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薄商いのビットコイン年末相場、新年の注目ポイントを解説|bitbankアナリスト寄稿

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

12/21(土)〜12/27(金)の仮想通貨相場

国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が今週のビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。


目次
  1. ビットコイン・オンチェーンデータ
  2. bitbank寄稿

ビットコイン・オンチェーンデータ

BTC取引数

BTC取引数(月次)

アクティブアドレス数

アクティブアドレス数(月次)

BTCマイニングプールの送金先

取引所・その他サービス

bitbankアナリスト分析(寄稿:長谷川友哉)

今週、12/21(土)〜12/27(金)の仮想通貨相場の仮想通貨相場週次レポート:

今週のビットコイン(BTC)対円相場は方向感に欠ける展開となっており、本稿執筆時点で、1500万円周辺で小動きとなっている。

今週からクリスマス休暇により商いが細る中、BTC円は週明けのアルトターンで1500万円を割る場面もあったが、24日の米株式市場の「サンタクロースラリー」に連れ高で1500万円台中盤まで戻した。

一方、25日には英独米と西側諸国の主要金融市場がクリスマス祝日の休場となり、BTCは動意に欠ける展開で小動きが続いた。

26日には、アルトコインが失速し、BTCも連れ安となると、欧州時間にはロングの投げが発生し1500万円近辺まで水準を下げたが、米株が小締まる地合いとなる中、米国時間には下げ止まり、1500万円をわずかに上回って推移している。

【第1図:BTC対円チャート(1時間足)】
出所:bitbank.ccより作成

今週は年末にかけて商いが細るタイミングとなり、BTCは上下にチョッピーな値動きとなっている。ドル建てでは、デリビットのオプション市場で建玉が集中する9.5万ドルストライクと10万ドルストライクの間を行ったり来たりしている格好だ。

ただ、先週末にBTCドルは上昇チャネルを下抜け、9万ドル目掛けて値幅調整が進むかと思いきや、相場の下値は堅く、10万ドルは依然として射程圏内に入っていると言えよう(第2図)。

BTCが10万ドルの大台を回復するだけ買いの余力が残っているか自信はあまりないが、目先では再度同水準を試す展開が視野に入る。目星い売り材料も視界には入ってなく、引き続きBTC相場の下値は堅いと指摘されるが、来週も年末年始で商いが細る状況が続くと見ており、BTCは引き続きはっきりとした方向感を示しにくいか。

半減期後の上昇トレンドにおいて、BTCは2013年末〜2014年始、2020年末〜2021年始は強い地合いを維持し相場が上昇していたが、機関投資家の参入が加速した現状では年末にかけてのポジション調整で勢いも鈍りやすいだろう。

【第2図:BTC対ドルチャート(日足)】
出所:Glassnodeより作成

一方、新年に入ると1日から米連邦政府の債務上限適用停止期限、10日には12月の米雇用統計と、注目トピックや材料が待ち構えている。

米国の債務上限問題に関しては、20日に米議会が来年3月半ばまでの繋ぎ予算案を可決させ、政府閉鎖を回避したが、財務省による資金繰りの非常手段がいつまで続くかは不透明だ。

米公的債務は35兆ドルを超え、その持続可能性には懸念が燻っており、国の信用問題が注目されれば、BTCには追い風となる可能性が指摘される。

来年1月20日からはトランプ新政権の発足も控えており、「債務拡大」に対して「政府によるBTC購入」という構図ができれば、BTCのデジタルゴールドというストーリーを後押しするか。

寄稿者:長谷川友哉長谷川友哉(ハセガワ ユウヤ)
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

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