はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

NYダウ反落、ビットコインは上昇一服 アナリストは強気・弱気で見解割れる

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

米NY株式市場で、ダウ平均株価は前日比533ドル(1.3%)安の4万0665ドル。ナスダック指数は125.7ポイント(0.7%)安の17,871で取引を終えた。

米利下げ期待を背景に過去最高値を連日更新するなど過熱感出る中、利益確定売りが広がった。トランプ氏の大統領返り咲き観測を背景にした“トランプ・トレード”が活性化し、株式と仮想通貨相場の価格を押し上げていた。

16日に公表されたインタビューで、トランプ前大統領による「台湾は、米国の半導体ビジネスを奪った」との主張があったことを受け、相場高騰を牽引してきた半導体セクターが売り込まれ、日本市場にも波及する局面があった。半導体を巡り、中国への輸出規制を強化する動きも警戒されている。

トランプ氏は前回の米大統領在任中に財政出動や減税政策で手腕を発揮した一方、中国との関税の引き上げ合戦や中国通信機器大手のファーウェイに対する締め付け強化を行い、中国との貿易摩擦が先鋭化。株価に大きな影響を及ぼしたことがある。

東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は、前日比173円(0.43%)安の39,952円となり、4万円台を割り込んだ。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比6.3%安、マイクロストラテジーが2.1%安、マラソンデジタルが7.4%安と反落している。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比1.4%安の1BTC=63,979ドルに。

BTC/USD日足

NYダウなど米国株式市場でリスク回避姿勢が強まったことで、暗号資産(仮想通貨)相場にも悪影響を及ぼしているとの見方がある。

マウントゴックス(Mt.Gox)債権者による売り圧力懸念がある中、Rekt Capital氏は、日足下降トレンドラインのブレイクを根拠に新たな上昇トレンドの始まりに言及。強気の見通しを示した。

関連:マウントゴックスの債権者の一部はビットコイン保有を選択か=Redditの世論調査で

一方Altcoin Sherpa氏は、戻り高値で売り込まれるとして1BTC=40,000〜45,000ドルを見込む弱気シナリオを展開した。

今後数週間の価格動向について見解が分かれる中、MaxBecause氏は「1BTC=62,750ドル水準が極めて重要」との認識を示している。

62,750ドルを超えて三角保ち合いを上抜けるようであれば、8月にはさらなる上昇が期待できるとしている。

赤線のPOC(Point of Control)は、過去4ヶ月間揉み合った、直近では最も出来高の多い価格帯を示しており、市場参加者にとって重要な支持線と言える。

そのため、62,000〜63,000ドル水準のサポートライン(下値支持線)を下回った場合は、59,000ドル付近の年間VWAP(出来高加重平均価格)付近まで下落する可能性があり、急落時には迅速な買い戻しが行われることが理想だとした。VWAPは機関投資家やプロトレーダーが大口取引を行う際にも使用されることがある。

Cryptonary氏は、マイナーの降伏期間はまもなく終了し、最大1BTC=223,000 ドルに達する可能性があると強気の見立てを示した。

過去の半減期後の相場サイクルを振り返ると、2012年にはマイナーの降伏後に5110%高騰。2016年のサイクルでは3346%、前回の2020年のサイクルでは591%の増加が見られたという。

マイナーの降伏とは、採算性の悪化した事業者がマイニングマシンの稼働を停止して市場から撤退し、保有ビットコインの大量売却を開始することを意味する。

Cryptonary氏が指摘するハッシュリボン指標は、マイニング費用の上昇と収益性の低下によってマイナーが淘汰された後、ビットコイン(BTC)が底を打つ傾向にあることを示唆している。

関連:ビットコイン続落で2週連続陰線、市場から警戒される3つの下落要因は?

関連:ビットコインの買い方|投資メリットやリスク、おすすめ取引所は?

アルトコイン相場

時価総額上位の主要アルトコインでは、イーサリアム(ETH)が前日比0.7%安、トンコイン(TON)が1.3%高に。

XRPは18日までに前週比30%高騰したが、前日比では10%反落した。6年越しの巨大な保ち合い上抜けを期待する見方も出ている。

米大手デリバティブ取引所CME(シカゴマーカンタイル取引所)のリアルタイム指数および参考基準レートの提供予定にXRPが組み込まれたことや、米大統領選で仮想通貨に肯定的なトランプ氏の勝利観測が強まり、米SEC(証券取引委員会)と係争中のリップル社に優位に働くとの思惑が後押ししたものと見られる。

関連:米デリバティブ大手CME、仮想通貨XRPとICPの指数を提供へ

関連:ステーキングや積み立てサービスに優位性、仮想通貨取引所「SBI VCトレード」のメリットを解説

ソラナ(SOL)上場の国内取引所

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/04 土曜日
13:30
仮想通貨強気相場を加速か? トランプ米大統領が最大2000ドルの給付金を検討
米国のトランプ大統領が関税収入を基に最大2,000ドルの国民給付金を検討している。コロナ禍では給付金がビットコイン上昇を後押ししており仮想通貨市場への影響が注目される。
11:40
ビットコインマイニング大手MARA、BTC保有量が1兆円に迫る
Maraが発表した9月の生産実績によると、218ブロックを獲得し前月比5%増を記録した。ビットコイン保有量は52,850BTCに達し、上場企業の中でストラテジーに次ぐ第2位の保有額。
11:05
ウォルマート傘下のワンペイ、仮想通貨取引機能を年内追加へ
ウォルマートが過半数を所有するフィンテック企業ワンペイが年内にモバイルアプリで仮想通貨取引とカストディサービスを開始すると報じられた。
10:15
ビットコイン現物ETFへの週間流入が3300億円到達、「アップトーバー」の兆しか
米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFへの週間流入額が3,300億円に到達した。過去データから10月の上昇傾向「アップトーバー」が注目されている。
09:50
テザーなど、金トークントレジャリー設立で2億ドル調達へ=報道
テザーとアンタルファがトークン化ゴールドを蓄積するトレジャリー会社設立のため2億ドル以上の資金調達を協議中とブルームバーグが報じた。
08:30
ビットコイン円建て史上最高値更新、米政府閉鎖で逃避資金が集中|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは4日、円建てで史上最高値を記録。米政府の閉鎖によって「無国籍資産」としてのビットコインの存在感が強まり、投資家心理は極めて強気である。
07:50
コインベースが連邦信託認可を申請、決済サービス拡大の狙いで
仮想通貨取引所大手コインベースが3日に通貨監督庁に国家信託会社認可を申請したと発表した。カストディ事業を拡大し決済関連サービスを提供する計画で、銀行になる意図はないと明言。
07:42
コインベースとSamsung、Galaxyスマホユーザーに仮想通貨体験を提供へ
コインベースとSamsungがパートナーシップを締結。まずは米国のGalaxyスマホユーザーがCoinbase Oneを試験利用できるようにして、仮想通貨の利用機会を提供する。
06:40
24銘柄以上の仮想通貨関連ETFが新規申請、米政府閉鎖で承認手続きに遅延
様々な投資運用会社が3日に24銘柄以上の仮想通貨ETFを新規申請したと報じられた。しかし米国政府閉鎖によりSECの審査プロセスが停止し、承認時期が不透明になっている。
06:10
BNBが1100ドル突破でBNBチェーン銘柄大幅高、CAKEが40%高騰
仮想通貨BNBが3日に1,100ドルを突破したことでBNBチェーンのネイティブプロトコルへの投資家関心が再び高まった。パンケーキスワップのCAKEトークンは24時間で約30%上昇。
05:45
イーサリアム財団、6.6億円相当ETHをステーブルコインに換金予定
イーサリアム財団が4日に1000ETH(6.6億円相当)を売却すると発表した。CoWSwapのTWAP機能を使用し、研究開発や助成金、寄付の資金調達を目的としている。
10/03 金曜日
18:27
野村HD傘下Laser Digital、暗号資産交換業登録を目指す
野村HD子会社Laser Digitalが、日本で暗号資産交換業者登録を目指し金融庁と協議中。スイス発の同社は国内金融機関向け事業展開を計画。
17:37
積立NISAの次は?35歳会社員のイーサリアム投資入門
積立NISA実践中の35歳会社員が、次の投資先として注目するイーサリアムステーキング。月5,000円から始められる暗号資産投資の基礎知識、積立NISAとの違い、リスクと対策を専門家がわかりやすく解説。家族への説明方法も紹介
17:36
月2万円で始めるイーサリアム 35歳会社員の積立シミュレーション
月2万円のイーサリアム積立投資で5年後の資産はどうなる?35歳会社員が実際の数字でシミュレーション。頭金50万円のケースや価格変動パターン別の詳細な試算結果、始め方の3ステップまで具体的に解説します。
13:55
「ミームコインは仮想通貨への入り口として重要」=ギャラクシーデジタル考察
米仮想通貨金融大手ギャラクシーデジタルは最新レポートで、ミームコインはもはや単なるブームではなく、仮想通貨市場への新規参入者誘致に重要な役割を果たしていると指摘した。一方、ごく少数のトークンのみが生き残り、大半は衰退するなど、ギャンブル性が高いことには注意を促した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧