オントロジー国内初上場
株式会社ディーカレットは13日、運営する暗号資産(仮想通貨)取引所にて、オントロジー(ONT)の現物取引を7月中に取り扱い開始することを発表した。
現物取引(取引所)との表記があることから、販売所ではなく、個人投資家同士の板取引にも対応するものと見られる。現在、ディーカレットで板取引可能な銘柄は、ビットコイン、イーサリアム、XRPの3種類。
オントロジーは現在、国内の暗号資産交換業者で上場されておらず、ディーカレットが国内初上場となる予定だ。上場当日より、オントロジー取扱い開始・記念キャンペーンの開催を予定している。
Ontology(ONT)とは
オントロジーは、アイデンティティとデータの分散管理に特化した高性能なオープンソースのブロックチェーンで、企業のニーズに合わせたエンタープライズ・ブロックチェーンを設計できる柔軟性を持つ点が特徴。
独自動車メーカーのダイムラー社をはじめ様々な企業とパートナーシップを締結しており、分散型データ管理の分野での幅広い利用が期待されている。
オントロジーはデュアルコインシステムを採用しており、プライマリコインであるONTの総供給量は10億ONTで、そのうちの約80%が現在流通している。
関連:仮想通貨 Ontology(ONT/オントロジー)とは|今後の将来性について
ディーカレットとは
ディーカレットは18年1月、安全性と利便性を備えたデジタル通貨取引のスタンダードとなる「デジタル通貨のメインバンク」を目指して設立された。
19年4月より提供している暗号資産の現物取引(販売所)サービスでは、5種類9銘柄の暗号資産を取扱い、同年8月には暗号資産から電子マネーにチャージできるサービスを開始。
さらに、2021年にはマイニングマシンの販売・運用サービス、現物取引(取引所)サービスを開始し、すべての人のデジタル通貨活用を促進する独創的な商品開発にチャレンジしている。