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米上場マイニング企業RiotのQ2決算報告、ビットコイン生産量が27%アップ 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの生産能力向上

ナスダック上場の米暗号資産(仮想通貨)マイニング企業「Riot Platforms」(RIOT)は9日、2023年第2四半期(4~6月)の決算報告を発表。総収益は約110億円(7,670万ドル)で昨年同四半期(Q2)の約104.8億円(7,290万ドル)、また今年前四半期(Q1)の約105.2億円(7,320万ドル)を上回った。

当四半期の純損失は約39.8億円(2,770万ドル)、調整後1株当たり0.17ドルの損失となった。なお、2022年同期間の純損失は約508.6億円(3億5,360万ドル)、1株当たり2.71ドルの損失だったことから、財務状況は上向きのようだ。

収益の内訳はビットコインマイニングが約71.4億円(4,970万ドル)、データセンターのホスティングが約11億円(770万ドル)、エンジニアリングが約27.7億円(1,930万ドル)だった。

報告書は増収の主要な要因として、ビットコインの生産量の上昇を指摘した。同社のビットコイン生産量は昨年Q2では1,395 BTCだったのに対し、当四半期は1,775 BTCと生産量が27%上昇した。しかし、マイニングによる収益額で見ると、昨年は約66.4億円(4,620万ドル)となっており、ビットコイン平均価格の下落により、生産性の高さが相殺された形となった。

Riotのビットコインの平均マイニングコストは、昨年Q2では11,316ドルだったが、当四半期は8,389ドルと大幅に減少。ジェイソン・レスCEOは、このようなビットコインの生産効率の上昇を、同社の電力戦略が成功した例として強調している。

また、同社は昨年同期に比べ、9%多い7,265 BTCのビットコインを保有していることを明らかにした。

関連:<a href="https://coinpost.jp/?p=439328" rel="noopener" target="_blank"「強固な財務基盤を維持できている」米上場マイニング企業Riotが通期決算発表

電力戦略が収益に貢献

Riotは、米テキサス州で最大のマイニング施設を運営しており、テキサス州の送電網を管理するテキサス電気信頼性評議会(ERCOT)と、電力需要のピーク時に使用を抑制する契約を締結している。この契約では、ERCOTの需要応答プログラムに参加し、長期電力契約に基づき、市場のスポット価格でERCOTに電力を販売することが可能だ。

同社が当四半期に獲得した電力抑制クレジットは、約19.4億円(1,350万ドル)で、昨年同期の約8.2億円(570万ドル)を大幅に上回った。報告書によると当四半期の電力抑制クレジットは、ビットコインの1日平均終値価格(月次ベース)で換算すると、481 BTCに相当するという。

関連:米テキサス州、仮想通貨採掘企業が事業を一時停止 電力需給が逼迫

マイニング機器数の増加とハッシュレート

当四半期では、配備されたマイニング機器の数がこれまでで最高の9万5,904台となり、ハッシュレートは10.7 EH/sに達した。EH/sは、1秒間に100京回の演算ができる能力だ。

昨年同期と比較すると、マイニング機器数は4万4,720台から114%増加、ハッシュレートは4.4EH/sから143%の増加となった。

出典:Riot

レスCEOは、成長のための次の段階として、同社は次世代マイニング機器3万3,280台の長期購入契約をMicroBT社と締結したと発表。このマイニングマシンは、液浸冷却が可能で、米国で製造される。

この契約にはテキサス州コーシカナに建設中のマイニング施設用の最初の発注が含まれており、これらのマイニング機器が2024年半ばまでにフル稼働すると、Riotのセルフマイニングのハッシュレートは合計で、20.1EH/sに達する見込みだという。

ハッシュレートとは

マイニングの採掘速度のこと。1秒間の計算力を表し、マイニング機器の処理能力を表す際やマイニングがどれくらいのスピードで行われるかを示す指標として用いられている。

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