- Galaxy DigitalのCEOが新たなファンドを調達へ
- 米有力経済誌ビジネスインサイダーの報道によると、著名仮想通貨投資企業Galaxy Digitalの創設者兼CEOのマイケル・ノボグラッツ氏は仮想通貨・ブロックチェーン企業向けの信用ファンドを立ち上げ、2億5000万ドル(約273億円)以上を調達しようとしていることが判明した。同氏は、低迷する相場をよそに、改めて強気を示している格好だ。
Galaxy DigitalのCEOが新たなファンドを調達へ、業界には朗報
米有力経済誌ビジネスインサイダーの報道によると、著名仮想通貨投資企業Galaxy Digitalの創設者兼CEOのマイケル・ノボグラッツ氏は現在、資金繰りに困っている仮想通貨・ブロックチェーン企業向けの信用ファンドを立ち上げ、2億5000万ドル(約273億円)以上を調達しようとしていることが判明した。
この信用ファンドでは、仮想通貨や不動産、マイニング機材を担保に資金を借りることができるという。
同報道によれば、Galaxy社は、昨年から自社から資金を貸し出しており、市場の低迷を伴い、資金を借りようとする仮想通貨界隈の企業が増えている。
2018年に大損したGalaxy Digitalの動きとは
ノボグラッツ氏は、仮想通貨バブルが起きる以前から、ビットコインの有識者として強気な相場観を持ち続けていることで知られるが、2018年から継続している弱気市場を受け、同社が1億3000万ドル(約147億円)以上の含み損を抱えていることが以前も報じられた。
しかし、今年の年明けに、同氏はGalaxy社のカナダ上場株を約5億9000万円の買い増しを行い、持ち株比率が80%近くまで増やした事で、仮想通貨市場に対して、変わらない信念を示している。
一方では昨年11月、ノボグラッツ氏はFinancialTimeの取材に応じて、今の弱気相場を受けている仮想通貨ビジネスを経営・維持するには非常に困難であり、2017年の好景気とは全く違う光景となっているだろうと言及したことがある。そのため今回の信用ファンドの立ち上げは、ノボグラッツ氏が業界の将来を見据えた動きとして期待されている。
業界への出資がより活発的に
つい先日、世界No.2の証券取引所ナスダックのベンチャー部門やメガバンクCitiGroupなどがSymbiont.ioというブロックチェーンに21億円ほどの出資を行なったことが報じられた。
また、今年の第1四半期(1月から3月)頃に仮想通貨の現物および先物取引をの提供を予定するErisX社は昨年末にナスダックやフィデリティなど著名金融機関や企業21社から約31億円の出資を受けたことから、右下がりの相場が続いているにも関わらず、有望なブロックチェーン・仮想通貨関連企業へ巨額出資する動きは継続しており、業界の将来にとってもポジティブなことだと言えるだろう。
本日の速報をチェックスマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者11,000名突破。
CoinPostのLINE@、おかげさまで順調に登録者増加中!
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月12日
・各国の規制ニュースや取引所関連速報
・BTCやアルトコインの高騰・暴落情報
・相場に影響し得る注目カンファレンス
など、国内外の「重要ファンダ」をいち早く入手したい方は是非ご活用ください。QRコードでも登録可。https://t.co/4rkZi4LwVx pic.twitter.com/7IUwECtvC0