はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

デジタル通貨「DCJPY」の事業基盤強化へ ディーカレット、63億円超を資金調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

デジタル通貨の普及へ

デジタル通貨関連企業のディーカレットホールディングスは12日、合計13社を引受先とする第三者割当増資により、総額63億4,900万円の資金調達を実施したことを発表した。

同社は、デジタル通貨「DCJPY」を提供するディーカレットDCPの親会社。今回の調達を機に、事業基盤を強化して事業展開を加速し、多様な分野でDCJPYの活用を実現できるように、積極的な取り組みとパートナーシップの推進を続けていくとしている。

資金調達の背景にあるのは、近年デジタル決済の実用化が進んでいること。今回の発表では「中央銀行デジタル通貨(CBDC)、トークン化預金、ステーブルコインなどを利用したデジタル決済について、世界各国で検討されていた取り組みが徐々に実用化フェーズに移りつつある」と説明した。

CBDCとは

「Central Bank Digital Currency」の略で、各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。仮想通貨との大きな違いは、CBDCはデジタル上の法定通貨であること。

▶️仮想通貨用語集

関連成田悠輔が切り込む『デジタル円実現後の未来』|WebX対談レポート

このような状況の中、DCJPYも商用化第1弾として8月から、環境価値のデジタルアセット化と決済取引をスタートしていると説明。そして、今後は公募自己募集型デジタル証券やDAOファントークンサービスなど、新たな経済圏の創出に向けて取り組んでいくとしている。

他にも、既存の経済圏と連携して事業領域を拡大していく計画があるとして、今回の資金調達を実施したと背景を説明した。

第三者割当増資とは、企業が特定の第三者に新株を割り当てて資金調達すること。今回出資した企業は、筆頭株主のインターネットイニシアティブをはじめ、以下の13社である。

出典:発表

DCJPYとは

DCJPYは、ステーブルコインではなくトークン化預金。銀行預金にブロックチェーン技術を応用し、トークン化してデジタル通貨にしている。

関連国内ステーブルコイン解禁の影響は?|WebXレポート&インタビュー

商用化第1弾の環境価値の取引は、先月28日に発表。この取り組みでは、ディーカレットDCPが「DCJPYネットワーク」というシステムを提供しており、非化石証書のような資産をデジタル化して、DCJPYで決済を行っている。

関連ブロックチェーンで環境価値をデジタル資産化 IIJがデジタル通貨「DCJPY」で決済取引開始

ディーカレットホールディングスは今回「DCJPYは単なるデジタル上での決済だけではなく、ビジネスの高度化や業務量削減による省人化など、多様なニーズに対応可能なビジネス、経済のDXを実現するサービスである」と説明した

DCJPYの利用にあたっては、ディーカレットDCPが電子決済等代行業者であるため、企業は決済関連の金融ライセンスの取得・登録をせずに、DCJPYを送金することができるという。

関連暗号資産の税制改正にも言及、自民党の平議員と越智議員が語る「日本のWeb3戦略と展望」|WebX2024

関連三菱UFJ元アナリストの石丸伸二と内田稔が語る「仮想通貨とドル円の未来」|WebX2024

厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/14 水曜日
17:53
実需主導へと変わるWeb3:Hotcoin、SafePal、NERO Chainが描く未来|香港Web3 Festival2025
Web3 Festivalで注目を集めた3社のリーダーたちが、業界の転換期における生存戦略を語る。SafePalのヴェロニカ氏は実用的サービスの重要性を、HotcoinのスティーブンCOOは差別化戦略を、NERO Chainのポール氏はRWAの可能性を強調した。Web3の次のステージを見据えた貴重な洞察が満載。
15:00
「ビットコイン投資は企業の購買力を守る最高の戦略」フィデリティ提唱
フィデリティ・デジタルアセッツのリサーチ責任者が企業向けカンファレンスで講演し、企業にとってのビットコイン投資の重要性を解説した。
13:50
ソラナ共同創設者、「メタブロックチェーン」を提案 複数チェーン間データを統合
仮想通貨ソラナのヤコベンコ共同創設者が、複数のブロックチェーンデータを統合する「メタブロックチェーン」構想を提案した。低コストなデータ可用性(DA)を実現するものだ。
11:45
Janover、約136ドルでソラナを大量購入 10億円以上の含み益に
ナスダック上場のDeFi Development Corpは、2025年5月12日に172,670SOLのSolanaトークンを平均価格136.81ドルで購入したことを発表した。
11:25
米当局、「ビットコインETF承認」のフェイクニュース発信者に懲役2年の求刑求める
米証券取引委員会のXアカウントを乗っ取りビットコインETFについて偽情報を流した被告に、米検察が懲役2年を求刑した。金融犯罪への厳格な姿勢を示す判断である。
10:45
ビットコインとイーサリアム、異なる強気の動き リサーチ会社が価格動向を分析
K33リサーチとQCPキャピタルの分析によると、ビットコインは100,000ドルを超え、健全な上昇を見せている。米中関税合意を背景に、BTCとETHは安定化を図りながらも新たな動きを見せ始めている模様。
10:20
VanEck、RWAトークン化ファンドを開始 イーサリアムなどに対応
資産運用大手ヴァンエックは、同社初のRWAトークン化ファンド「VBILL」をローンチ。イーサリアム、ソラナ、アバランチ、BNBチェーンのブロックチェーンに対応する。
07:55
XRPの価格動向 バイナンス先物データに見る強気の兆しとは、アナリスト分析
アナリストBorisVestの分析によると、XRPはバイナンスで売り圧力が吸収され、強気シグナルが点灯。OI(建玉)の上昇と共に、価格上昇の可能性が高まる模様だ。
07:15
ビットコインの「実現価格」が示す強気相場継続のシグナル、Cryptoquantアナリスト分析
Crypto Daの分析によると、仮想通貨ビットコインの「実現価格」が上昇を続けており、強気市場が続くことを示唆。マイクロストラテジーや機関投資家のBTC購入が価格上昇を牽引。
07:05
タイ政府、デジタル投資トークン「G-Token」発行へ
タイのピチャイ財務相は、デジタル投資トークン「G-Token」の発行計画を発表。発行規模は200億円であることや仮想通貨ではないことなどが明らかになっている。
06:10
米SEC、ソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期
SECがグレースケールのソラナ・ライトコイン現物ETFの判断を延期。ブラックロックのビットコインETFにおける「現物償還方式」導入の是非も引き続き審査へ。
05:55
ビットコイン準備金法案など2件に拒否権発動 ボラティリティ懸念で、アリゾナ州知事
アリゾナ州のホブズ知事がビットコイン準備金や州機関による仮想通貨決済法案を拒否。唯一署名したのは仮想通貨ATMの詐欺対策強化法。全米でビットコイン投資への慎重姿勢が広がる中、アリゾナも追随。
05:40
ソフトバンク出資の『21キャピタル』、合併に向け約680億円のビットコイン取得
テザーが約4812BTC(680億円相当)を取得。買収合意に基づきキャンター・エクイティ・パートナーズとの合併に活用。Strike創業者が率いる『21キャピタル』はビットコイン特化企業として始動へ。
05:30
ロンドン資産運用会社がイーサリアムを大量購入、過去一週間で700億円相当分取得
ロンドン拠点のAbraxas Capitalが、過去6日間で約21万ETHを取得。AaveからUSDTを借入しBinanceに入金。ペクトラ・アップグレードを契機にETH価格は急上昇。
05/13 火曜日
17:09
ビットバンク、コスモス(ATOM)取扱開始、手数料無料キャンペーン実施
ビットバンクがコスモス(ATOM)の取扱いを開始。6月12日までメイカー・テイカー共に手数料0%のキャンペーン実施中。現物取引、販売所、貸出の3サービスに対応、「貸して増やす」なら年率最大5%の運用も可能だ。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧