWNは、Web3に関わる様々なステークホルダーがこれまで以上にWeb3へ簡単にアクセスできる環境を提供していく。

関連:オントロジーが構築する、ユーザー所有権を通じた分散型社会|Ontology寄稿

今後

設立当初からDIDを強みとして、それを技術力で支えるオントロジーは、激動するWeb3世界に独自の世界を構築し、DIDやネットワークセキュリティ、プライバシー保護を追求する開発者たちのプラットフォームを構築している。

5年が経過し、オントロジーはOWNのモジュール構築とプロダクト開発を完成させた。現在、オントロジーのプラットフォームはさらに拡大し、今後オントロジー上のWeb3インフラのプロダクトはさらに改善されることが予想される。

オントロジーは今後について、「依然として当初のビジョン(分散化かつ信用に基づいたインフラの構築)とミッション(より多くのユーザーに利益を与える効率的な信用メカニズム構築のために、ブロックチェーン技術を活用したデータとDIDを統合する)を守り、Web3信用エコシステムのインフラと実利に即したWeb3アプリケーションを提供し続け、最終的にトラストレスで信頼性の高い分散型世界を実現を目指す」とのことだ。

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