CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン及びアルトコインは大幅反発、国内で相次ぐ重要ファンダが「春の訪れ」を示唆|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場

●仮想通貨市場が大幅反発

●Messariの「信頼出来る取引所TOP10」にbitFlyerが選出

●2020年6月のBTC半減期に市場価値1兆ドルの強気予想

金融市場と仮想通貨

本日の東京株式市場は、配当権利落ちの影響で反落。前日比49.66円安の21,378円となった。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株は、横ばいだったが、JR東日本など国内大手19社出資する仮想通貨交換業者ディーカレットの思惑で、インターネットイニシアティブ(3774)が、前日比2.81%高となった。

後述するが、本日のビッグファンダとして、JR東日本が発行する電子マネー「Suica」で、仮想通貨でのチャージを検討しているというニュースが出ている。

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。

ビットコインテクニカル分析

仮想通貨市場は、昨日までの軟調な動きとは打って変わって急反発。イーサリアムが先導するような動きを見せ、全面高となった。エッジの効いた急反発から、中期チャネルライン内に再び回帰しており、買い圧力を伺うことができる。

前日までの4時間足での弱気形状とは異なり、短期足では、力強い値動きを見せつつあると言えるだろう。bitFlyerのBTCFX価格で44.7万円を明確に上抜けた場合、直近高値の46万円チャレンジが再び見えてくる

他方で、株式市場では昨年以降の煮えきらない動きが継続している。英EU離脱問題や米中貿易摩擦といった乱高下要因となる地政学リスクに加え、12年ぶりに発生した米国の「逆イールド」による景気後退懸念が燻っていることで、個人投資家の投機マネーを中心に仮想通貨市場への資金流入が加速することも考えられる。

本日、金融庁に認可を受けたばかりの仮想通貨交換業者ディーカレットが、JR東日本の「Suica」を含む複数の電子マネーで、今年6月から仮想通貨でチャージ出来るサービスを検討していることが分かったことが材料視された。Suicaは、7500万枚発行されるSuicaは、大手コンビニなど58万店で利用可能だ。

2019年以降は、みなし業者だった国内最大手取引所コインチェックが今年1月に認可されたことに始まり、楽天ウォレット(旧みんなのビットコイン)と、新規登録第一号となるディーカレットに認可が下りた。

また直近では、Yahoo!JAPANが出資する仮想通貨取引所「TAOTAO(旧ビットアルゴ東京)」が口座開設をスタート。さらに、自主市営団体の奥山会長が率いるマネーパートナーズが、国内大手の大和証券と提携して子会社の設立を発表している。

この流れに関して、FXcoinのシニアストラテジスト松田康生氏は、産経新聞や日経新聞社説のタイトルの変遷などから、仮想通貨市場の今後の展望を独自考察

「今回の論調の変化に、日本における仮想通貨戦線の開花宣言を見るのは言い過ぎだろうか。」と締めくくった。

仮想通貨データサイト、主要取引所の出来高まとめた指標を表示へ

仮想通貨データベースサイトMessariは26日、独自のデータプラットフォームのOnChainFX上で仮想通貨市場の大部分の出来高を誇る上位10の取引所の取引量をまとめた新たな指標「Real 10」を発表した

Messariが信頼できる取引所として含んだ10の主要取引所は、以下の通りである。

  • Binance
  • Bitfinex
  • bitFlyer
  • Bitstamp
  • Bittrex
  • Coinbase Pro
  • Gemini
  • itBit
  • Kraken
  • Poloniex

先日BitWiseが公開したレポート内で信頼できる取引所として紹介されていた10の取引所と一致しており、日本の仮想通貨取引所bitFlyerも再び名を連ねた。

さらにMessariは一般的に基軸指標として用いられる時価総額を改良した新たな指標「Liquidity Cap」も提供していく考えを示している。

同指標は既にMessari側が提供している「流動的流通量」と出来高加重平均価格(WVAP)を基に計算されたもので、「上位通貨の価値をより正確に反映している」と記載されている。この指標は上位50通貨に提供されていく予定だ。

海外大手仮想通貨取引所Bittrex、4月初旬にIEO提供

主要な仮想通貨取引所であるBittrexは4月初旬、最近話題となっているIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を行うことを発表した

販売される仮想通貨はVeriBlock (VBK) で、トークンセールは日本時間4月3日午前1時からBittrex公認済みの国際ユーザーを対象に開始する。

VBKは独自のコンセンサスアルゴリズム「PoP(プルーフ・オブ・プルーフ)」を採用しており、同通貨の最低購入額は100VBK(およそ10ドル、または約1100円)で最高購入額は20万BVK(およそ2万ドル、約220万円)だ。

PlanB氏は、ビットコインの希少性と価格との関係性を考察した記事をMediumに寄稿した。

記事内では同氏は、ストック・フロー比率(SF比率)を用いて、ビットコインの希少性を推し量り、ビットコイン価格のモデル化を図っている。

SF = (ストック)/(フロー)

ストックは発行済のビットコインで、フローはこれから発行されるものを表している。SF比率は、ストックをフローで割ることで求められる。

(下図は、主な貴金属のSF比率の表)

出典:Medium

表を確認すると、金が62で、銀は22、プラチナが0.4となっている。SF比率が高いということは、金融商品として機能することを意味する。

現在のビットコインのSF比率は25であるため、上述した規準に従うと、金や銀のような金融商品の分野に分類されることが分かる。

出典:Medium

PlanB氏の仮説によれば、SFを用いて測定をすると、希少性がビットコイン価格に大きな影響を与えている可能性があるとのことだ。上のグラフを確認すれば、市場価格はSF比率が高くなると、市場価格も上昇する傾向が見受けられる。

データ

同氏は、2009年12月から2018年5月までの111のデータを収集し、SF率を計算し、そこから得たデータを元にモデル化を行なった。また、失われたコインを加味するため、最初の7ヶ月はSF率の計算対象から外しているとのことだ。

モデル化

出典:Medium

上図から、SF率と市場価格には大きな相関関係があることが分かる。また、これらが偶然起きた事象である可能性は極めて低いと言えるだろう。R^2が100%でない理由は、規制やハッキングなど、様々な要素が価格に影響を与えることにある。また価格上昇の要因は “(希少性)/SF”にあると思われる。

ここで面白い点は、金や銀といった完全に異なったマーケットが、ビットコインの価値モデルとSFの部分で強い相関関係を見せているということだ。

2017年12月の強気相場がピークを迎えていた頃、ビットコインのSF率は22で、市場価格は2,300億ドル(25.3兆円)に達し、その市場規模は銀の市場規模にかなり接近していた。

2020年6月に控えた次の半減期をむかえると、ビットコインのSF率は現在の約2倍の50となり、金のSF率62に近くとなる。

これを考慮すると、予測されるビットコインの市場価格は1兆ドルとなり、その際のビットコイン価格は5.5万ドル(約600万)になると思われると、PlanB氏は予測した。

CoinPostの関連記事

ビットコイン4000ドル下回る 下値不安が継続|仮想通貨朝市況
26日の仮想通貨市場は、ビットコインが日本時間未明に急落、CoinMarketCap上のビットコイン平均取得価格にて10日ぶりに4000ドルを下回った。
JR東日本の電子マネー「Suica(スイカ)」に仮想通貨チャージを検討|キャッシュレス社会で普及するか
金融庁に認可を受けたばかりの仮想通貨交換業者ディーカレットが、JR東日本の「Suica」を含む複数の電子マネーで、今年6月から順次、仮想通貨でチャージ出来るサービスを検討していることが分かった。チャージ出来るのはビットコインではなく、独自ステーブルコインの可能性がある。7500万枚発行されるSuicaは、大手コンビニなど58万店で利用可能。
CoinPostのLINE@

スマートフォンへの「プッシュ通知」で、相場に影響を及ぼす重要ニュースをいち早く知らせてくれる「LINE@」の登録はこちら。大好評につき、登録者13,000名を突破しました。

▶️本日の速報をチェック

免責事項

当ページは、仮想通貨の信憑性・正確性を保証するものではありません。

掲載されている内容やリンク先、サービス等、または投資情報からの不利益や損害については、当サイトでは一切の責任を負いかねます。投資する際は、ご自身の判断の元、自己責任でお願い致します。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/18 木曜日
17:05
Flare Network、PFP NFT生成AIサービスの一部機能を公開
Flare Network(フレアネットワーク)はデータに特化したブロックチェーンとしてAIを強化。Atrivと提携してコードなしでNFTを生成するプラットフォームを提供。このプラットフォームは、デジタルアートの取引と集大成を容易にし、安全なクロスチェーン取引をサポートする予定。
17:00
ビットコインの新トークン標準「Runes」が注目される理由
仮想通貨 ビットコイン新たな代替トークン基準「Runes」にコミュニティの注目と期待が集まっている。ビットコイン版NFTの発行を可能にしたOrdinalsの開発者が、設計した新たなプロトコルで、ビットコインの半減期に合わせてローンチされる。
16:25
ソラナのDEX「Drift」、18万ユーザーに1億トークンのエアドロップ実施へ
ソラナのDEXプロトコル、Driftが1億トークンのエアドロップを実施予定。取引量200億ドル超のプラットフォームで、ユーザー活動に基づくトークン配布が行われる。新たな暗号資産(仮想通貨)DRIFTの詳細を解説。
15:00
コンサル大手EY、イーサリアム基盤の契約管理サービスを立ち上げ
世界四大会計事務所の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、ブロックチェーン技術を活用した企業契約管理ソリューション「EY OpsChain Contract Manager」の立ち上げを発表した。
14:00
「ビットコイン半減期は年単位で見れば価格に大きなインパクト」Bitwise分析
Bitwiseは今後の価格についてビットコイン半減期の長期的な影響は過小評価されていると述べた。一方、ゴールドマン・サックスはマクロ経済情況も重要と分析している。
12:00
RWA分散型金融Centrifuge、23億円調達
Centrifugeは新たな資金を利用し、Baseチェーン上に構築され、Coinbase Verificationと統合されたRWA向けの機関投資家グレードの融資市場の構築に取り組んでいく。
10:50
分散型決済Slash Payment、エアドロップ第一弾の詳細発表
仮想通貨決済サービス「Slash Payments」は、独自トークンSVLエアドロップ第一弾の詳細を発表した.。SlashのNFT保有者などが対象となる。
08:15
Roninチェーンが初のWeb2ゲームIP導入、韓国の「Ragnarok」
「Ragnarok: Monster World」は、Ragnarokが出すWeb3戦略ゲームで、タワーディフェンスとモンスター収集の要素を組み合わせたこのゲームだ。プレイヤーは「Ragmons」を集めたり、PvPモードで戦ったり、ギルドを作ったりできる。
07:15
「4月末までにブラックロックのビットコインETFがGBTCを追い抜く可能性」アナリスト予想
仮想通貨ビットコインのETFについて、4月末までにはブラックロックのIBITがGBTCを追い抜くとブルームバーグのアナリストが予想。両ETFの差は確実に狭まってきている。
06:30
ワールドコイン、独自のレイヤー2「World Chain」発表
ワールドIDを持ち人間であることが確認されたユーザーは、ボットよりも優先的に仮想通貨のブロックスペースを利用でき、無料のガスも利用できる。
06:00
TikTok関連企業BytePlus、Suiブロックチェーンを採用
BytePlusとの提携のほか、Sui財団がリアル・ワールド・アート・トークン化(RWArt)の先駆である「Artfi」に投資を行ったことも発表された。
04/17 水曜日
17:30
Polyhedra Networkがグーグル・クラウドと提携 ゼロ知識インフラ「Proof Cloud」を発表
Polyhedra NetworkがGoogle Cloudと提携し、ZK-as-a-service「Proof Cloud」を発表。ゼロ知識証明の生成を簡略化し、個別要件に最適なインフラストラクチャを提供する。Google Cloudは、AIの品質管理に関する機械学習機能を強化するため、ゼロ知識技術を活用するためにPolyhedraと協力する方針だ。
17:29
HashPalette『THE LAND エルフの森』と『EXPO 2025 デジタルウォレット』のコラボ企画発表
メタバース型ファーミングブロックチェーンゲーム『THE LAND エルフの森』と『EXPO 2025 デジタルウォレット』のコラボ企画が2024年4月24日に開始。特別な釣りイベントで万博チケットを獲得するチャンス!NFT関連事業を手掛けるHashPaletteが開催。
16:16
コインチェックTVCMを5月に放映開始、稲垣吾郎と鈴木もぐら出演
コインチェックが新CM「コインチェッくん篇」を、半減期後となる2024年5月から放映開始。稲垣吾郎と鈴木もぐらが出演。暗号資産(仮想通貨)「ビットコイン買うならコインチェック」と訴求する。過去のCMからの一貫性にも注目だ。
12:18
ビットコイン推移は正念場、足元のETF需要は伸び悩む
イランとイスラエルを巡る中東情勢不安が株やビットコイン市場に重くのし掛かる中、6万ドルのサポートライン上で際どく推移するBTC価格。ビットコインETFへの資金流入は、過去4週間にわたって減少傾向にある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/20 ~ 2024/04/21
大阪 京セラドーム大阪
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
重要指標
一覧
新着指標
一覧