XRPのイベント開催へ
米リップル社は21日、「XRP Community Day 2025」というイベントの開催と内容を発表した。
このイベントで、XRPL(XRPレジャー)のブロックチェーンが変革を起こす新たな年の始まりを祝うと説明。そして、暗号資産(仮想通貨)XRPの世界的な影響力、拡大するユースケース、イノベーションにスポットを当てると述べている。
XRP所有者、コミュニティのリーダー、リップル社の幹部らが会するXRP Community Dayは、Xのスペースを活用してオンラインで開催。開催日は28日と29日としており、EMEA(欧州・中東・アフリカ)、米国、アジアの3つの時間帯をまたいで進められていく。
まずは、リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOがXRPのマイルストーン、エコシステムの発展におけるリップル社の役割、ステーブルコイン「RLUSD」のローンチを振り返るオープンニングセッションから開始する。
他にも、最高法務責任者のスチュアート・アルデロティ氏が米トランプ政権下の規制などについて話したり、最高技術責任者のデイビッド・シュワルツ氏がXRPLの2025年のロードマップについて説明したりする予定だ。
また、テーマとしては、DeFi(分散型金融)やゲーム、現実資産(RWA)のトークン化、機関のユースケースなどについて話すイベントも予定する。
RWAとは
「Real World Asset(現実資産)」の略。ブロックチェーン上でトークン化されるRWAには不動産、アート作品、トレーディングカード等の実物資産、株や債券等の有価証券などが含まれる。
▶️仮想通貨用語集
例えば、プレジデントのモニカ・ロング氏は29日のアジア時間に合わせ、「リップル社の2025年の優先事項」というテーマで、アジア太平洋地域でトークン化を軸にしてイノベーションを推進する目標について話すとした。
今回のイベントは、SBIホールディングスの代表取締役会長兼社長である北尾吉孝氏が自身のXアカウントで紹介している。
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イベントの重要性
リップル社は、XRP Community Dayの重要性を説明する際、このグローバルイベントは5つのことを行うために計画されていると述べた。
1つ目はXRPのモメンタム(勢い)を祝うこと。2つ目はXRPLのイノベーションにスポットを当てることだ。
3つ目はXRPコミュニティを団結させたり、サポートしたりすること。XRP所有者や開発者、プロジェクトが、XRPとXRPLの未来形成に参加できるグローバルな場を提供するとしている。
4つ目は、XRPL開発の次の波を促すこと。XRPLがどのようにDeFi、トークン化、電子市場、ゲームを発展させているかを示すと述べている。
最後の5つ目は広範な仮想通貨コミュニティを迎えること。XRPに限定せずに仮想通貨コミュニティを招き、XRPやXRPLについて理解を深めてもらいたいとした。
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