
金からデジタル金へ
英国上場の金鉱会社ブルーバード・マイニング・ベンチャーズは5日、金採掘事業の将来収益をビットコイン(BTC)に変換する戦略を発表した。英国の上場鉱業企業として初めてビットコイン優先の資金管理手法を採用する計画だ。
同社は韓国とフィリピンに位置する3つの主要金鉱プロジェクトを保有し、合計推定金資源量は約180万オンスに達する。「金採掘プロジェクトからの収入をビットコインに体系的に変換し、積極的な資金管理アプローチを取っていく」と説明している。
ブルーバード社は収益変換に加えて、ビットコインを長期保有資産として貸借対照表に計上する方針を示した。企業オーバーヘッド(必要な間接費)を最小限に抑えながら、この戦略転換を支援していく構えだ。
この動きは、インフレ懸念とデジタル資産の正当性向上を背景に、現実資産企業の間でビットコインを準備資産として活用する傾向が拡大している状況を反映している。
関連:「金・銀・ビットコインに数十億ドル流入へ」金持ち父さん著者キヨサキ、株式市場暴落を予測