はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

オントロジー正式ローンチから4年 これまでの軌跡 |Ontology(オントロジー)寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

オントロジーの取り組みを振り返る

これからのWeb3時代では、よりプライベートで安全なインターネットが実現するだけでなく、魅力的なユースケースがどんどん生まれてきます。

いま話題のメタバースは、仮想の人・場所・物で構成された包括的なデジタル空間のことですが、最終的には、個別の仮想世界が相互にリンクし、現実世界と重なり合うようになるでしょう。

そのためには、ユーザーのセキュリティとプライバシーを第一に考え、かつ相互運用可能な仮想世界を実現するためのパブリックチェーンが必要となります。この4年間、オントロジーはまさにそのためのインフラ構築に努めてきました。

基礎の構築に努めた1年目

オントロジー1.0のメインネットローンチは、高性能なパブリック・ブロックチェーンとしてのオントロジーの位置づけを明確にしました。

オントロジー1.0は、スマートコントラクトをIDで実行できる初のパブリックチェーンであり、分散型IDソリューションに関するビジョンを体現しました。

また、オントロジーの重要な側面であるオープンガバナンスモデルの基礎を築くために、オントロジーフレームワークとTrionesコンセンサス・システムに独自のコンセンサスアルゴリズム「VBFT(Verifiable-random-function delegated Byzantine Fault Tolerace)」を導入しました。

関連:仮想通貨オントロジー公認、2020年ロードマップ『アリストテレス』を解説

インフラを整えた2年目

2年目は、オントロジーがビジョンを明確にし、より広範なブロックチェーン・エコシステムの中で目指すべき位置を具現化した年でした。

牽引力を得たオントロジーは、分散型IDとデータプライバシーに焦点を当てた企業プロジェクトをさらに進めることで、メインネットを充実させました。チェーンの技術的応用性を広げるために、5月にはWasmテストネットを立ち上げ、史上初のクロスチェーンのテストネットを開始しています。

それだけに留まらず、この年はマルチ仮想マシンを立ち上げ、10月にはシャーディングデザインを発表し、クロスシャードのトランザクション処理もサポートしました。

関連:仮想通貨オントロジーがこれまでの進捗を総括|メインネットローンチ2周年を記念

グローバル展開を開始した3年目

オントロジーの3年目の目標としては、魅力的なパートナーシップを通じて、分散型IDとデータのビジョンを拡大する、クロスチェーンにおけるグローバルネットワークになることでした。

そして年間を通して、オントロジー2.0を展開し、インフラを改善し続けました。そこでONT IDをアップグレードし、ユーザーの分散型IDとONTウォレットを1度のログインで済むよう統合し、ユーザーが自分のIDとデータをコントロールできるようなフレームワークとしました。これは、相互運用性に向けた大きな一歩であり、ユーザーへ相互にリンクしたシームレスな製品群を提供するものです。

関連:仮想通貨オントロジーのユースケース拡大に向けて|オントロジー2.0解説

7月には、新しいガバナンスとステークモデルを導入し、ONTとONGの両トークンに好影響を与えました。ノードおよびイールドの計算機の提供により、ユーザーはONTOを介してステークすることで得られる可能性のある金額を簡単に見積もることができるようにしました。また、夏の終わりにはONGトークンがユニスワップでローンチされ、オントロジーのトークンは全く新しいユーザー層を獲得しました。年が明けてからは、イーサリアム、NEAR、NEO、TRON、Klaytn、バイナンス・スマートチェーン、ポルカドットにクロスチェーンの分散型IDソリューションを展開しました。

関連:バイナンス、オントロジーと提携 「分散型ID」活用でSTO市場に新たな一手

関連:オントロジーがPolkadotと協業、分散型IDを統合

また、スマートコントラクトのエコシステム開発を加速するため、11月にはPatract Labsと提携しました。続いてDaimler Mobility AGと提携し、モビリティ業界向けに世界初のブロックチェーンベースのモビリティプラットフォーム「MoveX」を開発しました。

関連:分散型ネットワークのオントロジー、自動車大手ダイムラーと提携 デジタルドライブサービス提供へ

年末に向けて、オントロジーの焦点は分散型金融(DeFi)の世界に移りました。

2020年9月に、クレジットベースのクロスチェーンDeFiレンディングプラットフォームであるWingが立ち上がると、そこからWingは著しい成長を遂げました。DAOへのエンゲージメントが増加したことから、オントロジー独自のOScoreクレジットスコアソリューションによるクレジットベースのレンディングも取り入れました。また、業界初の試みである「Wing Inclusive Pool」では、信用スコアが高いユーザーが、実際の担保より大きな額の借入れができる仕組みである「Under-collateralized」を採用しました。

関連:信用に基づくDeFiプラットフォームWing、オントロジーブロックチェーン上で稼働開始

関連:DeFi分野に注力するオントロジー、レンディングサービスをローンチ

Web3とインターオペラビリティを確立した4年目

2021年、オントロジーは既存の製品により磨きをかけ、Web3の広いビジョンに合わせ、ユーザーのプライバシーとデータセキュリティを優先事項の中心に据えた、分散型かつ相互運用可能なインターネットに向けたパブリックチェーンとしての地位を確立しました。

この実現のため、オントロジー技術チームは21年初頭にオントロジーEVM(イーサリアム仮想マシン)の開発を始めました。現在テストネットで公開されているオントロジーEVMは、オントロジーとイーサリアムプラットフォーム間のシームレスな相互運用性を確立し、開発者とユーザーに包括的な体験を提供します。

今回の開発は、既存の仮想マシン(NeoVM、オントロジーネイティブVM、WasmVM)に加え、クロスチェーンで相互運用可能なブロックチェーンとして、オントロジーの地位をより強固にするものとなります。

関連:オントロジー、独自のEVM(イーサリアム仮想マシン)開発完了を発表

またONT IDは、9月にユーザー数が150万人を突破するなど、分散型IDとして大きな支持を得ることに成功しました。21年に入り、世界中の企業がONT IDアプリを採用しており、特に3月に発表された世界的なフリーランスマーケットプレイスのリーダーであるマイクロワーカーズとのパートナーシップでは、労働者が報酬を受け取ったり、資本へのアクセスを拡大したりするのに利用されています。

関連:フリーランサーも仮想通貨で報酬受け取りが可能に、オントロジーがウォレット統合を発表

そして拡大し続けるユーザーベースを促進するために、ONT IDはアップグレードを実施しました。それによってユーザー体験を向上させるとともに、開発者がONT IDを通じて洗練されたアプリケーションや実世界でのユースケースを構築することを容易にしました。現在、ONT IDに統合されているオントロジー製品は以下の通りです。

  • ONT Login」の新機能により、ウェブサイトやアプリケーションのトラストレスなユニバーサル認証ができ、ユーザーはパスワードを覚える必要なく、複数のプラットフォームに同時ログインが可能。
  • ONT TAG」は、オントロジーが開発したオンラインID検証のための新しい分散型ソリューションで、アプリケーションがKYC検証などのユーザーの検証可能な認証情報へのアクセスを可能にするとともに、ユーザーが独自に情報を承認することでプライバシーを保護。
  • OScore」は、信用度を測るために使われるDeFiのクレジットスコアで、さまざまな種類のオンチェーン・トランザクションデータを使ったスコアを計算。
  • 関連:オントロジーが新たな分散型IDソリューションをリリース

    また、他のパートナーシップもオントロジーの強みになっています。最近では、複数の交通手段での移動を簡素化するために設計された企業間モビリティ・ブロックチェーン・プラットフォームであるbloXmoveと提携し、都市交通アプリに分散型IDを導入しました。また5月には、次世代音楽ストリーミングサービスとNFTプラットフォームを提供するROCKIと提携しています。ROCKIはオントロジーの分散型IDソリューションを使用して、悪質な業者がアーティストになりすましたり、非正規のNFTを販売したりするのを防ぎます。

    関連:オントロジー、モビリティ用ブロックチェーン開発のbloXmoveと提携

    コミュニティメンバーの大幅な増加

    21年1月には、ウェブベースのOntoウォレットの開設を発表し、何百万人ものユーザーがウェブブラウザーからアクセスできるようになりました。これはクロスチェーンの資産やdAppsをサポートする史上初のウェブウォレットであり、同時にユーザーの間で高まっている非中央集権的なIDとデータの需要にも対応しています。

    また、分散型エアドロップ配信ツール「ONTO Anydrop」を発表しました。これにより、複数の主流ブロックチェーンにおいて、1回の取引で最大100のアドレスに迅速かつ安全にアセットを送信することができます。

    これらの重要な成果により、ONTOウォレットのユーザーやコミュニティメンバーが大幅に増加しました。ONTOウォレットのTwitterアカウントには、現在11万人以上のフォロワーがいます。

    OntologyのDeFiレンディングプラットフォームであるWingも、今年で1周年を迎えました。この1年間、Wingはイーサリアム、OKExChain、そして最近ではバイナンス・スマートチェーンでもサービスを開始し、クロスチェーンプラットフォームの名に恥じない活動を行ってきました。さらに、あらゆる資産を契約化して貸し出すことができるDeFiの新商品「Any Pool」も発表しています。

    日本市場に本格参入

    21年6月には、日本に拠点を置くリアルタイムクラウドストレージの在庫管理アプリケーションを提供するZAICOとの提携を発表しました。また、日本の民間ITコンサルタント企業であるAP.LLCとも提携し、新たに日本人アドバイザーの喜多尾高恭氏を採用しています。

    関連:オントロジー、日本企業ZAICOへ技術提供を開始

    オントロジーの日本市場における成長は、ONTが日本の仮想通貨取引所であるディーカレット上場ニュースを含む、一連の発表を受けて加速しています。日本初となるONTの上場は、オントロジーと成長する日本のコミュニティにとっての大きな節目となりました。

    関連:ディーカレット、国内初となる仮想通貨オントロジー(ONT)の上場予定を発表

    21年7月にはONT/JPY取引ペアが稼働し、40,000以上のONT取引量が発生しました。8月には、日本の仮想通貨取引所、Huobi JapanにもONTが上場しています。

    関連:Huobi Japan、仮想通貨オントロジー(ONT)上場へ

    今後の展望

    ここまで見てきたように、これまでの4年間は非常に多くの成果がありました。

    オントロジーのこの成功を支えているのは、間違いなくオントロジーのコミュニティの皆様です。次の時代の新たな一歩を踏み出すにあたり、私たちは時の試練に耐えてきた老舗のブロックチェーンとしての誇りを持っています。

    Web3の時代に向け、私たちは新しいWebのニーズを促進することができるチェーンであると信じています。私たちのプロトコルや製品が、この変革を促進し続けることだけでなく、より多くの人々が分散型IDとデータの革命に参加することを、オントロジーチーム一同楽しみにしています。

    CoinPost App DL
    厳選・注目記事
    注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
    01/08 木曜日
    13:05
    仮想通貨詐欺容疑者が中国に送還、カンボジアでの逮捕とその背景
    数十億ドル規模の仮想通貨詐欺を指揮した陳志氏がカンボジアから中国へ送還された。この件では米国が関連資金をハッキングで押収した可能性を中国が指摘していた。
    11:13
    イーサリアム、フサカアップグレードの最終段階完了 Blob容量を拡大
    イーサリアムが1月7日、フサカアップグレードの最終段階となるBPO2フォークを実施。ブロックあたりのBlob上限を21に拡大し、レイヤー2ネットワークのデータコスト削減を実現。
    10:05
    バビロン、ビットコイン運用新インフラでa16zから24億円資金調達
    ビットコイン運用プロトコル「バビロン」がa16zから1,500万ドルを調達した。ネイティブBTCを担保利用できる新インフラ「BTCVaults」を展開する。
    09:50
    ロイズ銀行、トークン化預金で英国初の国債購入を完了
    英国ロイズ銀行が仮想通貨取引所アーカックスと提携し、トークン化預金による国債購入を完了。英国初の公開ブロックチェーン上でのポンド建て預金トークン化を実現し、伝統的金融とデジタル資産の融合を実証した。
    09:45
    JPモルガンのJPMコイン、カントンネットワークでの発行を計画
    JPモルガンとデジタルアセット社は、預金トークンJPMコインをカントンネットワークのブロックチェーン上で発行する計画を発表。今後の予定などを説明している。
    09:30
    予測市場ポリマーケットがダウ・ジョーンズと提携、ウォール街紙に予測市場データ掲載へ
    予測市場プラットフォームのポリマーケットがダウ・ジョーンズと初のメディア提携を発表した。WSJなどの大手紙に予測データが掲載され、上場企業の業績予想などに活用される。
    08:10
    ワールド・リバティが米銀行免許申請、ステーブルコインUSD1事業で
    トランプ一族関与の支援のワールド・リバティ・ファイナンシャルが通貨監督庁に信託銀行免許を申請した。流通額33億ドル超のステーブルコインUSD1の発行・管理を行う計画で機関投資家向けサービスを展開。
    07:40
    今年の仮想通貨相場の上昇継続に必要な3つの条件、Bitwise幹部が分析
    Bitwiseの最高投資責任者は、6日に定例のメモを公開。2026年に仮想通貨相場が持続的に上昇するためには3つの条件を満たす必要があるとの見解を示した。
    06:50
    ナイキ、子会社RTFKTを売却 NFT事業から完全撤退=報道
    ナイキが2025年12月にNFT関連子会社RTFKTを売却したことが明らかになった。2021年に買収した同社は約75億円の収益を上げたがNFT低迷により事業停止を決定していた。
    06:20
    ソラナ特化型ウペクシ社、高利回り戦略に移行へ
    ナスダック上場のウペクシが2026年にソラナ財務の利回りを大幅に向上させるリスク調整型高利回り戦略を実施すると発表した。保有量は217万SOLに増加。
    06:05
    米CNBC番組、XRPを年間最注目の仮想通貨銘柄と評価
    CNBCがXRPを2026年の最も熱い仮想通貨取引銘柄と評価した。XRP現物ETFは上場以来一度も資金流出がなく累計純流入額は12.5億ドルに達している。
    05:35
    米上院2委員会、仮想通貨市場構造法案の修正審議を1月15日に実施予定
    上院農業委員会が1月15日に仮想通貨市場構造法案の修正審議を実施する予定。上院銀行委員会も同日に審議を予定しており、両委員会で可決されれば上院全体の投票前に調整が行われる。
    01/07 水曜日
    17:11
    中国人民銀行、2026年に仮想通貨取引監視強化へ
    中国人民銀行が1月5日から6日に開催した2026年工作会議で、仮想通貨取引の監視強化を重点業務として明記。2025年に詐欺・ギャンブル関連の資金管理と仮想通貨監督を強化したことを総括し、2026年も引き続き違法犯罪活動の取り締まりを継続すると表明した。
    17:00
    Binance Japan、TAO(ビットテンソル)国内初取扱いへ|仮想通貨AI銘柄の特徴と将来性
    Binance JapanがBittensor(TAO)の国内初取扱いを開始。Bitcoin同型の供給設計を持つ分散型AIインフラ銘柄の特徴、将来性、リスクを解説。グレースケールのETF申請動向も紹介。
    16:38
    イーサリアム現物ETF、約178億円の純流入で3日連続プラス
    イーサリアム現物ETFが1月6日に約176億円の純流入を記録し、3日連続のプラス。ブラックロックETHAが約307億円で主導。ビットコインETFは同日流出に転じた。
    通貨データ
    グローバル情報
    一覧
    プロジェクト
    アナウンス
    上場/ペア
    重要指標
    一覧
    新着指標
    一覧