はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ドイツ右派政党、ビットコインなど仮想通貨の大幅規制緩和を掲げる 解散総選挙で

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AfDが仮想通貨の規制緩和唱える

ドイツの右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」は、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)、デジタルウォレットや取引の大幅な規制緩和を政策の一つに掲げている。ロイター通信が報じた。

ドイツでは、連邦議会の解散にともなう総選挙が2月23日に実施される。このため各党が政策を発表しているところだ。

AfDはドイツが欧州連合の共通通貨であるユーロを放棄し、金準備に裏付けられたドイツマルクを復活させるよう求めている。さらに、欧州中央銀行(ECB)が検討中の中央銀行デジタル通貨(CBDC)にも反対している。

CBDCについては米国のトランプ新政権も反対の姿勢だ。24日の大統領令では、「CBDCの設立、発行、推進に関する機関の行動を禁止する」ことが含まれていた。

関連: トランプ大統領、仮想通貨の戦略的国家準備金に関する大統領令に署名

CBDCとは

各国・地域の中央銀行が発行するデジタル化された通貨を指す。「Central Bank Digital Currency」の略である。仮想通貨との大きな違いは、CBDCは法定通貨であること。通貨の管理や決済等においてコスト削減や効率性向上が期待できる一方で、個人情報やプライバシーの保護、セキュリティ対策、金融システムへの影響など考慮すべき課題は多い。

▶️仮想通貨用語集

一方で、オラフ・ショルツ首相率いる社会民主党(SPD)と緑の党は厳格な仮想通貨規制と、富裕層への増税を目指しているところだ。

DWによると、2月始めの世論調査では、ドイツの中道右派連合であるCDUとCSUの支持率は28%、AfDは20%、SPDは16%、緑の党は15%となっている。

欧州の包括的仮想通貨規制を導入へ

EUは、圏内の包括的な仮想通貨規制「Market in Crypto Assets:MiCA」を昨年6月に正式承認。各国が批准を始めている。ステーブルコイン規制や企業のライセンス制度、消費者保護要件などを規定するものだ。

これに基づき、仮想通貨企業は、エネルギー消費量など環境に与える影響について開示することも求められる。

ドイツ議会も昨年12月、MiCA規則の完全導入に必要な法律を可決した。

MiCAには、既存のライセンスを取得している企業が最大18か月間事業を継続できるようにする条項がある。ドイツでは、この移行期間は1年と設定されているところだ。

関連: EU、包括的な仮想通貨規制案MiCAを正式承認 段階的発効へ

元財務相がBTC準備金の検討提案

ドイツでは、元財務相のクリスティアン・リントナー氏が昨年12月、欧州中央銀行とドイツ中銀は、ビットコインなどの仮想通貨を外貨準備の一部として検討すべきと意見していた。

仮想通貨は、世界的な富の増加において重要な役割を果たしており、準備資産の強靭性を高める一助にもなり得るとする格好だ。すべてを仮想通貨に投資するのは賢明でないとしつつ、政治的リスクは計算可能とも見解を述べていた。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/20 月曜日
17:47
AIフュージョンキャピタル、ビットコインを追加購入 保有量30 BTCに
AIフュージョンキャピタルグループは10月、約1億円分(6.13BTC)のビットコインを追加購入。累計購入額は約4億円、保有量は30.76BTC(時価約5億円)に到達。BitGoや博報堂と連携し、暗号資産運用を拡大している。
16:13
コンヴァノ、ビットコイン売買で7億円の利益確保
コンヴァノ(6574)はBTC高値売却・安値買戻しのトレーディング戦略で約7億円の利益を確保。保有量は665BTCに増加し、累計投資額は約114億円へ拡大。
14:25
NY市長選クオモ候補、仮想通貨振興へ新ポスト創設を公約
ニューヨーク市長選候補のクオモ氏が暗号資産振興へ新ポスト創設を公約。最高技術革新責任者とイノベーション評議会を設置し、AI・ブロックチェーン・バイオテクノロジーの3分野で市を先導する方針を表明。ウォール街を擁するニューヨークの暗号資産政策に注目集まる。
12:04
仮想通貨マイナー株価、ビットコイン上回る上昇 AIシフト背景に
仮想通貨マイニング企業のパフォーマンスが年初来2.5倍超上昇しビットコインを上回っている。アイリスエナジーやサイファーマイニングなどAI・HPC事業への転換が株価上昇の背景だ。
10:40
中国IT大手、当局介入でステーブルコイン計画を中断=FT紙
中国政府が複数のテック大手による香港でのステーブルコイン発行計画に介入。人民銀行は民間通貨発行やデジタル人民元への影響を懸念。香港は5月に世界初の包括的規制を施行したばかり。
10:15
仮想通貨トレジャリー企業の”錬金術”時代は終焉か=10x Research見解
10x Researchが仮想通貨トレジャリー企業のNAV暴落を分析した。ストラテジーやメタプラネットなどのDATは新たなビットコイン戦略への転換を迫られていると解説している。
10/19 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ビットコイン市場回復の鍵やリップル社の事業拡大など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、BNB、XRPなどの主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
13:55
金融庁、銀行の仮想通貨投資解禁を検討=報道
金融庁が銀行によるビットコインなど仮想通貨の投資目的での取得・保有を可能にする制度改正を検討しているようだ。銀行グループの仮想通貨交換業者登録も可能にし、個人投資家の環境整備を図る。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|バイナンスのユーザーへの救済金配布に高い関心
今週は、トランプ・ショックを受けた仮想通貨取引所バイナンスによるユーザー補償、メタプラネットの企業価値指標mNAVの低下に関する記事が最も関心を集めた。
10/18 土曜日
13:55
OneKeyが12万件のビットコイン秘密鍵脆弱性を報告、トラストウォレットに影響か
ワンキーがリブビットコイン・エクスプローラー3.xの脆弱性により約12万件のビットコイン秘密鍵がクラッキング可能になると報告した。トラストウォレットなど複数の製品が影響を受けている模様。
13:50
オープンシーが2026年1QにSEAトークン発行予定、供給量の50%をコミュニティへ配布
オープンシーCEOが2026年第1四半期のSEAトークン発行を発表した。総供給量の50%がコミュニティに配分され、収益の50%が買い戻しに使用される。ステーキング機能も実装予定だ。
13:05
G20、グローバルな仮想通貨規制の不足を指摘 ステーブルコインの課題も
国際的な金融監督機関FSBが、ビットコインなど仮想通貨の規制実施状況を評価する報告書を発表。各国規制の断片化と一貫性の欠如を指摘し、ステーブルコイン監督の課題も述べた。
10:55
著名ユーチューバー「ミスタービースト」、仮想通貨取引所商標を申請
登録者4億4600万人のユーチューバー、ミスタービーストが仮想通貨取引やDEX運営を含む金融プラットフォームの商標を申請した。バンキングや投資サービスも提供する計画だ。
10:05
決済大手ストライプ支援のL1チェーン「テンポ」、750億円を調達 イーサリアムOBが参画
ストライプとパラダイムが支援する決済特化型L1ブロックチェーン「テンポ」が750億円を調達した。評価額は7,500億円に達し、著名イーサリアム開発者も参画する。
09:30
スイス当局、FIFAのNFTプラットフォームを違法賭博として刑事告発
スイス賭博監督局がFIFAのブロックチェーン型NFTプラットフォームを違法な賭博サービスとして刑事告発した。参加に金銭的賭け金が必要で、賞金獲得が抽選で決まる仕組みが宝くじやスポーツベッティングに該当すると判断された。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧