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米フィデリティが注目する2025年の仮想通貨トレンド──DeFi・AIエージェントなど

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2025年の注目トレンド

米フィデリティ・デジタルアセッツは7日、2025年の展望レポートで、DeFi(分散型金融)とブロックチェーンで今年注目するトレンドを公開した。

DeFiについて、2025年も革新と成長を継続すると予測。ブロックチェーン技術における革新、市場力学の成熟、伝統金融(TradFi)領域からの関心の高まりが、DeFiの発展を促進すると述べている。

同社は今回、デジタル資産に関する幅広いレポートを公開。その中でDeFiとブロックチェーンのトレンドについても書いている。

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DeFiの発展に関連してフィデリティ・デジタルアセッツは、今年もL2のスケーリングソリューションの需要は高いと予測。取引手数料を安価にしたり、処理速度を速めたりできるL2は、DeFiにアクセスしやすくしたり、拡張性を高めたりできることから、機関投資家や企業の参入を促す可能性があると述べている。

そして、L2プロジェクトの成功例は、米暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースが支援する「Base」だとした。

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他にも、2025年は独自チェーンをローンチする成熟したデジタル資産プロジェクトが増加すると予測している。

独自チェーンはプロジェクトのユースケースに合うようにカスタムでき、スケーラビリティやパフォーマンスを高められるだけでなく、取引手数料、ガバナンス、トークノミクスによってプロジェクトが恩恵を受けやすいメリットがあると指摘した。

そして、このプロジェクトの好例として、コスモス(ATOM)の開発キットを活用して独自チェーンを立ち上げたDeFiのトレーディングプラットフォーム「dYdX」を挙げている。

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また、メタマスクやファントムといったセルフカストディ型のウォレットが、TradFiの「PFOF(Payment for order flow)」モデルを採用するとも予測。これは、ウォレットプロバイダーが投資家の注文をマーケットメーカーに回送する対価としてリベートを得るモデルのことだ。

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フィデリティ・デジタルアセッツは、PFOFモデルの採用によってウォレットプロバイダーが新たな利益を得られる可能性があると予測している。

その他のトレンド予測

上述した以外にも、今年注目するトレンドには以下の内容を挙げた。

  • ブロックチェーン上のAIエージェント
  • 分散型ソーシャルメディア(SocialFi)
  • 分散型物理インフラネットワーク(DePIN)
  • 分散型AI

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これらの領域は、フィデリティ・デジタルアセッツ以外からもトレンドの候補として挙げられている。現在、特に注目度が高いのがAIエージェントだ。

AIエージェントとは、AIの技術を活用して人間や別のシステムに代わって自律的にタスクを実行してくれるシステムやプログラムを指す。AIエージェントは、ブロックチェーン領域に限らず注目を集めている。

フィデリティ・デジタルアセッツは今回、AIエージェントがDeFiで活用されるようになると予測。例えば、市況の変化やリスク選好度に基づいて自動で資産を再配分し、ポートフォリオを管理してくれるようになる可能性を秘めているとした。

他にもアルゴリズムに基づいたトレーディング戦略の最適化、レンディングでの取引の自動化、DAO(自律分散型組織)でのガバナンスプロセスの自動化などにも活用できる可能性があると述べている。

DAOとは

「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる組織を指す。

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