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ビットコインの底値を採掘コストから分析、仮想通貨EOSはdApps取引量でイーサリアム越え|Diar最新レポート

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ビットコインの最低価格は3000ドル、仮想通貨イオスの台頭
仮想通貨調査企業Diarが最新版のレポートを発表し、マイニングコストから算出したビットコインの底値予測や、2018年のdApps市場の成長に関する内容が公開された。

ビットコインマイニングの損益分岐点、dApps市場の分析

仮想通貨関連の調査レポートを毎週公開しているDiar社の最新レポートが発表され、dAppsやビットコインの底値価格など興味深い内容となっている。

今回のレポートでは以下3点の内容についてデータが掲載されている。

  1. dAppsの台頭
  2. 分散型取引所の低迷
  3. マイニングコストから算出するビットコイン価格

dAppsの台頭

dApps市場は昨年初め時点ではERC20トークン発行が可能なイーサリアムが市場を独占していたが、7月から台頭を表したイオス(EOS)や仮想通貨トロン(TRX)が現在ではdApps市場のドル換算取引量の9割以上を占めている。

ICOセールで破格の42億ドル(約4590億円)の資金調達に成功した仮想通貨イオスはICO完了後時点からdApps市場の半数以上の取引ボリュームをイーサリアムから奪取した形となっている。

また、1月現在のdAppsにおけるチェーン上の取引額は、イオスが55%、トロンが38%とイーサリアムのdApps市場におけるドミナンスはすっかり無くなっている状況となっている。

出典:diar

dappsの利用内訳

またそれぞれの通貨は利用目的などにおいてポジションを確立しつつある。イオスの66%のdAppsはギャンブル関連で、トロンは95%がギャンブル系のdAppsとなっている。

それに対して、イーサリアムはゲームに利用されている比率が28%と、3通貨の中で最も高かった。

分散型取引所

下落相場の中でも取引量を増加させていったイオスとは対照的に、分散型取引所(DEX)は2018年5月に15億ドルの取引量を記録してから取引量の下降傾向が続いている。

中央集権的な仮想通貨取引所とは違い、自分でプライベートキーを管理できるなど、セキュリティ面においては高い魅力を有する分散型取引所だが、その反面、以下のような懸念点も一部では指摘されている。

  • 取引手数料
  • デポジット料
  • 出金料
  • 遅いUX(ユーザー・エクスペリエンス)

またそのほかでも規制面での不安が残っていることも挙げられるだろう。

米SECは昨年11月、未登録証券取引所を運営していたとして分散型取引所のEtherDeltaが未登録証券取引所を運営していた疑いで取引所の創設者に対して約4400万円の罰金を課している。

このように、米証券取引委員会がERC20トークンを有価証券としてみなした点やDEXにも規制の手が伸びた事例はDEXの足踏み要因の一つとなっているかもしれない。

EtherDeltaに関する詳細はこちらから。

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マイニングコストからビットコイン価格の底値を考察

先週、JPモルガン社はビットコインが将来的に1200ドル台になるだろうと予想するなど厳しい見方もある今後の展望。

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JPモルガン社の調査では、「ビットコインを商品(コモディティ)として定義した場合、BTCの本質的価値はマイニングコストから算出できる」ことを前提にした上で、マイニングに必要な電力費は低いところでは2400ドルで済む」と推察していた。

しかし、今回公開された調査書で、Diar社は電力費の平均が2400ドルよりかかると分析したほか、運用コストも加味するとマイニング全体にかかるコストは3100ドルになると推察している。

またDiar社は、ビットメイン社が先月に発表した最新マシンS15の性能も考慮すべきと説明。既存のS9でマイニングし電力費が1KWhと仮定した場合、小規模のマイナーは既に10月時点で赤字ラインを切っていること提唱していた。

出典:diar

しかしS15が今後さらに大体的に実装されていけば、マイニングハッシュレートは再び上昇すると予想を、下図で説明した。(赤は昨年S15が実装されていた仮シナリオを想定)

出典:diar

もう一つの考慮点として挙げたのは、約18ヶ月後には2020年5月25日にはビットコインの半減期が迫っている点で、報酬の半減が行われることから、価格が上昇に転じなければ、更なるマイニングコストの上昇で厳しい展開になる可能性もあるとした。

そのため、マイニングコスト=損益分岐点(最低価値)と仮定した場合は、ビットコインの将来的な底値は3000ドルだと結論づけている。(なお、1月30日時点では3400ドル付近)

半減期とは

PoWを採用する通貨などで見られるマイナー報酬が半減する時期。半減期後はマイニングの成果として受け取る報酬通貨が半分となるため、需要と供給の関係上価格が上がる傾向にある。

ビットコインの半減期へのカウントダウンや詳細はこちらから。

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