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バイナンス、ロシア市場から完全撤退へ 仮想通貨取引所CommEXへ事業売却

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

バイナンスがロシアから撤退

大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは27日、CommEXという新しい仮想通貨取引所にロシア事業を全て売却することに合意したと発表した。

今後のことを考えた時に、ロシアでの事業はバイナンスのコンプライアンス戦略に合わないと認識したと説明。収益の分配を受けたり、株式を買い戻したりすることをせずに、完全にロシアから撤退するとした。売却額は非開示にすると述べている。

既存のロシアユーザーはこれから移行手続きを行うことになるが、スムーズに進むように移行に最大1年の期間を設けるという。そして、ロシアユーザーの資産は全て安全に保護されると説明した。

これから数カ月かけて、バイナンスはロシアの事業を終了させる。バイナンスの最高コンプライアンス責任者は、以下のようにコメントした。

我々は、長期的にWeb3業界が成長すると今でも確信している。

これからはロシア以外の100超の国々における運営に特化していく。

関連:Binance Japanが国内戦略を発表、「Web3普及とステーブルコイン事業」に注目

また、バイナンスのチャンポン・ジャオ(CZ)CEOも本件についてコメント。スムーズな移行を約束し、ユーザーの資産は安全であることを強調している。

なお、バイナンスのロシア撤退の可能性については、先月末に報じられていた。

関連:仮想通貨取引所バイナンス、ロシア市場撤退を検討か=WSJ

CommEXについて

CommEXは、26日に正式にローンチを発表したばかりの仮想通貨取引所。公式ウェブサイトのプロダクトの欄には現物取引、先物取引、P2P取引の記載がある。

P2Pとは

仮想通貨領域におけるP2Pとは、仲介者を介さずに利用者同士が直接取引できる形態を指す。他にも、中央サーバーを介さず、接続されたコンピューター同士がコミュニケーションをとるネットワーク形態を指すこともある。

▶️仮想通貨用語集

現物取引については「ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨を高い流動性で取引できる」と説明。先物取引で利用できるレバレッジは最大500倍だ。

CommEXについてバイナンスが詳細を説明していないこともあり、CommEXがどんな企業なのか、コミュニティらの間で憶測が広がっている。例えば、プライバシーに関するウェブページが、バイナンスとCommEXで似ていると指摘する声が上がった。

一方で、両社の関係は明らかにされていない。

バイナンスが注目する国

ロシア撤退とは別のニュースだが、バイナンスの最高マーケティング責任者(CMO)は「トルコのイスタンブールは仮想通貨のハブ(中心地)の1つである」と評価した。CMOにインタビューした「CoinDesk」が27日に報じている。

仮想通貨を保有している人々や取引所だけでなく、スタートアップのエコシステムや投資が活況であると指摘。トルコは学べることが多い市場だと述べ、こういった理由から11月に同国でイベントを行うなどと説明した。

CMO自身はすでにイスタンブールが仮想通貨のハブの1つになっていると思うと述べている。

関連:三菱UFJ信託銀行、バイナンスジャパンと協業で新たなステーブルコイン検討へ

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