CoinPostで今最も読まれています

USDCガス代のL1チェーン「XION」、サークル社からの出資を発表

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Web3をメインストリームへ

L1ブロックチェーン「XION」を開発するBurntは5日、米ドルステーブルコイン「USDC」を運営するサークル社から戦略的投資を受けたことを発表した。

XIONは、USDCをツールに組み込んでメイン通貨に使うブロックチェーン。出資額は明かされていないが、サークル社の支援も受けながら、XIONをメインストリームに普及させていくという。

開発はまだテスト段階で、今年8月にテストネットを一般向けにローンチしたことを発表。XIONは今後も開発を続け、メインネットのローンチを目指していく。

XION上に構築される全てのプロダクトは、価格をUSDC単位で表示する。Web3に馴染みのない新しいユーザーを取り込むために、法定通貨に近い表示を行うとした。

一方、ブロックチェーンの運用には「XION」というトークンを使用すると公式サイトに記載している。XIONはステーキングやガバナンスなどに利用。ブロックチェーンのユースケースはゲーム、オンチェーンコミュニティ、メンバーシップのサブスクリプション、ロイヤルティプログラムに特化するという。

今回出資したサークル社のベンチャーキャピタル部門「Circle Ventures」のトップは、以下のようにコメントした。

我々は、Web3特有の難しさをなくし、ユーザーが容易に使えるプロダクトを作る開発者をサポートするというミッションを持つBurntをサポートしていく。

開発者はXIONのベータ版でUSDCを活用しながら、広く普及させることができるアプリを開発することが可能だ。

関連米サークル『競争激化のステーブルコイン市場で優位性を保つ秘訣』|WebXインタビュー

XIONについて

XIONはコスモス(ATOM)の開発キット「Cosmos SDK」を使用。BurntのCEOは今回の発表で、XIONの長期的なビジョンはブロックチェーン特有の参入障壁をなくし、Web3のメリットを活用して、ユーザーが使いやすいアプリを提供していくことだと述べている。具体的にはクレジットカードで取引ができたり、シームレスにアカウントが作れたりするといった内容だ。

オンチェーン上のアクティブなウォレットの数は、発表時点で20万超。200万以上のブロックをすでに生成しており、100万超のトランザクションをシームレスに処理してきたと述べている。

エコシステムのパートナーの数は75超。公式サイトには1,100万ドル(16億円)以上の出資を受けたと記載しており、サークル社以外にも、アニモカブランズやHuobi Capitalらから支援を受けている。

ステーブルコインとは

価格が常に安定するように設計された仮想通貨のこと。法定通貨または仮想通貨に価値が裏付けられていたり、アルゴリズム等で価格を安定させたりする様々なステーブルコインが開発されている。

▶️仮想通貨用語集

関連初心者にもわかるステーブルコインとは|特徴やユースケースを解説

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/27 土曜日
21:00
OKCoinJapan 5月にオプティミズム(OP)取扱い開始へ
OKCoinJapanが暗号資産(仮想通貨)オプティミズム(OP)の取扱いを開始へ。イーサリアムのレイヤー2ソリューションとして、その技術はCoinbaseが支援するBaseやバイナンスのopBNBの基盤に使用されている。OPのユースケースや今後の展望も言及。
17:20
機関投資家のDeFiリスク管理を強化、Fireblocksの新セキュリティ機能
FireblocksがDeFi製品にdApp ProtectionとTransaction Simulationを追加。リアルタイム脅威検知と安全なトランザクション実現で、機関投資家のオンチェーン活動をサポート。
13:00
BAYCで知られるYuga Labs、事業再編でチームメンバー削減 
Yuga Labsは、事業再編の一環としてチームメンバーの一部を削減した。「より小規模で機敏でクリプト・ネイティブなチーム」にする意向だ。
10:30
米国で仮想通貨発行の推奨事項5ヶ条、a16z明かす
大手ベンチャーキャピタルa16zは、米国で仮想通貨トークンを発行する際の推奨事項を挙げた。特に証券性など米SECをめぐる対処を中心としている。
09:30
ビットコインRunesデビュー1週間、200億円以上の手数料生み出す
手数料については、ミーム仮想通貨取引への高い需要が原因で、4月初めの5ドルから平均40ドルまで高騰している。ビットコインのマイニング報酬が半減し、収益が大幅に減少する見通しとなっていた採掘業者にとっては朗報だ。
08:00
半減期後のBTCのリターン、Nansen主席アナリストが分析
半減期後の仮想通貨ビットコインのリターンを、ブロックチェーン分析企業Nansenの主席リサーチアナリストが分析。半減期後250日までが最もリターンが高いという。
07:30
円安で1ドル158円台に、米ハイテク株高 来週FOMC金利発表|金融短観
本日の米国株指数は反発。エヌビディアやアルファベットなど大手IT株がけん引役となった。前日発表の米1-3月期GDPは予想を下回って悪材料となっていたが、昨夜発表の米3月PCEデフレーターはほぼ予想通りだった。
05:55
パンテラ、FTXの仮想通貨ソラナを追加取得
FTX破産財団はこれまですでにロックアップされた仮想通貨SOLの約3分の2を手放した。その多くは4年後に完全にアンロックされる見込みだ。
04/26 金曜日
14:22
「ミームコインは危険なカジノのよう」米アンドリーセン・ホロウィッツCTOが警鐘鳴らす
米大手VCアンドリーセン・ホロウィッツの エディ・ラザリン最高技術責任者は、ミームコインを「危険なカジノ」に例え、仮想通貨エコシステムから「本物の起業家」を遠ざける可能性があると主張した。
14:00
米FBI、マネロン防止ルール非遵守の仮想通貨サービスに注意喚起
米連邦捜査局は、マネーロンダリング防止基準を遵守していない仮想通貨送金サービスを利用しないよう、アメリカ国民に対して呼びかけた。
12:55
BTC半減期後に最初に採掘されたSatoshi、3億円超で落札
仮想通貨ビットコインの半減期後に最初に採掘されたSatoshiがオークションで3億円超で落札。Ordinalsの誕生によって、今はレア度の高いSatoshiに需要が生まれている。
12:32
ビットコインの反騰失速、ブラックロックのETF(IBIT)への資金流入が初めて途絶える
暗号資産(仮想通貨)市場では、自律反発のビットコインが日足50SMAを抜けられず再反落。ブラックロックのビットコインETF「IBIT」への資金流入は、ローンチ後71日間で初めて途絶えた。
10:15
著名な「Buy Bitcoin」のサイン、1.6億円で落札
「Buy Bitcoin」と書かれた著名な法律用箋が、オークションで1.6億円で落札された。仮想通貨ビットコインで入札され、正確な落札価格は16BTCである。
09:40
フランクリン・テンプルトンの600億円規模「BENJI」トークン、P2P送信可能に
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトンは、米国政府マネーのトークン化ファンドFOBXXで資産のピアツーピア送信を可能にしたと発表した。
08:30
強気相場継続の兆しか? パンテラが新たな仮想通貨ファンドで1500億円以上調達計画
2024年の仮想通貨相場感が2023年から好転しておりVCの調達案件も着実に増えている状況だ。昨日、野村グループのLaser Digitalが主導するラウンドで、zkSync Era基盤のWeb3ゲーム開発会社Tevaeraは500万ドルを調達した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア