
世界の潮流を意識
8月25日、Web3カンファレンス「WebX」で武藤容治経済産業大臣が挨拶し、日本のWeb3戦略について言及した。
「WebX」は国内最大手のWeb3メディア「CoinPost」を運営する株式会社CoinPostが企画し、一般社団法人WebX実行委員会が主催するWeb3カンファレンスで、今年は8月25日と26日に「ザ・プリンスパークタワー東京」で開催されている。
武藤大臣は、米国での大統領令やステーブルコイン法成立など、デジタル資産分野の制度整備が急速に進んでいる現状を紹介。「世界の流れに遅れないように、という思いを強めた」と述べ、日本も積極的に対応していく姿勢を示した。
Web3を日本の強みと結びつける領域として、アニメ、漫画、アート、スポーツ、地方創生を挙げた。中小企業やクリエイターの価値を国内外へ広げるツールとしてWeb3を位置づけ、各産業との連携を後押しする考えを示した。
具体策として、経産省は次の取り組みを推進している。
- 税制改正
- Web3スタートアップへの資金供給を可能にする法改正
- Web3の潜在力を引き出す事業環境の整備
WebXをきっかけに、多様なアイデアの交流から革新的な技術や新しいビジネスが生まれることを期待し、Web3が日本経済の成長をけん引する役割を担うよう、来場者とともに取り組みを進めると締めくくった。

▼登壇者概要

武藤 容治経済産業大臣
武藤 容治
むとう ようじ
経済産業大臣
原子力経済被害担当
GX実行推進担当
産業競争力担当
内閣府特命担当大臣
(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)
出典:「武藤容治 経済産業大臣プロフィール」(経済産業省ウェブサイト)