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欧州証券市場監督局:2019年までのICO規制を明言

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ICOが有価証券となるかはケースバイケースで判定
欧州証券市場監督局の会長であるSteven Maijoor氏は、それぞれのICOが従来の金融商品として規制可能かどうか判定するには、ケースバイケースで確認するほかないと述べた。
EU統一規制の重要性
EU統一規制のない現状は、一般投資家がセーフティーネットで守られていない状態だと欧州銀行監督局会長のAndrea Enria氏は指摘する。欧州証券市場監督局は新規・革新的な金融活動に対し、110万ユーロもの予算を割いて取り組むなど、積極的な姿勢を見せる。
ICOとは
「Initial Coin Offering/新規仮想通貨公開」のこと。資金調達したい企業や事業プロジェクトが、独自の仮想通貨トークンを発行・販売し、資金調達する行為を指す。 ハイリスクハイリターンで投機的側面が強い反面、各国の法整備が追い付いていないことで、詐欺まがいのICOが横行するなど問題点も多く、国際的な規制強化が協調路線にある。

▶️CoinPost:仮想通貨用語集

ICOが有価証券となるかはケースバイケース

ロイター通信が今週月曜に報じたところでは、EUの規制当局は、あるICOが規制対象となるかを決定するために「一つ一つ確認」する方針であることが明らかになった。

ICOが有価証券の売買として規制されるかどうかをケースバイケースで決める。

発行されたものがプラットフォームで使用されるためのユーティリティ・トークンなのか、それとも株式に似た有価証券なのかを単純に判定することは難しいとされている現状がある。

欧州証券市場監督局の会長であるSteven Maijoor氏は、欧州議会の経済金融委員会に対し、既存の規制でも当て嵌められるような従来の金融商品型ICOがある一方で、これまでの方式には適用が難しいICOもあり、欧州の各当局では、どのように取り扱うかケースバイケースで見極めるほかない。

「従来の規制方針に嵌らないICOをどうしようかという疑問も湧くが、それについては委員会を組織し、年末を目途に見極める予定だ。」

アメリカ証券取引委員会の委員長であるJay Clayton氏も同様に、新規トークンの売買は多くの場合で有価証券としてみなされるものと捉えているが、 どのケースがそれに当て嵌まるのかまでは分類できていないと表明している。

一般投資家をどう守っていくのか

昨年、一般投資家が仮想通貨取引で多額の損失を出したケースもあり、EUの規制当局は注意喚起を行ってきた。

EUで統一された規制がなく、一般投資家はセーフティーネットで守られていないため、思いがけないリスクにさらされている状態だと欧州銀行監督局会長のAndrea Enria氏は述べている。

ただし、今後はEU各機関・市場参加者・一般消費者に向けて、これまで詳細が明示されてこなかった手引きも提供されていく。

以前報じられたように、欧州証券市場監督局は2019年の年次活動計画書の中で、110万ユーロ(約1億4千万円)を仮想通貨など金融イノベーション分野の活動に割り当てていた。

同計画書では、監督局の来年度目標として、「新規もしくは革新的な金融活動の規制・監督上の取り扱いについて、調整されたアプローチを策定する」と記載している。

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