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サークルのIPO成功が示す仮想通貨投資の新局面──ビットワイズCIO分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

投資分散化の重要性

仮想通貨分野の投資において基盤技術(トークン)と関連企業株式への分散投資が重要性を増しているようだ。Bitwise社のマット・ホーガンCIOは、サークルIPOの成功事例を挙げながら、投資家が仮想通貨資産と関連株式の両方へのエクスポージャーを検討すべきだと分析した。

世界第2位のステーブルコインUSDCを発行するCircle社(サークル)が5日、ニューヨーク証券取引所でIPOを実施し、初日取引で株価が167%上昇する好調なスタートを切った。同社株式の需要は募集株数の25倍に達し、公開価格31ドルを約4倍上回って推移している。

ステーブルコイン市場の急成長が同社株への注目を集めている。過去5年間でステーブルコイン全体の運用資産総額は40億ドルから2,500億ドルに拡大し、米財務省は2030年までに2兆ドル到達を予測している。現在の短期金利約4%の環境下で、業界全体で年間約100億ドルの高利益率収入を生み出している状況だ。

ホーガン氏は仮想通貨エコシステムにおける価値蓄積の分散化を指摘した。イーサリアムやソラナなどの基盤技術と、サークルのようなアプリケーション企業の両方に長期的な成長機会があると分析。サークルはブロックチェーンインフラを低コストで活用し、世界規模のサービスを構築している。

その中で、同氏は基盤技術への投資と関連企業株式への投資を組み合わせた分散戦略を推奨している。コインベース、ギャラクシー、マスターカードなど、ブロックチェーン技術を活用した上場企業が増加しており、仮想通貨エコシステム全体の相乗的成長による投資機会の拡大が期待されている。

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