はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

証人へのオンライン接触、米司法省がFTXサム前CEOに禁止要請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

メッセンジャーアプリの使用禁止要請

米司法省は27日、暗号資産(仮想通貨)取引所FTXのサム・バンクマン=フリード前CEOによる従業員関係者との連絡を禁止するよう連邦地裁判事に要請した。証人等買収罪につながる可能性があるという。

バンクマン-フリード被告はFTX USの顧問弁護士であるリーン・ミラー氏に1月15日にメッセンジャーアプリ「Signal」で以下のようなメッセージを送付。今後の証人喚問で有利な発言をするよう働きかけたとみられている。

互いに再び歩み寄り、建設的な関係を築く方法がないか確認したい。可能であれば互いをリソースとして利用し、少なくとも互いを精査したい。

米連邦検察当局が連邦地裁判事宛てに提出した文書によると、検察側はバンクマン=フリード被告の保釈条件の変更を求めている。バンクマン=フリード被告は「他のFTXの現従業員および元従業員」とも接触したと見られており、メッセンジャーアプリ「Signal」を含む通信アプリ全般の使用禁止が要請されている。

バンクマン=フリード被告は約330億円(2億5千万ドル)の保釈金にサインして、22年12月22日に保釈されたが、現在の保釈条件は被告が事件の証人と接触することを制限していないという。

関連:FTX前CEOサム氏、330億円で保釈

検察はまた、12月に司法取引に応じていたAlameda Researchの元CEO Caroline Ellison氏の証言を引用。バンクマン=フリード被告はSignalや別のメッセンジャーアプリSlackを熟知しており、従業員に対してメッセージの自動削除機能を設定するよう指示していたと説明した。

関連:アラメダの元CEOエリソン氏ら、刑事責任を認める

58億円の資金移動

検察はまた、バンクマン=フリード被告がFTX USのバランスシートの穴を埋めるべく、姉妹会社Alameda Researchから4,500万ドル(58億円)を送付するよう指示したコミュニケーションチャネルを、ミラー弁護士が閲覧できていたことを指摘。「自分に不利な証言をする可能性のある証人との関係を改善するための被告人の努力自体が、証人詐称になる可能性がある」と主張した。

FTXは11月11日に米連邦破産法11条(チャプターイレブン)にもとづいた破産申請を行ったが、当時から一環してバンクマン=フリード被告は米国版「FTXUSが完全に支払能力を有している」と強調してきた。

1月12日のブログ投稿でバンクマン=フリード被告が「FTX USのユーザーがまだ完全に回復しておらず、資金を取り戻していないのはばかげている」と主張したことを引用して、検察は「FTX.USのバランスシートの明らかな穴を埋めるために、Alamedaの資金を移動したことを公表していない」と批判した。

関連:「大失敗した」FTXのサムCEOが謝罪

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
12/12 金曜日
16:19
ソラナ公式が「XRP登場」を発表 wXRPが同日ローンチ
ソラナ公式が12日、XRP統合を発表。ヘックス・トラストもwXRPのソラナローンチを同日発表し、1億ドル超のTVLを確保。レイヤーゼロ技術を活用したクロスチェーン機能で、ソラナDeFiでのXRP利用が実現へ。
15:10
Animoca Brands Japan、ビットコイン分散型金融「Solv Protocol」とMOU締結
アニモカジャパンはSolv ProtocolとMOUを締結し、企業のビットコイン保有・運用を支援するDAT領域で協力を拡大。BTCFi活用による財務戦略の高度化を目指す。
14:57
米CFTC、ポリマーケットなど4社にデータ規制で柔軟対応
米CFTCが予測市場運営4社にノーアクションレターを発行し、特定の記録保管要件を免除。業界全体の取引高は2025年1-10月で279億ドル(約4兆2000億円)に達し、急成長が続いている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧