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セイラー会長が議員らと会談 米国の仮想通貨リーダーシップ戦略を提案

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

有意義な会話を

ストラテジー社(旧:マイクロストラテジー社)のマイケル・セイラー会長は今週26日、米下院金融サービス委員会およびフレンチ・ヒル議員と会談し、米国をビットコインと仮想通貨のグローバルリーダーとするための戦略について協議した。セイラー会長は自身が昨年12月に発表した「デジタル資産フレームワーク」を提示し、デジタル資産市場における米国の競争力強化策を提案した。

会談に参加したダン・ミューザー下院議員はソーシャルメディアで「セイラー会長とビットコインの経済的価値およびデジタル資産市場構造の必要性について有意義な議論を行った」と述べた。同議員は「デジタル資産は摩擦のない決済の未来を切り開き、新たな資本アクセスを可能にする」と強調し、「下院金融サービス委員会共和党は明確なルール作りに取り組み、トランプ大統領の『米国を仮想通貨の首都にする』という約束を実現する」との意向を示した。

関連:「米国を仮想通貨の中心地に」トランプ大統領、未来投資イニシアチブ(FII)サミットで再表明

セイラー会長が提示したフレームワークでは、デジタル資産の明確な分類が重視されている。具体的には、ビットコインなどの「デジタル商品」、株式や債券などの「デジタル証券」、法定通貨に裏付けられた「デジタル通貨」、デジタルユーティリティを提供する「デジタルトークン」、非代替性トークン「NFT」、物理資産に裏付けられた「デジタルABT」という6分類が定義されている。

同フレームワークはまた、デジタル資産市場における「正当性」の確立を強調している。発行者、取引所、所有者の権利と責任を明確化することで、透明性と公平性を確保し、「誰も嘘をついたり、騙したり、盗んだりする権利を持たない」という基本原則のもと、全参加者に責任ある行動を求めている。規制面では、各資産クラスにおける標準的な情報開示や取引所主導のコンプライアンス、発行・維持コストの制限などを通じて、イノベーションと効率性の両立を目指している。

セイラー会長は、デジタル資産がもたらす21世紀の資本市場革命についても言及している。迅速なデジタル資産発行プロセスにより発行コストを大幅に引き下げることで、中小企業やアーティスト、セレブリティなど多様な参加者が資本市場にアクセスできるようになると提言。トークン化された商品、不動産、アート、ビジネス、ブランドなど幅広い投資機会の創出も期待される。

特に注目すべき提案として、ビットコインを国家戦略的準備金として活用することで最大81兆ドルの富創出が可能だとする見方を示している。この構想では、16兆〜81兆ドル規模の準備金を構築し財務省が管理することで、国家債務の軽減に直接寄与するとともに、米国のデジタル資産市場における主導的地位確立や、米ドルのグローバルデジタル準備通貨としての成長を促進するとしている。

1月に正式就任したトランプ大統領や一部共和党議員がビットコインの戦略的準備金設置を提唱する中、セイラー会長の提案するデジタル資産フレームワークが今後の米国デジタル資産政策にどのような影響を与えるか、業界関係者から注目を集めている。

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