はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ホワイトハウス、舞踏場建設の寄付リストを公表 コインベース、リップル、テザーなど業界関係者含まれる 

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

舞踏場建設に3億ドル

ホワイトハウス当局者は24日、トランプ大統領の新しい舞踏場建設に伴い、ホワイトハウスの東棟が完全に解体されたと発表した。その後、ホワイトハウスは寄付者37社・個人のリストを公表した。

注目すべきは、このリストにメタ、アマゾン、アップルといった大手IT企業のほか、コインベース、リップル、テザーなどの仮想通貨企業も含まれている点だ。プロジェクトの資金源として、主に大手IT・テック企業と仮想通貨業界からの寄付が目立っており、37社・個人のリストが公表されている。

さらに、仮想通貨取引所ジェミニの共同創業者で初期ビットコイン億万長者のキャメロン・ウィンクルボス氏も個人として寄付に参加した。同氏は明確な仮想通貨規制法案を求め、共和党への献金を続けている人物である。

このプロジェクトは、歴史的に貴族や上流階級の社交の場として使われてきた舞踏場の伝統を現代に蘇らせる試みである。ホワイトハウスという歴史的建造物に大規模な改変を加える異例の取り組みとして、国内外で注目を集めている。

寄付の背景

トランプ氏は22日、プロジェクト費用を約3億ドル(約450億円)と見積もり、自身を含む寄付者が負担すると発表した。

ただし、公表されたリストには各寄付者の具体的な金額は記載されていない。

寄付者の中でも、仮想通貨企業の参加は業界と政権の密接な関係を象徴している。トランプ政権下で仮想通貨業界は規制緩和などの恩恵を受けてきており、今回の寄付も政治的な見返りを求める動きとの見方が強まっている。

専門家や批評家からは、これらの寄付が単なる善意の支援ではなく、政権への影響力行使や有利な政策獲得を狙ったロビー活動の一環であるとの指摘が相次いでいる。新設される舞踏場がホワイトハウス内の大規模イベントスペースとして機能することで、寄付者が政権首脳や閣僚に直接アクセスする場となるためだ。

実際、寄付リスト公表後、トランプ氏はこれらの企業幹部を招いたディナーを開催し、“友人”として称賛している。こうした関係構築により、CFTC委員の人事介入やTikTok規制の方針転換といった政策ロビー活動が容易になるとの懸念が高まっている。

具体的な成果も表れ始めている。コインベースは規制当局との訴訟が取り下げられ、リップルも米国を仮想通貨金融のハブにするというトランプ氏の構想に積極的な関心を示している。

関連:コインベース、SECの文書破棄を問題視 裁判所に制裁求める 

関連:リップル社とSEC和解でXRP急伸、トランプ政権の仮想通貨政策など複数の材料が相場押し上げ

また、先週、トランプ氏は仮想通貨取引所バイナンスの創業者チャンポン・ジャオ(CZ)を恩赦した。トランプ氏は仮想通貨業界への強い支持姿勢を示しており、業界との関係を深めている。

関連:トランプ大統領、バイナンス創業者CZ氏を恩赦 米国市場復帰の可能性

WebX アンケートご協力のお願い
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/14 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、トム・リーのイーサリアム相場分析やXRP現物ETFの連続純流入など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
来週の米雇用統計に注目、労働市場減速ならビットコイン相場に追い風か|bitbankアナリスト寄稿
BTC相場は1450万円周辺で推移。FOMCで利下げ決定、流動性供給再開で中期的な下支え期待。来週の米雇用統計で労働市場減速が示されれば、追加利下げ観測強まりBTCの追い風となるか。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|仮想通貨税制に関する国会質疑に高い関心
今週は、ストラテジーによるビットコイン押し目買い、仮想通貨税制に関する国会質疑、仮想通貨マーケットメーカー大手Wintermuteの市場分析レポートに関する記事が関心を集めた。
12/13 土曜日
14:05
米インタラクティブ・ブローカーズ、ステーブルコインでの口座入金を開始
ステーブルコイン入金を導入 ブルームバーグが報じたところによると、オンライン証券大手インタラクティブ・ブローカーズ・グループが、個人証券口座へのステーブルコインによる入金を可能…
13:35
仮想通貨業界団体ら、シタデルに反論 「DeFiは仲介事業者ではない」
DeFi教育基金など仮想通貨業界団体らが米SECに書簡を提出した。シタデル・セキュリティーズによるDeFi規制要求に反論し、自律的ソフトウェアは仲介者に該当しないと主張している。
11:55
ブラジル金融大手イタウ、3%のビットコイン配分を推奨
ブラジルの金融機関イタウがポートフォリオの1%から3%をビットコインに配分するよう推奨した。米国のバンク・オブ・アメリカやモルガン・スタンレーも最大4%の配分を提案している。
11:20
ファントムウォレットが予測市場機能を導入、カルシと提携
主要仮想通貨ウォレットのファントムが予測市場プラットフォームのカルシと提携し、ウォレット内で政治、スポーツ、文化イベントの契約を可能にする新機能を発表した。
10:25
Pyth Network、トークンの買い戻しメカニズム「PYTH Reserve」を導入
分散型オラクルPyth Networkが、収益の一部で仮想通貨PYTHを毎月買い戻す新メカニズムを導入する。DAOの資金残高の3分の1程度を購入に充てる予定だ。
09:20
テザー、イタリアサッカー名門ユベントス買収を提案
ステーブルコイン発行企業テザーがサッカークラブのユベントス買収を提案した。エクソール保有の65.4%株式を現金取得後、残る株式も公開買付けし、10億ユーロの投資を準備している。
08:30
テザー、自社株のトークン化や買い戻しを検討か
仮想通貨ステーブルコインUSDTなどを発行するテザー社は、自社の株式の流動性を確保するためにトークン化や自社株買いなどの手段を検討していることが報じられた。検討の背景が明らかになっている。
07:40
ソラナDEX大手ジュピター、7つの大型アップグレード発表 オンチェーン金融強化へ
ソラナ上のDEXアグリゲーター「ジュピター」がレンディングのオープンソース化、ステーブルコインジュプUSDローンチ、トークン検証システムVRFD拡張など7つの包括的アップグレードを発表した。
07:05
バンガード幹部がビットコインを投機的収集品と指摘、仮想通貨ETF取引解禁も慎重な姿勢
バンガードの責任者ジョン・アメリクス氏がビットコインを人気玩具ラブブに例え投機的資産と指摘。同社は仮想通貨ETF取引を解禁したが、独自商品提供や投資助言は行わない方針を維持。
06:35
ソラナ「ファイアダンサー」がメインネット稼働開始、100万TPS目指す
ソラナの新しいバリデータ・クライアント「ファイアダンサー」が3年間の開発を経てついにメインネット稼働を実現。1秒あたり100万トランザクションの処理を目指している
06:10
米ムーディーズがステーブルコイン格付けフレームワークを提案、準備資産評価へ
米大手格付け会社ムーディーズがステーブルコインを評価するための新たなフレームワークを提案した。ステーブルコインを裏付ける準備資産プールの各適格資産タイプを評価し、信用力に基づいて格付けを付与。
05:45
リップルやサークルなど5社、米連邦信託銀行免許の条件付き承認を取得
米通貨監督庁がリップル、サークル、ビットゴー、フィデリティ・デジタル・アセッツ、パクソスの5社に連邦認可信託銀行免許の条件付き承認を付与した。ステーブルコイン発行企業を連邦規制監督下に置く重要な一歩となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧