はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

1日で合計1,210億円相当のビットコインを購入か 「IntoTheBlock」がクジラの買い集めラインを報告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

クジラの買い集めライン

暗号資産(仮想通貨)分析企業IntoTheBlockは、ビットコイン(BTC)の複数の大口保有者が16日に合計で約2万BTC(1,210億円相当)を買い集めたと報告した。

この時のビットコイン価格は、12月の最初に4万4,000ドル台まで上昇した後に一服し、4万2,000ドル台で推移。以下のIntoTheBlockの投稿から、過去1カ月間で突出した購入量であることがわかる。

出典:IntoTheBlock

公式サイトによれば、上の画像の「Large Holders Netflow(以下、Netflow)」というデータは、各アドレスの所有量に基づいているという。IntoTheBlockはアドレスを以下の3つに分類している。

  • クジラ:特定の銘柄の循環供給量の1%超を所有
  • 投資家:循環供給量の0.1%〜1%を所有
  • 小口所有者:循環供給量の0.1%より少ない量を所有

クジラとは

仮想通貨の大口保有者のこと。クジラによる取引は市場価格に影響を及ぼす可能性があるため注目されている。

▶️仮想通貨用語集

その上で、ビットコインのように時価総額が大きい銘柄は「0.1%超でも所有量が多い」と定義し、Netflowは「クジラと投資家による資金の流入から流出を引いたもの」だと説明した。

そして、流入の増加は「大口投資家が買い集めをしているとみることができ、減少している場合は売却したり、買いポジションを減らしていることを示している」と述べている。

関連ビットコイン43000ドル台まで反発、ビットコイン現物ETFの進展で押し目買い意欲旺盛か

価格上昇の前触れか

IntoTheBlockはこのグラフの利用方法を説明する際、ポリゴン(MATIC)の以下のグラフを掲載している。

出典:IntoTheBlock

このグラフで緑の線で囲まれた箇所がNetflowが急増した箇所。その右側の黒い矢印が示しているように、Netflowが急増した後はMATICの価格が上昇していることがわかる。

IntoTheBlockはNetflowのグラフは所有量の多い投資家の動向を探るのに有効であると説明。流入が急増した時は買いが強いとし、相場が上向いていることを示している可能性があるとした。

なお、本記事執筆時点のビットコインは、まだ4万2,000ドル台で推移。国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏は17日公開のレポートで「4万5,000ドルの上抜けには追加で材料が必要そうである」との見方を示している。

関連調整基調のビットコイン、4.5万ドル上抜けにはさらなる材料が必要か|bitbankアナリスト寄稿

CoinPost 仮想通貨初心者向け特集

イチから学ぶ仮想通貨投資、ビットコインの買い方まで徹底解説 どれを買えばいい?仮想通貨(ビットコイン、アルトコイン)銘柄の選び方
人気銘柄別、日本国内の仮想通貨取引所、おすすめ5選 仮想通貨の仕組み【初心者向け図解】暗号技術と問題点について
暗号資産とは|初心者でも5分でわかる仮想通貨の始め方 Twitter投稿が3億円の価値に|大企業も注目する「NFT」の仕組みと可能性
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/22 月曜日
15:53
ユニスワップ手数料スイッチ提案が定足数達成 UNI焼却メカニズムが今週始動へ
ユニスワップのプロトコル手数料スイッチ提案「UNIfication」が定足数を達成。賛成票6,900万UNI超で12月26日の投票終了後、1億UNIの遡及的焼却と手数料連動型の継続的焼却メカニズムが今週後半に始動する見込み。
15:20
量子コンピュータは仮想通貨の脅威なのか?カルダノ創設者が示す客観的評価と対策
カルダノ創設者ホスキンソン氏が、量子コンピュータによる仮想通貨への脅威について冷静な対応を呼びかけ、米DARPA主導の、量子ベンチマーク・イニシアチブ(QBI)の参照を推奨した。
14:54
香港、保険会社の仮想通貨投資を解禁へ リスク管理100%義務付け=ブルームバーグ
香港保険監督局が保険会社による仮想通貨投資を認める新規制案を発表。100%の資本準備義務付けで慎重姿勢を示しつつ、2026年に公開協議を実施。総保険料約13兆円の業界から機関投資家資金の流入可能性。
14:03
著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘
著名ヘッジファンド創業者のレイ・ダリオ氏がポッドキャストで、ビットコインは中央銀行の準備資産として大規模保有される可能性が低いと指摘。透明性や技術リスクを理由に挙げた。一方、個人投資家には5〜15%の配分を推奨している。
11:44
米議員、仮想通貨税制で法案起草 少額取引非課税やステーキング関連所得繰り延べも
米超党派議員が仮想通貨税制の改正法案を発表した。少額のステーブルコイン取引を非課税化することや、ステーキングやマイニング報酬の課税繰延べを盛り込んでいる。
10:51
ニューヨーク近代美術館、CryptoPunksなどNFT作品を永久所蔵
ニューヨーク近代美術館(MoMA)が12月20日、CryptoPunks8点とChromie Squiggles8点のNFT作品を永久所蔵品に追加。ブロックチェーンアートが主流美術機関に正式認められる重要な節目となった。
09:45
ファンドストラットが2026年仮想通貨市場に弱気予測 トム・リー氏と対照的
ファンドストラットが2026年前半に仮想通貨市場が下落することを予測した。一方、同社のトム・リー共同創業者は、ビットコインやイーサリアムに強気見解を示している。
08:51
テザー、AI機能搭載モバイルウォレットの開発を発表
テザー社がAI機能搭載のモバイルウォレット開発を発表。ビットコイン、USDT、USAT、XAUTの4資産に対応し、WDKとQVACを活用してプライバシーと自己管理性を重視した設計を目指す。
08:23
VanEck、アバランチETF申請にステーキング報酬機能を追加
VanEckが米SECに提出したアバランチETF申請書を修正し、ステーキング報酬機能を追加。保有AVAXの最大70%をステーキングし利回りを創出する計画。米IRSの新規則が後押し。
12/21 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコインの2026年相場予測やブロックチェーン人気ランキングなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン、流動性低下で来週も不安定な展開か|bitbankアナリスト寄稿
ビットコインの今後の見通しをbitbankアナリストが解説。年末のホリデーシーズンで流動性が低下する中、来週にかけても方向感に欠ける展開が続く可能性。12月の米雇用・物価データが金利見通しの鍵を握る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|与党税制改正大綱の決定に高い関心
今週は、米SECのポール・アトキンス委員長の講演、ノルウェー政府系ファンドによるメタプラネットのビットコイン戦略に対する支持、政府・与党の2026年度税制改正大綱の決定に関する記事が関心を集めた。
12/20 土曜日
13:22
イオレがビットコイン追加取得、累計保有量101BTC超に
日本上場企業イオレが約1億6640万円分のビットコインを追加取得。ネオクリプトバンク構想の初期トレジャリー運用の一環として実施され、2026年3月期中に120億円から160億円規模の取得を目指している。
11:55
ブラックロックのビットコイン現物ETF、年初来リターンはマイナスも流入額6位入り
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が年初来のETF流入で6位にランクインした。一方でリターンはマイナスとなっており背景にある投資家心理が注目される。
10:50
メタプラネット、米国預託証券プログラム設立
ビットコイン保有企業メタプラネットがドイツ銀行を預託銀行とする米国預託証券プログラムを設立し、19日より米国店頭市場で取引を開始する。米国投資家の利便性向上と流動性拡大を目指す。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧