1Qにビットコイン買い増し
暗号資産(仮想通貨)の米ドルステーブルコイン「USDT」などを発行するテザー社は今年の第一四半期に、7800億円(52億ドル)超えのビットコインを保有していることが報告された。
テザー社は同四半期の間、6.27億ドル相当のビットコイン(8,888 BTC)を買い増しした。これにより、同社による保有数は、75,354 BTC(8,000億円)となり、ビットコインを保有する上場および非上場企業においてBlock.one(140,000 BTC)に次ぐ4位にランクインした。
一方、上場企業ではマイクロストラテジー社が1位で、214,246 BTCを保有している。
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テザー社は2023年5月、その年の第1四半期の認証報告書の一部として、ビットコインの保有を初めて公表。その際、同社は、一部のUSDTの裏付け資産を米国債からBTCへシフトするために、四半期ごとに利益の最大15%でビットコインを購入すると述べた。
同社のUSDT事業は2023年に54億ドルもの超過裏付け(裏付け100%を超えた資産)を生み出したという。また、最近では、人工知能(AI)分野にも参入し「オープンソースのマルチモーダルAIモデルの開発を開拓しAI技術におけるイノベーションとアクセシビリティを推進すると発表した。
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