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「AIエージェントの仮想通貨がミームコインのシェア奪う」Dragonflyが2025年予測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AIエージェントの台頭と衰退を予測

暗号資産(仮想通貨)関連に投資するベンチャーキャピタルDragonflyのマネージング・パートナーであるハシーブ・クレシ氏は1日、2025年の市場予測を発表した。

特に「AI(人工知能)エージェント」関連のトークンが台頭し、ミームコインから市場シェアの一部を奪うとしている。ただ、2025年中は流行が続くものの、その後は衰退するとも意見した。

クレシ氏は、仮想通貨分野におけるAIエージェントは、Xに投稿することを除けばエージェント的ではなく、「ミームコインが付加されたチャットボット」だと判断している。なお、この場合「エージェント」は代理で何かを遂行するといった意味だ。

リアルタイムの情報集約や拡散は、今日でもアルゴリズムで簡単に置き換えることが可能で、この点でチャットボットはインフルエンサーに取って代わることができるとしている。例としては「aixbt」を挙げた。

aixbtは、仮想通貨インフルエンサーの発言を収集・解析し、投資助言を提供するAIエージェントだ。仮想通貨AIXBTが、Baseチェーンで稼働するVirtuals上で取引されている。

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クレシ氏は、こうしたAIによるチャットボットは当初の目新しさから流行となるものの、普及が進み人間のクリエイターが収益を失うにつれて人々はAIに反感を持つと予想。これにより、人々は2026年までに本物の人間のクリエイターやオピニオンリーダーを再び優遇するようになると続けた。

また、将来のチャットボットは、ミームコインからだけではなく、スポンサーシップ、アフィリエイトリンク、所有するトークンの価格操作などを通じて収益を得るようになり、AIとしての正体を隠す可能性もあると指摘している。

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「AIはステーブルコインを決済に導入」

クレシ氏は、AIと仮想通貨が交差する分野についても語った。まず、ステーブルコイン規制が緩和されれば特に、自律的なAIエージェントは仮想通貨を使用して互いに支払いを行うだろうと予想している。

銀行口座よりも簡単に送金できるために、AIエージェントを運用する大企業も、エージェント間の支払いにステーブルコインを使用するようになると続けた。

さらに、AIはUX(ユーザーエクスペリエンス)も変えると指摘。AIが仮想通貨ウォレットに搭載されれば、ブロックチェーン間のブリッジングや、取引ルートの最適化、手数料の低減などをAIが処理すると述べた。

相互運用性の問題などもカバーし、明らかな詐欺も回避できるはずだと予想している。AIが充分な信頼性を獲得するのは先になるが、実現すれば、ウォレットユーザーは、あるアプリケーションがどのチェーンに存在するかを意識せずに円滑な取引ができると見解を述べる格好だ。

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ソフトウェア開発AIの影響

クレシ氏は、本当にインパクトをもたらすAIエージェントはソフトウェアエンジニアリング分野のエージェントだと意見している。AIクラウドを利用してアプリを立ち上げられるようになり、潜在的にソフトウェア価格の下落を引き起こす可能性があると述べた。

分散型デリバティブ取引所「Hyperliquid」やソラナ(SOL)基盤のDEXアグリゲーター「Jupiter」のような自己資金プロジェクトが標準的になり、オンチェーンアプリの数や実験の量も増加し、革新につながるとしている。

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