
Coincheck Prime開始
暗号資産(仮想通貨)取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェック株式会社は25日、事業法人および機関投資家向けに特化した「Coincheck Prime」の提供を開始した。
新サービスは、1,000万円相当以上の預入残高を保有する、または同額以上の取引を希望する法人顧客を対象としており、専門担当者による取引・管理サポートを提供する。
これまで暗号資産の法人保有は主にクリプト/web3関連事業を展開する企業による事業運営目的が中心だったが、近年ではインフレヘッジなどの財務戦略や純投資目的で暗号資産を保有する企業が増加している。
「Coincheck Prime」はこうした法人特有のニーズに応えるべく開発された。また、将来的に日本で暗号資産ETFの組成・運用が実現した際には、カストディサービスを必要とする機関投資家の利用も視野に入れているという。
Coincheck Primeのサービス
- アセットロック:法人の暗号資産保有における期末時価評価課税の適用除外となる
- OTC取引:優遇レートによる大口取引を可能にする
- カストディ:堅牢なセキュリティを確保
日本の仮想通貨投資環境
日本では暗号資産市場の成長を支える法整備が着実に進んでいる。金融商品取引法の枠組み改正が進められる中、暗号資産の税制においても、現状の雑所得から金融所得課税への移行が検討されている。こうした規制環境の整備は、法人投資家の暗号資産市場参入を後押しする形となっている。
国内の暗号資産市場も着実に拡大しており、口座開設数は1,100万口座を超え、利用者預託金は2.9兆円に達している。
この成長市場において、コインチェックは顧客預かり資産1.29兆円(2025年1月末現在)を有し、ビットコイン現物取引高では2024年下半期に国内首位を記録。アプリダウンロード数6年連続「国内No.1(※1)」だ。
また、東証プライム市場上場のマネックスグループ株式会社と米NASDAQ上場のCoincheck Group N.V.傘下の暗号資産交換業者として、グローバル水準の内部統制、リスク管理およびセキュリティ態勢を整えている点も強みだ。
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*対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2024年12月 データ協力:AppTweak本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。