
現物裏付けのステラETPが上場
資産運用会社ウィズダムツリーは14日、ステラブロックチェーンのネイティブトークンであるルーメンス(XLM)に投資できるETP(上場投資商品)を欧州で立ち上げたと発表した。ウィズダムツリー・フィジカル・ステラルーメンスETP(XLMW)はスイス証券取引所SIX、ユーロネクストのパリとアムステルダム市場に上場し、15日にはドイツ取引所のゼトラにも上場予定となる。
同商品は現物裏付け型の機関投資家向け構造で、管理報酬は0.50%と欧州で最も低コストのルーメンスETPとなる。ステラは2014年に立ち上げられた高性能レイヤー1ブロックチェーンで、国際送金や実物資産のトークン化などに利用されている。
ステラネットワークには170カ国以上で69以上の規制対象金融機関が統合されており、法定通貨と仮想通貨の橋渡しインフラを提供している。ウィズダムツリーのデジタル資産リサーチ部門ディレクターのドビレ・シレンスキーテ氏は、ルーメンスがステラネットワークで効率的な通貨間取引を促進すると述べた。
ウィズダムツリーは2019年に欧州で初めて現物裏付け型ビットコインETPを提供したETP発行会社となり、現在は11種類の現物裏付け型仮想通貨ETPで20億ドル以上を運用している。同社の商品ラインナップにはビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの単一コイン商品に加え、ウィズダムツリー・フィジカル・コインデスク20ETPのようなバスケット商品も含まれる。
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