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「ビットコインは年末までに20万ドル超える可能性」ビットワイズ予測

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

年末までのBTC価格予測

暗号資産(仮想通貨)運用企業Bitwise(ビットワイズ)は10日、市場についての週次レポートを発表。2025年末までにビットコイン(BTC)価格が20万ドル(約2,900万円)以上に上昇する可能性があると述べた。

ビットコインは希少性が高く、カウンターパーティリスクのない分散型資産であるため、国家の債務不履行に対する代替的な「ポートフォリオ保険」となり得るとしている。また、今後の価格について次のように予測した。

定量モデルにより、現在の国家債務不履行の可能性を考慮した場合の、ビットコインの仮定的な「適正価値」を、現在約23万ドルと推定している。

この推定値は、ビットコインの希少性の高まりに沿うものであり、ビットコインは年末までに20万ドルに向けて上昇すると予想される。

背景として、ビットワイズは米国の債務状況は今後数年間、悪化し続ける可能性が高いと予想している。これは議会予算局(CBO)の公式予測でもあると指摘した。

純利息支出(政府が支払う総利息から、その利息収入を差し引いたもの)は2030年までに約3兆ドル(約430兆円)へと3倍に増加する見込みであり、トランプ政権が提案している減税措置は、この状況をさらに悪化させる可能性が高いと意見している。

ここ1週間の供給動向に関しては、1,000BTC以上を保有するクジラ(大口投資家)が、取引所からビットコインを引き揚げており、クジラによる売り圧力が低下していることを示すと指摘。具体的には、クジラは先週、取引所から390,632BTCを引き出していた。

また、Glassnodeの最新データによると、取引所が保有するビットコイン準備金の全体的な減少傾向が続いているとも述べた。現在は291万BTCで、流通供給量全体の約14.6%を占め、これは前週比0.3%の減少だ。

なお、ビットコイン財務戦略で知られるストラテジー社のマイケル・セイラー会長は11日、ビットコインの弱気相場が戻ることはなく、将来的には1BTCあたり100万ドル(約1.4億円)に到達すると強気予測している。

関連:ビットコインは今後どうなる?2025年の価格展望と押さえておきたい注目材料

リスク選好は上昇傾向か

ビットワイズは、アルトコインについても分析している。先週、仮想通貨間のパフォーマンスのばらつきは低い状態を維持しており、アルトコインがビットコインのパフォーマンスとの相関関係を維持していることを示すと述べた。

ビットワイズが追跡しているアルトコインの約15%が週ベースでビットコインをアウトパフォームした。一方でイーサリアムのパフォーマンスはビットコインよりも低かった。

出典:Bitwise

ビットワイズは、アルトコインのアウトパフォーマンスの上昇は、仮想通貨市場におけるリスク選好度の上昇を示す兆候となる傾向があると指摘。このため、最近アルトコインの一部がビットコインをアウトパフォームしていることは、現時点でのリスク選好度が強気であることを示唆すると続けた。

関連:アーサー・ヘイズ、日銀の量的緩和再開でビットコイン急騰の可能性

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