
2026年に仮想通貨カストディサービス開始へ
米金融大手シティグループが2026年に仮想通貨カストディサービスを開始する計画であることが13日、CNBCの報道で明らかになった。同行のパートナーシップ・イノベーション部門グローバル責任者ビスワループ・チャタジー氏が明らかにした。
シティは過去2~3年間にわたりカストディサービスを開発しており、今後数四半期以内に資産運用会社などの顧客向けに信頼性の高いカストディソリューションを市場投入する見込みだ。チャタジー氏によると、同行は自社開発の技術ソリューションとサードパーティーとの提携の両方を検討しているという。
シティはすでにニューヨーク、ロンドン、香港のオフィス間でブロックチェーンベースのドル送金を24時間体制で提供している。
トランプ政権下で米国の仮想通貨に対する規制環境が改善し、ジーニアス法などの新法がステーブルコインなどの分野を規制したことで、伝統的金融機関が仮想通貨関連のサービスを提供しやすくなった。
ライバル社のJPモルガンのジェイミー・ダイモンCEOは今年、顧客が仮想通貨を購入することは認めるがカストディは行わないと述べた。ただしJPモルガンも来年には方針を変更する可能性を示唆している。
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