はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

米オハイオ州、初のビットコインによる納税可能へ|「仮想通貨を正当な一種の通貨」と認識

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米オハイオ州がビットコインでの納税を可能へ
オハイオ州が、米国において初めてビットコインを決済方法と見なし、仮想通貨による税金の支払いを可能にすると判明した。ビットコインの実用性にも注目。

米オハイオ州でビットコインでの納税が可能に

米有力紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ) の報道によると、オハイオ州は、米国において、初めてビットコインを決済方法と見なし、これによる税金の支払いを可能にする予定だという。

米国では、連邦税金の他、個別の州の税法によっては、異なる税率が設けられている。

ビットコインによる納税とは

WSJの報道から、州内の企業は今週から、民営の仮想通貨関連教育サイトにて登録すると、物品販売税と従業員の源泉課税などを、ビットコインで支払うことができる格好だ。また、近い将来、個人納税にも応用するという。

なお、同州の企業は、税金の決済を行う時に米国の大手ビットコイン決済企業BitPayを通じて、ビットコインを米ドルに換金すると報じられている。

2011年から州の財務長官を勤めているJosh Mandel氏が数年前から、ビットコインに関心が傾き始めており、オハイオ州によるこの新たなプログラムについて、税金申告の利便性と、オハイオ州における先取りのチャンスだと、以下のようにコメントをした。

私は、ビットコインを正当な一種の通貨だと見ている

他の州も取り入れると期待している。

一方では、ワシントンDCの調査企業のディレクターであるJerry Brito氏は、オハイオ州の発表を受けて、以下の様に分析した。

今回の動きは、オハイオ州政府がビットコインを合法化したことを意味することではないが、何らかの暗黙の承認と理解していいだろう。

また、州の歳入庁がビットコインを受け入れたことにより、政府も利用できるというメッセージは伝わるだろう。

その他の州における取り組み

現在オハイオ州以外にも、アリゾナ州やジョージア州もビットコインを使った納税の法案を検討しているが、いずれも州議会の承認が必要となっており、現在議論中に置かれている状況に対し、オハイオ州では財務長官のMandel氏の承認のみで実行可能となっている格好だ。

また、ワイオミング州の州知事を務めるMatt Mead氏は今年、ブロックチェーン関連企業に対する法的規制を緩和する法案に署名し、仮想通貨関連ビジネス・フレンドリーな州にしているとして認知が広まりつつある。

また、今月初旬に終了した米中間選挙では、ブロックチェーンや仮想通貨を推進している複数人が州知事に当選し、地域的にも、ブロックチェーン技術や仮想通貨の関わりが今後広がると期待されている

米国では、連邦政府からの明確な関連法律こそが未だないものの、自主権利の高い州規模では各州で仮想通貨・ブロックチェーン業界に対する取り組みも拡がっており、今後もアメリカに50ある州単位での動向にも注目していきたいところだ。

さらに、このようなビットコインの実用性向上から、弱気相場が続く仮想通貨市場にとっても一つの良ファンダと言えるだろう。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれるLINE@。大好評につき、登録者5,000名突破しました。

▶️本日の速報をチェック

CoinPostの関連記事

米国防総省がブロックチェーン技術へ関心|金銭的インセンティブの無いメカニズムも探求
米国防総省の機関である国防高等研究計画局は金銭的インセンティブに伴わないブロックチェーンを開発するなどに関する情報提供依頼書を提出した。新たな応用モデルが注目される。
仮想通貨推進派の議員が州知事に複数当選|金融市場は米中間選挙の結果を好感
米中間選挙の結果を受け、日米株式市場が大幅上昇、市場の想定内に収まる結果になった事で安心感が広がった。今回の選挙の結果は仮想通貨市場においても重要であり、投資家の投資余力が改善される事や、州で構成される米国において高い権力を持つ知事に、複数の仮想通貨推進派が当選した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ETH価格特化の新組織誕生や米国初のソラナ現物ステーキングETF上場など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン週次レポート:1600万円台を窺う展開、トランプ減税法案通過で相場底堅く推移|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン(BTC)対円相場は1600万円を窺う底堅い展開。トランプ減税法案上院通過で1520万円台で下げ渋り、ADP雇用レポート下振れによる早期利下げ観測で1570万円台に回復した。bitbankアナリスト長谷川氏は下降チャネル突破も11万ドル乗せに苦戦と分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|BitwiseのBTC20万ドル到達予測維持に高い関心
今週は金融アドバイザーの推奨ポートフォリオ、Bitwiseのビットコイン20万ドル到達予測維持、アリゾナ州知事による押収仮想通貨の準備基金法案への拒否権行使に関するニュースが最も関心を集めた。
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:21
初心者向け|仮想通貨取引所のKYC手続きとは?スマホでできるeKYCの流れと注意点
口座開設の必須手順 暗号資産(仮想通貨)取引所を利用し始めるには、口座開設時に「KYC(本人確認)」と呼ばれる手続きが必要です。これは、ユーザーの身分確認や、利用目的の確認を通…
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧