
ステーキング戦略も
ナスダック上場の教育テクノロジー企業Classover Holdingsは2日、、Solana Growth Ventures LLCと最大5億ドル(約700億円)の資金調達契約を締結したと発表した。
調達資金の最大80%をソラナ(SOL)トークンの購入に充当し、ステーキングによる運用益を目指す。
総額9億ドルの大型調達枠を確保
同社は2025年5月にSolana Strategies Holdings LLCと4億ドルの株式購入契約を既に締結しており、今回の5億ドルと合わせて総額9億ドル(約1,300億円)の調達枠を確保した。
今回の契約では、シニア担保付転換社債を発行し、初期調達額として1,100万ドル(約15億円)を調達する。この社債は取引実行日の株価の2倍でClass B普通株に転換可能で、調達資金の最大80%をSOL購入に充当する契約となっている。
この債券は、Classoverの株価の2倍の価格で株式に交換可能。株価が上がれば、投資家は債券を株に変えて利益を狙うことができる。担保付きのシニアなので、Classoverが返済できない場合でも、投資家のリスクは比較的低いと見られる。
Classoverはすでに105万ドル相当の6,472 SOLを購入済み。取得したSOLは長期保有し、ソラナネットワークでのステーキングを通じて年利約5-8%(市場状況による)の運用益獲得を目指している。
EdTech企業の暗号資産戦略
Classover Holdingsは2020年設立のニューヨーク拠点のEdTech企業で、幼稚園から高校生(K-12)向けにAI技術を活用したオンラインライブ授業を提供している。30カ国以上の生徒に個別指導や少人数制コースを展開し、創造性や問題解決能力の育成を目指す。
財務面では、2024年の売上は362万ドル(前年比19%増)、2025年は1,000万~1,500万ドルを見込むものの、純資産は-419万ドル、2024年の純損失は17.6万ドルと財務状況は脆弱な状態にある。
CEOのHui Luo氏は「SOLを活用した財務戦略により、暗号資産を企業財務に統合する先駆者となる」とコメントした。
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