はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

博報堂「仮想通貨・ビットコイン」調査|日本人投資家の動向や日常生活の決済手段としての期待度が判明

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

博報堂「仮想通貨調査」、日常生活での決済手段として高い期待感
博報堂が、全国18〜59歳の男女2万人を対象に行なったアンケートで、ビットコインなど仮想通貨購入者の平均年齢は34.7歳、男性比89.0%。平均世帯保有金融資産は、1119万円ということが判明。今後「売買予定あり」の割合も高い数値を示した。

博報堂「仮想通貨調査」、日常生活での決済手段として高い期待感

国内最大手の広告代理店「博報堂」が発足した「HAKUHODO Blockchain Initiative」(博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ、以下HBI)と博報堂金融マーケティングプロジェクトは、全国18〜59歳の男女2万人を対象に「(第2回)仮想通貨に関する生活者調査」を実施し、仮想通貨に対する意識・実態とその変化を調査した。

仮想通貨の購入者の平均年齢は34.7歳、男性比は89.0%。平均世帯保有金融資産は、1119万円となった。

2018年以降のビットコイン市場の度重なる急落や、それに伴う仮想通貨全体の長らく下落相場(下図)を受け、仮想通貨購入者の約4割が、過去半年間、まったく取引をしていない「塩漬け(含み損のまま長期保有)」状態にある。

一方で、調査を行なった「博報堂金融マーケティングプロジェクト」の資料によれば、塩漬け層の仮想通貨購入者は、全体と比べ既婚・子ありが多く、平均年齢も高めの傾向にあるという。

また、66.9%(全体56.0%)が「今後売買予定あり」と回答しており、取引を行わない理由として、「価格が安くて売りたくなかったから」(30.5%)や「価格変動が激しかったから」(23.9%)が上位にきていることから、市場の動きを気にしながら、取引再開のタイミングをうかがっていると分析した。

出典:博報堂ブロックチェーン・イニシアティブ資料

塩漬け層の多さは、購入時の建て値まで価格上昇した際に売却したい心理が働くことから、仮想通貨価格推移の上値を重くしている一因となるが、仮想通貨取引所や専用アプリへのログイン頻度などからも、仮想通貨購入者の関心が依然として高いことを示している。

仮想通貨に期待する活用手段

興味深いのが、「仮想通貨に期待する活用手段」という調査項目で、以下のような分布となっている。

  1. 価格変動を利用した資産運用・投資(50.5%)
  2. 資産としての貯蓄(48.2%)
  3. インターネットショッピングの決済(48.1%)
  4. 個人間送金(37.5%)
  5. コンビニや飲食店での決済(33.1%)

コンビニエンスストアや飲食店での、ブロックチェーン技術を活かした「新しい決済や送金手段」など、通貨の用途としての期待も高い点は、注目に値すると言えるだろう。

CoinPostの関連記事

キャッシュレス決済に関する「金融庁研究会」、未来投資会議では安倍総理が規制法案に言及
金融庁は4日、金融審議会で、少額資金移動サービス」における討議を行った。安倍総理は未来投資会議で、「決済をはじめとする分野で、早期に規制体系を再編成する法案の提出を検討」にも言及している。このような動きは、仮想通貨市場への好影響も期待されている。
「ビットコインをスタバで」実現は2020年頃? 仮想通貨決済導入に向けて開発に着手か|The Blockが報道
世界中でコーヒーチェーン店を展開するスターバックスが、仮想通貨決済に係る開発を行なっているとする報道が、The Blockから行われた。最短で2020年までに仮想通貨決済導入を行う可能性があると、関係者筋の話で明らかにした。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名突破。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/02 水曜日
06:12
ビットコイン利確が加速 第3四半期は過去最弱の季節性=アナリスト分析
仮想通貨ビットコインの利確が進む一方、市場は方向感に欠ける展開。第3四半期は過去最弱の季節性もあり、アナリストは地政学リスクや米金融政策の不透明感に警戒を示している。
05:50
トランプ大統領の「大きく美しい法案」上院可決も、仮想通貨少額免税案は見送り
トランプ政権が推進する大型予算法案に、仮想通貨の少額免税や報酬課税見直しの修正案は含まれず。ルミス上院議員は今後の再提出を示唆し、業界団体もロビー活動を継続する構え。
05:37
米SEC、ビットコインやXRPに投資するグレースケールの仮想通貨ファンドETF化を承認
米証券取引委員会(SEC)は、グレースケールのバスケット型ファンドのETF転換を加速承認。構成資産の約8割をビットコインが占めており、今後の仮想通貨ETF全体に追い風となる可能性も。
07/01 火曜日
16:00
UXLINKが実現目指すWeb3の大衆化、CEOが語る成長戦略|WebXスポンサーインタビュー
5500万人のユーザーを擁するWeb3成長支援プラットフォーム「UXLINK」。WebX 2025への参加を控え、同社CEOが日本市場への期待を述べた。
14:49
日本初の仮想通貨建てクレジットカード「Slash Card」が登場 β版の事前登録開始へ
日本初の暗号資産建てクレジットカード「Slash Card」がβ版の事前登録を開始する。米ドル連動型ステーブルコインUSDC担保サービスで物理・バーチャル両対応。ソラナやイーサリアムなどマルチチェーン互換性とトークン還元リワードを特徴とし、Web3技術を現実世界の決済に橋渡しする。
13:30
ビットコイン需要減少で市場脆弱性指摘、イーサリアム大口投資家は巨額含み損で売却継続=アナリスト
Cryptoquant分析によると、ビットコインのオンチェーン需要指標がマイナス転換し短期調整リスクが高まる。一方でETH大口投資家は3週間で9万5313ETHを償還、4260万ドルの含み損を抱える状況。
13:05
トランプ家支援のAmerican Bitcoin、約320億円調達でビットコイン購入とマイニング機器導入へ
エリックとトランプ・ジュニア氏が支援するビットコインマイニング企業American Bitcoinが2億2000万ドルを調達。ビットコイン購入とマイニング機器導入に充当予定。
12:00
金融庁、ステーブルコイン健全発展のための報告書を公表 不正リスクや今後の課題を分析
金融庁が仮想通貨ステーブルコインの健全な発展に向けた報告書を公表した。不正利用の実態と今後の規制課題を分析調査する内容だ。
11:05
取引所BybitとKraken、ソラナ基盤トークン化株式「xStocks」を190カ国で提供開始
世界第2位の仮想通貨取引所BybitがBacked社のトークン化株式サービス「xStocks」を取り扱う。Apple、Amazon、Microsoft等60銘柄超をソラナブロックチェーン上で24時間365日取引可能に。
10:40
トランプ氏関連のミームコイン「TRUMP」、口座開設キャンペーンで配布へ
ドナルド・トランプ氏が公認とされるミームコイン「TRUMP」がもらえるキャンペーンがBITPOINTで7月末まで開催中。特典内容や条件を詳しく解説します。
10:20
国内Web3関連企業BACKSEAT、組み込み型Web3体験でブロックチェーン社会実装目指す
BACKSEAT株式会社が第三者割当増資により累計14億円の資金調達を完了。Spiral CapitalとHeadline Asiaが共同リード投資家として参画し、組み込み型Web3体験の実現に向けサービスローンチを本格化。
10:02
ロビンフッド、トークン化した米国株やETFの取引サービスを欧州で提供
仮想通貨などの投資アプリを提供するロビンフッドは、トークン化した米国の株やETFの取引サービスをEUユーザー向けにローンチしたと発表。独自ブロックチェーンを開発していることも明かした。
09:55
テキサス州、戦略的ビットコイン準備金設立に続き「金・銀」を法定通貨として認可
テキサス州のアボット知事が金・銀を日常取引の法定通貨として認可する法案に署名。戦略的ビットコイン準備金設立法案も成立し、米国初の大規模な貴金属・仮想通貨政策を実現。
09:40
ビットコインマイニング難易度が7.5%低下 米テキサス州猛暑が影響か
仮想通貨ビットコインのマイニング難易度が約7.5%低下した。米テキサス州の猛暑による電力制限が主要因と指摘されている。6月中旬にハッシュレートも下落していたところだ。
09:15
ナスダック上場企業SRM、140億円のトロン財務戦略完了でTRXをステーキング
フロリダのテーマパーク向け記念品製造企業SRM Entertainmentが、1億ドルのTRON財務戦略の一環として3.65億TRXをJustLendにステーキングした。年率最大10%のリターンを目指す。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧