はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米ナスダック上場のビットコインマイニング企業Riot、マイニングマシンを6万台以上発注

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

過去最大規模400億円相当の発注

ナスダック上場の米暗号資産(仮想通貨)マイニング企業「Riot Platforms」(RIOT)は4日、MicroBTから66,560台の最新ビットコイン(BTC)マイニングマシンを購入した。これまで最大規模の注文となる。

約428億円(2億9,050万ドル)で発注したこれらのマシンにより、ハッシュレートが18 EH/s(エクサハッシュ/毎秒)追加されるとしている。さらに、固定価格で最大75 EH/s分のマイニングマシンを追加購入するオプションも確保した。

Riotは以前、3万3,280台の購入契約をMicroBT社と締結したと発表していた。今回さらに6万台以上が追加されることになった格好だ。

なお、エクサハッシュとは1秒間に100京回のハッシュ計算ができる能力のことである。

関連米上場マイニング企業RiotのQ2決算報告、ビットコイン生産量が27%アップ 

納品・設置のスケジュールとしては、まず2024年第1四半期(1~3月)に、以前注文した33,280台のマイニングマシンを備え付け開始。さらに、2024年下半期には今回の66,560台を受け取り、配備開始する計画だ。

2025年下半期までには、これらすべてを稼働させる予定で、その暁にはRiotのセルフマイニング・ハッシュ レートは38 EH/sを超えるとしている。

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。日本語では「採掘速度」と表現される。単位は「hash/s」。「s」は「second=秒」で、「1秒間に何回計算ができるか」を表す。マイニング機器の処理能力を表す際や仮想通貨のマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いる。

▶️仮想通貨用語集

MicroBTは10月に最新マイニングマシンWhatsMiner M60シリーズを発表していた。このうち、今回Riotが発注したのは主に浸漬冷却モデルのWhatsMiner M66Sだ。

MicroBTのZuoxing Yang創設者兼CEOは、WhatsMiner M60シリーズが、ESGに適した品質を有していると説明していた。

ESGとは

環境(Environment)社会(Social)ガバナンス(Governance)の略称。昨今、事業面のポテンシャルだけではなく、多角的な側面から産業の影響を考慮した上で、環境問題や社会問題、国連の持続可能な開発目標(SDGs)などに貢献することが企業責任となりつつある。

▶️仮想通貨用語集

関連ビットメインとMicroBT、最新型ビットコインマイニングマシン発表

26万台以上の追加購入オプション

Riotのジェイソン・レスCEOは、次のようにコメントした。

Riot史上でハッシュレート観点から最大規模の注文を発表できて嬉しい。今回の注文と契約更新により、当社は世界でも最大規模で効率的なビットコインマイニングマシン群を所有し、運営し続けることが保証される。

さらに、将来の固定価格による購入オプションにより、当社は将来の資本需要を効率的に計画できるようになり、マシンの市場価格高騰の影響も避けることができる。

追加購入オプションは、最大26万5,000台のマイニングマシンを定額で購入できるようにするものだ。もしRiotがこの購入オプションで可能なすべてのマシンを購入した場合には、75 EH/sが追加され、Riotのセルフマイニング能力が100 EH/sを超える可能性もある。

Riotは11月に第3四半期(7~9月)の決算を発表。売上高はアナリストの予想を30%以上下回り、約76億円(5,190万ドル)にとどまったが、前年同期の約68億円(4,630万ドル)を大幅に上回った。

Riotの株価は年初来で+349.26%上昇しているところだ。

関連ビットコイン続伸でマラソンなど仮想通貨関連株も続伸|6日金融短観

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
08/20 水曜日
20:06
SBI VCトレード、仮想通貨積立でキャッシュバック 最大1%還元 キャンペーン
SBI VCトレードが暗号資産(仮想通貨)積立投資のキャッシュバックキャンペーンを開始。期間中の約定金額に応じて最大1%を還元、上限なし。9月20日まで実施で新規・既存ユーザーが対象。ドルコスト平均法でリスク分散も可能。
14:40
WebX 2025完全ガイド|日本最大Web3カンファレンスのチケット料金・見どころ・参加方法まとめ
国内最大手仮想通貨メディアCoinPostによる「WebX 2025」の特集ページ(公式ガイド)。SBIの北尾会長、平 将明デジタル大臣、小池都知事、ホリエモン、オードリー・タン、アーサー・ヘイズなど豪華な注目スピーカーをはじめ、お得な割引情報を含むチケット料金、会場アクセス、サイドイベント情報を詳しく解説。
13:15
イーサリアムトレジャリー企業が市場に与える影響は? クリプトクアント分析
クリプトクアントが仮想通貨イーサリアム・トレジャリー企業の台頭を分析した。16社以上がETH財務戦略を採用する中、そのメリットや問題点を解説している。
13:00
J-CAMのWebXブースは「体験型エンタメ空間」遊び心と近未来を彷彿とさせる仕掛け|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、株式会社J-CAMの新津俊之CEOへインタビュー。BitLendingやIoliteを通じた暗号資産レンディングサービスの展望ついて聞いた。
11:45
JPYC、日本円ステーブルコイン発行へ 新サービス「JPYC EX」とは?
JPYCが資金移動業ライセンスを取得し、日本初の円建てステーブルコイン「JPYC EX」を発行へ。特徴や将来性を徹底解説。
11:25
岐路に立つビットコイン、次の上昇はいつから? 専門家の見解
仮想通貨ビットコインが11万4000~11万5000ドルで調整継続中。アナリストは9-10月回復予測する。バーンスタインは2027年まで強気相場継続と分析。
10:30
スカイブリッジ、アバランチで440億円の資産トークン化
米投資運用会社スカイブリッジが主力ヘッジファンドを仮想通貨アバランチのブロックチェーンでトークン化する。RWA市場が成長し機関投資家のトークン化参入が本格化している。
10:20
テゾスエコシステム at WebX 2025:RWA最新動向から日本限定グッズ、体験型コンテンツまで一挙公開
WebX 2025でテゾス共同創設者Arthur Breitman氏が登壇。そのエコシステムについて、ハードフォーク不要でアップグレードできるブロックチェーン技術と100万TPS対応のレイヤー2、世界初ウラントークン化など最新動向を解説。日本限定グッズ抽選やフォトブース体験も。
10:15
ロビンフッド、NFLと大学のアメフトの予測市場を提供へ
仮想通貨などの取引サービスを提供するロビンフッドは、米国のプロと大学のフットボールの試合結果に賭けることができる予測市場のローンチを発表。ロビンフッドのアプリから直接使用できる。
08:12
ワイオミング州、米国初の州発行ステーブルコイン「FRNT」をローンチ
ワイオミング州が米国初の州政府発行ステーブルコイン「フロンティア・ステーブル・トークン(FRNT)」を正式リリース。7つのブロックチェーンに対応。
07:00
カインドリーMD、5744BTCを購入 ナカモト合併後初の大型投資
医療企業カインドリーMDが5744BTCの仮想通貨ビットコインを約679億円で購入。ナカモト・ホールディングスとの合併完了後初の大型投資で総保有量は5765BTCに拡大。
06:35
米SEC・FRBトップ、仮想通貨規制方針転換を宣言
米SECアトキンス委員長とFRBボウマン副議長がワイオミング・ブロックチェーン・シンポジウムで仮想通貨規制の抜本的方針転換を発表。イノベーション重視の新時代開幕。
05:55
テザー、トランプ政権仮想通貨評議会の元高官を戦略顧問に起用
世界最大のステーブルコイン発行会社テザーが、トランプ政権でホワイトハウス仮想通貨評議会を率いたボー・ハインズ氏を米国戦略担当の戦略顧問に任命。
05:45
シャープリンク、イーサリアム保有量74万ETHに拡大
米上場のシャープリンク・ゲーミングが8月17日時点でイーサリアム保有量を74万760ETHまで拡大。前週は新たに14万3593ETHを購入した。
05:30
仮想通貨取引所Bullish、IPO調達資金全額をステーブルコインで受領
仮想通貨取引所ブリッシュがIPO調達資金11.5億ドルを全てステーブルコインで受け取り、米国IPO史上初の事例を達成。ソラナネットワークを活用しコインベースが保管。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧