WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

北朝鮮が裕福な個人を新たな仮想通貨ハッキングの対象に|仮想通貨取引所のセキュリティ強化が原因か

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

北朝鮮、新たに裕福な個人を仮想通貨ハッキングの対象に
香港の有力紙SCMP(南華早報)の報道によると、北朝鮮政府は国際的経済制裁のため財源が束縛されている中、同国のサイバー犯罪者はセキュリティが強化される仮想通貨取引所や金融機関から高所得の個人投資家へと新たな攻撃標的として移している。

北朝鮮の新たなハッキング手口とは

香港の有力紙SCMP(南華早報)報道 によると、北朝鮮政府は国際的経済制裁のため財源が束縛されている中、同国のサイバー犯罪者は以前、仮想通貨取引所や金融機関をハッキングのターゲットとしていたが、今は、個人投資家を新たな標的として狙っているとされている。

韓国のマルウェア分析専門のサイバーセキュリティ企業IssueMakersLabの創設者であるSimon Choi氏はSCMPの取材に対し、今の北朝鮮のハッキング手口に関してこのように話した。

以前、北朝鮮のハッカーは取引所のスタッフを狙っていたが、今は、個人ユーザー(個人投資家)を直接攻撃のターゲットとするようになった

米国と国連主導の経済制裁を受けている北朝鮮は、仮想通貨にて資金を不正に入手することを絶好な抜け穴としているだろう。

また、同氏はこのような攻撃対象の変化は、取引所などの企業がセキュリティの強化に力を入れていることが原因だろうと指摘している。

また、サイバーセキュリティ企業Cuvepia(韓国)のCEOを務めるKwon Seok-chul氏は同紙の取材、今年の4月から北朝鮮による個人投資家狙いと思われるサイバー攻撃30件以上特定したと明らかにし、以下のように述べた。

被害者は仮想通貨に投資しているウォレットのユーザーであり、未発見のケースも加えると100件以上超えているかもしれない。

実際、仮想通貨が盗まれた場合、クレームをつけられる相手がいないため、ハッカーは攻撃を増やしているわけだ。

前述のChoi氏は、最近の被害者は、大企業のCEOのような裕福な韓国人が主だったと指摘し、「一般人よりもCEOのような財力のある人物を攻撃したほうが大金を手に入れる可能性が高いと思っているからだ」と分析を話した。

北朝鮮とハッキング疑惑の歴史

以前から北朝鮮は独自のGRUに相当する朝鮮人民軍総参謀部偵察局でハッカー集団を育成していると考えられてきた。

先月、ロシアのサイバーセキュリティ企業Group IBは報告書を発表し、北朝鮮のハッカーが総額およそ647億円分をYoubitやコインチェックを含む5つの仮想通貨取引所からハッキングしたという独自の調査結果を発表した。

同社は2014年にSony Picturesのハッキングの裏にいると想定されているハッカー集団ラザラスが上述のハッキングに関与しているのではないかと予想している。

サイバーセキュリティ企業のFireEye社のアナリストであるLuke McNamara氏は以下のように言及している。

過去にハッキングした際、取引所を利用するユーザーのEメールやユーザーネームなどを収集していた可能性がある。

また北朝鮮のハッカーはターゲットの特徴を探り出す才能に長けているとMcNamara氏はコメントした。

彼らがターゲットを理解して、その集団や人物に合わせて魅力を変える特徴から能力が高いことが伺える。

 

以前にも北朝鮮のハッカー集団ラザラスはロシアのセキュリティー会社であるKaspersky Labによって公開されたレポートでも仮想通貨取引所のハッキング事件の黒幕であると予想されていた。

CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者6,000名突破。

CoinPostの関連記事

北朝鮮ハッカー集団ラザラス、アジア圏の仮想通貨取引所に侵入か:MacOS向けマルウェアで巧妙な手口
北朝鮮の関与が疑われるサイバー攻撃でアジア圏の取引所への侵入被害が発覚した。財務被害こそないものの、仮想通貨アプリのアップデートを騙り、MacOSを狙ったマルウェアとして注意喚起されている。
北朝鮮初の「国際ブロックチェーン・カンファレンス」開催が明らかに
2019年4月に、北朝鮮初の国際ブロックチェーン・カンファレンスが開催されることが明らかになった。国家主導で仮想通貨関連の国際カンファレンスが開かれることは、北朝鮮の歴史の中で始めてのこととなる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 木曜日
17:43
バイナンス小口ビットコイン流入、1日平均329BTCで過去最低に=アナリスト
オンチェーンアナリストのDarkfost氏が、バイナンスにおける1BTC未満の小口流入を分析。1日平均329BTCとなり過去最低水準に、2021年の2690BTC、2018年の3700BTCから大幅減少。リテール層減少の背景を読む。
17:04
JCBA、ウォレット・AI部会を設立 37社が参加
JCBAが「ウォレット・AI部会」を新設し、37社51名が参加。ノンカストディアルウォレットとAI統合ウォレットの利用者保護基準、責任分界、申告分離課税の論点整理を進める。
16:19
メタプラネット、ビットコイン保有43000BTC到達 Q2に2823BTC取得
メタプラネットが2026年12月期第2四半期のビットコイン取得状況を公表。43,000BTC保有に至るまでの2,823BTC取得や平均取得価格の推移、BTCイールド6.6%などの主要指標を解説する。
15:22
大阪府、AI・ブロックチェーン実証実験に補助金 上限1000万円
大阪府が先駆的金融市場等形成支援事業補助金の公募を開始した。ブロックチェーンやAI等を用いた金融サービスの実証実験が対象で、補助上限は1件あたり1000万円。公募期間や対象要件、補助率を解説する。
14:37
Kウェーブ・メディア、ビットコイン保有ゼロに 1万BTC目標から転換
Kウェーブ・メディアが保有する全ビットコインを売却し、財務戦略を一時停止した。2025年に掲げた1万BTC取得目標は達成前に撤回され、AIインフラ事業へ軸足を移す。売却の経緯をSEC提出書類をもとに整理する。
13:55
MiCA全面施行、EUでポーランドのみ未対応 仮想通貨企業2000社が認可なしで窮地に
2026年7月1日のMiCA全面施行に伴い、ポーランドのみが国内法制化に至らず、規制の空白状態となっている。同国内約2,000社の仮想通貨事業者は自国でのCASP認可取得手段を失い、他国でのライセンス取得か事業撤退の選択を迫られている。
13:05
仮想通貨ハッキング被害額、6月は120億円で前月比7%減少 ヒューマニティプロトコルが最大
ペックシールドの報告によると、6月の仮想通貨ハッキング被害は40件・約7,590万ドルで前月比7%減となった。最大被害はヒューマニティプロトコルからの流出だ。
11:48
仮想通貨大手306億円相当の中間選挙献金、米政治団体で首位に
仮想通貨業界が2026年米中間選挙の政治献金で総額1億8900万ドルに達し、全業種で最大の献金主体になったと米パブリック・シチズンが報告。リップル・コインベース・クリプトコムが主導し、AI業界も同様の手法で追随している。
11:00
サークルCEOがOUSDの優位性主張に反論、有識者「DAOと同じ末路」と懸念
140社超が支援するOUSDの登場を受け、ステーブルコイン大手サークルのCEOがコンソーシアム型モデルの限界を公開反論。米系証券各社はUSDCの競争優位が維持されるとの見方を示した。
10:42
スクウェア・エニックス、脱炭素アプリにブロックチェーン採用
スクウェア・エニックスとENECHANGEが脱炭素アクションを促す新アプリを共同開発。ミッション達成でポイントを得るゲーム設計とし、データ管理にはブロックチェーン「Oasys」を採用する。サービス開始は2026年内を予定。
09:48
イーサリアム財団、政府・機関向けガイド公開 中立性を強調
イーサリアム財団が政府・機関向けに、中立なインフラとしてのイーサリアムを解説する報告書を公開。稼働実績や経済的セキュリティなどOpenZeppelinの客観的指標をもとに他ブロックチェーンとの違いを示している。
09:45
ビットコイン、買い集め広がるもリスク残存 底打ちの確証なし=グラスノード
グラスノードが仮想通貨市場週間レポートを発表。ビットコイン下落局面でも買い集める層が広がる一方、ETF資金流出やレバレッジロング積み上がりなど不安要素も残ると分析した。
09:15
トルコ大手取引所がハイパーリキッドとポリマーケットを統合、規制取引所として初事例
トルコの大手仮想通貨取引所パリブが1日、ハイパーリキッドの無期限先物とポリマーケットの予測市場をアプリ内に統合した。規制済み取引所として世界初の事例とされ、NYSE・ナスダック株の取引ウェイトリストも開設した。
08:25
イーサリアムに新たな独立組織が誕生、機関向けの採用を促進へ
仮想通貨イーサリアムでイーサリアム・インスティテューショナルという独立組織が新たに誕生。L2を含めたイーサリアムのエコシステム全体の機関・企業への普及を加速させる。
07:35
スタンダードチャータード、DeFi拡大でモルフォに強気見通し
スタンダードチャータードはDeFi貸し借りプロトコルのモルフォ(Morpho)の分析カバレッジを開始、2030年末の目標価格を60ドルに設定した。ビットコインとイーサリアムを上回るリターンを見込み、DeFi資産の37倍拡大を原動力とする。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧