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コインベース、カナダで制限付きディーラーのライセンス取得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カナダ事業の地盤固める

米大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは3日、カナダ証券管理局(CSA)により制限付きディーラーとして正式に登録されたと発表した。コインベースは、カナダで登録された最大かつ初の国際的な仮想通貨取引所になったとしている。

CSAは昨年、取引所がステーブルコインなどの購入・預金サービスを提供することの禁止など仮想通貨規制を強化しており、バイナンスやパクソスはカナダでのサービスを終了していたところだ。

今回の登録は、コインベースがカナダでの成長を目指して昨年から行ってきた動きの新たな一歩となる。

コインベースは2023年8月にカナダ事業を正式に立ち上げた。その後、ブライアン・アームストロングCEOが現地の仮想通貨コミュニティを訪問したり、コインベース・ベンチャーズを通じて地元のスタートアップ企業を育成するなどの活動を行ってきた。

現在は米国外で最大の拠点として、約200名のフルタイムの現地従業員を雇用している。

関連コインベース、カナダ事業を正式に立ち上げ

コインベースはグローバルに拠点を拡大しているところで、2023年には、フランス、スペイン、シンガポール、イタリア、アイルランド、オランダで新たに事業を登録した。ヨーロッパではすでに約40か国の顧客にサービスを提供している。

関連米コインベースとサークル社、フランスで仮想通貨事業の認可取得

カナダでの意識調査

コインベースは、カナダのマーケットリサーチ企業Angus Reidと提携して、同国で仮想通貨に関する意識調査も行っている。

この調査によると、回答者の72%が仮想通貨取引所の規制は重要だと考えており、29%が、業界の規制が強化されれば仮想通貨を購入する可能性が高まるとしていた。

コインベースのカナダ部門ディレクター、ルーカス・マシソン氏は以下のようにコンプライアンス遵守を強調している。

当社はここカナダにおいて、上場企業として、またコンプライアンスに尽力し世界中の広い地域で事業登録されている企業として、強力なブランドを持っている。

また、カナダの規制環境は米国に比べると、仮想通貨企業にとってより寛容なものだとも述べた

関連2Qは仮想通貨市場にとって強気となる可能性=コインベースレポート

米国ではSECとの裁判続く

米国では、米証券取引委員会(SEC)が2023年6月にコインベースを提訴し、それ以来裁判が続いているところだ。SECは、コインベースが同社がSECに登録せずに米国内でブローカー、全米証券取引所、清算機関として運営していたと申し立てていた。

また、一部のトークンやステーキングプログラムが未登録証券の提供にあたり、証券法に違反したとも主張している。

コインベースはこの裁判で、SECによる申し立てを棄却するよう裁判所に求めていたが、3月27日に米ニューヨークのファイラ判事はこれを却下する判決を下しており、裁判は続行中だ。次のステップとして、SECとコインベースは4月19日までに訴訟管理計画案を提出する必要がある。

関連: SECに有利か、裁判官がコインベースの棄却申し立て認めず

SEC(証券取引委員会)とは

株や債券などの証券の取引を監督する米国の政府機関のこと。1934年設立。公正な取引の確保と投資家保護を目的としており、インサイダー取引や企業の不正会計、相場操縦などを防止する。仮想通貨が有価証券に該当するかという判断も行う。

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