はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

『バーンレート底上げのため、今年中のビットコイン100万円突破は難しい』仮想通貨投資会社CEO Novogratz

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの低調は、『バーンレート』底上げのため
ゴールドマンサックスの元トレーダーNovogratz氏は、ビットコイン100万円が難しい理由として、「自社のバーンレートを満たすため、保有BTCを売却して資金確保する場合があり、BTC価格が抑制される」などと指摘した。
仮想通貨市場の見通しは明るい
2019年には機関投資家の資金が仮想通貨市場に行き渡り、第2四半期にはビットコインも9千ドルまで価格を戻すという。その証拠として、Novogratz氏はヘッジファンドによるCoinbaseへの大規模投資を挙げた。

ビットコインの低調は、『バーンレート』底上げのため

昨日10/5(水)、ニューヨークで開催されたThe Economist誌主催のFINANCE DISRUPTED 2018にて、有名投資家のMichael Novogratz氏(以下Novogratz氏)が、ビットコインや仮想通貨市場の今後について語りました。

仮想通貨専門の商業銀行「Galaxy Investment Partners」CEOで億万長者のNovogratz氏は、「(ビットコインが)今年中に9千ドル(約100万円)を突破するのは難しい」と指摘しました。

ビットコインは、2018年だけで-53%も価格を落とし、現在75万円付近で取引されています。

世界最大級の金融機関ゴールドマン・サックスのマクロトレーダー(主要経済傾向や政治動向を見据え、マクロ指標の予想に基づき各種市場で投資を行う)であったNovogratz氏によれば、自社の『バーンレート』を満たすため、保有ビットコインを売却して資金確保する場合があり、そのために価格が抑えらえているのだと指摘しています。

バーンレートの影響

『バーンレート』は、資本燃焼率とも訳され、ある会社の運営に必要な一ヶ月あたりの資金のことを指し、ベンチャーキャピタルがスタートアップへの出資を判断する際などに使われる、経営状態の指標の一つとされています。

Novogratz氏によれば、今年充分な収入を得られなかった企業が、ビットコインを売り払って現金化しているのです。

おそらく、昨年の仮想通貨ブームのようにはいかなかったのでしょう。

Novogratz氏、仮想通貨市場を明るく見通す

Novogratz氏は、2018年に仮想通貨市場全体の時価総額は2兆ドル(約230兆円)まで膨らみ、ビットコインも4万ドル(約460万円)まで上がると予想していた時期もありましたが、その後大幅に下方修正して、適正市場時価総額は8千億ドル(約92兆円)とし、2019年もこの規模に留まるだろうと述べました。

現在の市場総額は、その規模にも至ってはおらず、現時点で2千億ドル(約23兆円)程度です。

それでもNovogratz氏は弱気ではありません。

2019年には機関投資家の資金が仮想通貨市場に行き渡り、来年後半には昨年のような「仮想通貨に投資しないと取り残される」ような気運が戻るだろうと言及しています。

Novogratz氏は来年の第2四半期までには、ビットコインも9千ドル(約100万円)まで価格を戻すと考えています。

その証拠の一つとして、情報通で知られるヘッジファンドのTiger Globalが仮想通貨取引所Coinbaseに対し、5億ドル(約570億円)もの投資を行ったと指摘しました。

「Coinbaseに対する投資は約8900億円の査定が出ている。Tiger Globalは賢く、普通の投資家ではない為、この評価は重要だ。」

「来年には、年金基金や寄金も市場に入ってくる可能性がある。でなければ文字通り、僕は裸足でここに戻ってくることになるだろうね。」

CoinPostの関連記事

大手投資家、ビットコインの価格下落を予想するも相場は上昇傾向に向かう
NationsSharesの代表で投資部門のリーダーも務める投資家Scott Nations氏は、ビットコインのショートポジションを張って投資を行なったと述べたが、予想に反して価格は緩やかな上昇に向かっていると述べた。
Bloombergと億万長者のNovogratz氏:仮想通貨インデックスを開始・10種類の通貨を取扱い
Novogratz氏とBloomberg社は仮想通貨インデックス、Bloomberg Galaxy Crypto Indexを設立しました。このインデックスはビットコイン、イーサリアムなどの時価総額が大きい10種類のコインを取り扱います。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/11 火曜日
07:02
仮想通貨投資商品、先週は約1800億円の資金が純流出
CoinSharesは、ETFなどの仮想通貨投資商品全体への先週における資金フローは約1,800億円の純流出だったと報告。ビットコインとイーサリアムの商品が流出を主導した。
06:40
コインベース、トークン販売プラットフォーム開始、第1弾は仮想通貨モナド(Monad)
コインベースが個人投資家向けトークンセール・プラットフォームを立ち上げた。米国の個人投資家が2018年以降初めて公開トークンセールに参加でき、第1弾としてモナドのセールを11月17日から実施する。
06:15
Bakkt決算、黒字転換で売上高27%増 事業再編が完了段階に
堀田丸正の筆頭株主Bakkt(バックト)が第3四半期に売上高4億220万ドル、調整後EBITDA2,870万ドルを達成し黒字転換した。ロイヤルティ事業を売却し、機関投資家向け仮想通貨インフラ企業やAIサービスへの転換を進めている。
05:55
米財務省、仮想通貨ETFのステーキング報酬分配を正式承認
米財務省とIRSが仮想通貨ETPによるステーキングと報酬分配を承認する新ガイダンスを発表した。イーサリアムやソラナ、ADAなど主要資産が対象で規制された枠組み内で投資家に報酬を提供できるようになる。
05:33
トム・リー率いるビットマイン、イーサリアム保有量が総供給量の2.9%に
ビットマインが仮想通貨イーサリアム保有量350万ETHに達し、供給量の2.9%を保有。
11/10 月曜日
18:00
ステーブルコインの正式認可を背景に、通貨の新時代をテーマとした金融カンファレンス「MoneyX(マネーエックス)」開催決定
MoneyX 2026年2月27日開催、日本円建ステーブルコインの社会実装を議論する次世代金融カンファレンスが発表された。WebX実行委員会主催、JPYC・Progmat・SBI・CoinPost企画運営。参加無料、オフライン限定。
17:45
メタマスクのガス代とは?初心者向けに仕組みと節約方法をわかりやすく解説
メタマスクで暗号資産を送金する際に必要な「ガス代」を初心者向けに解説。イーサリアム、Polygon、Solanaなど各ネットワークで必要なトークンの違いや、リアルタイム確認方法、手数料を節約するコツまで図解付きでわかりやすく紹介します。
17:00
WebX 2025開催記念、ショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズを公開
未来への問いかけ 大型カンファレンス「WebX 2025」の開催を記念して制作されたショートフィルム『#ThinkFuture』シリーズが、CoinPostとあたらしい経済が共…
16:44
音楽業界初のIEO「Fanpla」販売結果は申込倍率9倍に 11日にコインチェックで取引開始
国内9例目、音楽業界初のIEOとなったFanpla(FPL)の販売結果が発表された。申込倍率は9.06倍、申込総額は90.6億円に達し、28,523口座が参加。11月11日に取引開始予定。
16:36
米CFTC代行委員長、レバレッジ付き仮想通貨現物取引の導入を推進
米CFTCのファム委員長代行が、レバレッジ付き仮想通貨現物取引を来月にも開始する方向で調整中と確認。CMEやコインベースなど規制取引所と協議を進め、長年禁止されてきたレバレッジ現物取引を「管理」へ移行させる規制上の節目に。
15:41
5つのXRP現物ETFが上場準備完了、11月中の米国デビューなるか
フランクリン・テンプルトンなど大手5社のXRP現物ETFがDTCCに登録完了。11月中の取引開始に向け最終段階、機関投資家の関心高まる。
14:46
Smart Pocket、30億ドル規模のIPミーム・エコシステムをつなぐ基軸通貨「SPトークン」をローンチ
Smart Pocketが30億ドル規模のIPトークン市場をつなぐ基軸通貨「$SPトークン」を正式ローンチ。総額3億5,000万ドルのSeason 2エアドロップも開始。世界初のIPトークン特化型ローンチパッドの新展開。
12:28
ビットコイン105,500ドルに反発、トランプ給付金案と政府機能回復への期待高まる
仮想通貨市場ではビットコインやアルトコイン相場が反発し105,500ドルに。米国で2,000ドルの特別給付案が浮上し、2020年の景気刺激策時のような流動性流入への期待が高まる。政府閉鎖の終息見通しと90億ドルの取引所資金流入も追い風。
12:09
RWAトークン市場で金(ゴールド)担保型が躍進、機関投資家の関心集まる
ゴールド価格の上昇を背景に、金担保トークンXAUTの時価総額が30日で39%増の成長を示している。10月にはXAUT専門のトレジャリー企業オーレリオン社が誕生した。
11:48
仮想通貨ウォレットのLedger、米国でIPOまたは資金調達を検討=報道
ビットコインなど仮想通貨のハードウェアウォレット大手Ledgerが米国でのIPOまたは資金調達を検討。仮想通貨盗難が増加する中、2025年の売上は過去最高を記録している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧