- Facebook独自仮想通貨のローンチは上半期か、NY Times報道
- 米ニューヨークタイムズ紙が29日、Facebook社は独自の仮想通貨をローンチするために、すでにいくつかの大手仮想通貨取引所と協業を進めていると報じた。2019年上半期を目処に、販売も行なっていくことしている。
Facebook独自仮想通貨のローンチは上半期か、NY Times報道
米有力ニューヨークタイムズ紙が29日、世界有数のフェイスブック(Facebook)社が独自の仮想通貨をローンチするために、すでにいくつかの大手仮想通貨取引所と協業を進めていることを報じた。
同報道のジャーナリスト2人(Nathaniel Popper氏とMike Isaac氏)は、商談に関わっているとされる「匿名」を希望する数人に取材を敢行、「同企業は仮想通貨関連事業の計画を重ねており、現在複数の仮想通貨取引所側と『フェイスブック・コイン(仮)』の上半期における販売を模索している」との発言があったという。
また、同ジャーナリストらは昨年12月ブルームバーグ誌が報じた、WhatsApp(Facebook傘下企業)に関する、フェイスブック・コインの報道を再度確認、計画中の仮想通貨は同アプリに統合される予定だとの証言があったことを伝えている。
このステーブルコインは、米ドルに準拠したもので、主に国際送金に利用する目的があるという。
WhatsAppは世界でも人気を博しているメッセージアプリで、リサーチ企業Statista社のデータによれば、2017年12月につき、平均毎日15億以上のユーザーが利用しているとしている。
なお先月、フェイスブック社は自社傘下のSNSプラットフォームWhatsApp、インスタグラムおよびメッセンジャーのサービスを一つのバックエンドシステムに統合する計画を進めていることが報じられており、計27億のユーザー数が同社の仮想通貨を利用できる可能性もあると複数のメディアにより推測されている。
また、CEOのザッカーバーグ氏は、フェイスブックは将来ブロックチェーンを、IDとデータシェアリングシステムに導入する構想も持っているとの見解を示したほか、2月上旬には、同社初のブロックチェーン・仮想通貨に関する事業買収となるブロックチェーンのスタートアップ企業『Chainspace』の買収やチームメンバーの雇用を行なっていることがわかっている。
巨大なユーザー層を抱えるフェイスブック社が仮想通貨・ブロックチェーンに積極的に取り組むことは、普及することに繋がり、今後の展開にも注目したい。
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