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FTXサム前CEO、米国政治献金疑惑で再告発

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

選挙資金の不正提供を含むための追起訴

米司法省は14日、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOに対する追加の起訴を行った。主張内容は、同氏が数十億ドル規模の顧客資金を不正に流用し、その中から2022年の米中間選挙前に米国の民主党と共和党への政治献金として計1億ドル以上を供出したというものだ。

2022年12月にバンクマン=フリード氏は8つの罪状で起訴されていた。米司法省からは詐欺やマネーロンダリング、選挙資金の不正提供の容疑で、そしてFBIからは、電信詐欺や商品詐欺、証券詐欺、連邦選挙委員会に関連した違反を含む複数の容疑が含まれた。

しかしながら、先月、バハマとの引渡し協定を遵守すべく、司法省は選挙資金関連の容疑を一旦取り下げた。今回の追加起訴は、新たな詐欺やマネーロンダリングの告発の一部として、再びこの問題を取り上げている。

FOXビジネスのEleanor Terrett記者が明らかにした文書によれば、バンクマン=フリード被告は仮想通貨の規制を自身の利益に繋げる目的で、主要二大政党への献金を行っていたとされる。

新たな起訴状には、FTXの顧客資金を横領するなど、一連の不正行為が詳細に記述されている。その中で、数十億ドルもの顧客資金が自身の個人的利益、FTXの運営資金、そして投資に流用されていたとされている。

顧客資金の流用について、新たな起訴状には以下のように記載されている。

FTXの財務には、彼自身が取引所から顧客資金を不正に流用したために生じた数十億ドルの不足があったが、彼は2022年11月のFTXの破綻まで、不正に流用された顧客資金を自分の投資、買収、選挙献金の支払いに使い続けた。

FTXとは

バンクマン=フリード被告が率いていた仮想通貨取引所。2019年の創設後、急速に頭角を表し、業界最大手バイナンスに次ぐ大手取引所へと成長していた。その後に経営破綻し、昨年11月に破産申請を行なっている。

▶️仮想通貨用語集

関連:仮想通貨市場に激震、アラメダショックとFTX騒動の動向まとめ

フリード被告の進捗

バハマから米国に身柄を引き渡されたバンクマン=フリード被告は12月22日、約330億円(2億5千万ドル)の保釈金で釈放され、カリフォルニア州の両親の家で厳しい監視下に置かれた。

2023年1月3日、ニューヨーク連邦裁判所での罪状認否で、同被告は詐欺など8つの刑事告発について無罪を主張した。なお、証人への干渉の疑いで8月11日に拘束され、再度刑務所に収監されている。

関連:証人へのオンライン接触、米司法省がFTXサム前CEOに禁止要請

詐欺などに意図があったのかなどは10月から開始する初公判で明らかになる。8つ全ての容疑で有罪判決を受けた場合、最大115年の禁固刑が科される可能性もあるが、それぞれの容疑で最大刑期が蓄積されることはないとの見方もある。

関連:FTXサム前CEO、罪状認否で無罪を主張

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