はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインSV上場廃止相次ぐ 3企業が対応方針|仮想通貨市場への影響も懸念

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨BSV、バイナンス上場廃止から相次ぐ発表
バイナンスのビットコインSV(BSV)上場廃止発表後、複数企業が廃止運動に参加する動きが確認。上場廃止の流れが相次ぐことでの混乱やクレイグ氏などとの対立懸念が出てきている。

仮想通貨ビットコインSV、相次ぐ上場廃止

大手仮想通貨取引所バイナンスの仮想通貨ビットコインSV上場廃止に関する発表に伴い、他の取引所やウォレット提供企業も追随する動きが確認された。

上場廃止を表明、または検討している取引所やウォレット企業は以下の通りである。

  • クラーケン
  • ShapeShift
  • Blockchain.com

なお本稿執筆時点でビットコインSVは前日比-14%の下落を見せており、時価総額は13位に後退。上場廃止の流れで流動性減少を危惧する売りが相次いだ。

上場廃止の流れが相次ぐことでの混乱だけでなく、クレイグ氏などと仮想通貨取引所の対立などが起こり得る状況にあるなか、仮想通貨市場への影響も懸念される。

仮想通貨取引所クラーケンもBSVの上場廃止か

バイナンスがビットコインSVの上場廃止を日本時間15日深夜に発表したのち、欧州でも定評のある大手取引所であるクラーケンもBSVの上場廃止に関するユーザーの意見を募集。本稿執筆時点では、ユーザー回答者の74%(他20%が結果を見るであるため大多数)が上場廃止に賛成の意見を示している結果となった。

なお、仮想通貨取引所のみならず、ウォレットやトレードを提供するか仮想通貨企業もビットコインSVの対応停止を検討していることが判明。業界全体へビットコインSVの上場廃止の流れが波及しつつある。

大仮想通貨企業のShapeShift社のCEOであるEric Voorhees氏はバイナンスのCZ氏と共に立ち、今後48時間以内にビットコインSVを上場廃止すると述べたほか、仮想通貨ウォレットのBlockchain.comもビットコインSVの対応を今後30日間で停止する方針を発表した。

上場廃止の背景

大手取引所バイナンスのCEOであるCZ氏は先日、仮想通貨ビットコインSVの開発者であるクレイグ・ライト氏は本物のサトシナカモト(ビットコインの考案者)でないと批判。ライト氏が仮想通貨界隈の人物に対して訴訟も辞さない発言をしていたことからCZ氏が異論を示す形としてライト氏が携わる通貨(BSV)の上場廃止を行う意向を示していた。

実際に上場廃止の発表が行われたのち「正しい行いを行なった」などとツイートしたCZ氏の投稿には10000イイね近い反響が寄せられており、業界全体で注目する動きに繋がっている。

また先日コインポストも独占インタビューを行なったモルガン・クリーク・デジタル社のCEOであるAnthony Pompliano氏は同時期に業界全体が責任を持ってビットコインSVの上場廃止運動を促進。バイナンスが上場廃止に至った経緯は仮想通貨取引所の持つ影響力が明らかとなった事例でもあると言えるだろう。

CEOの鶴の一声で通貨価格に影響を与えかねない重要判断が感情的に行われていることを疑問視する意見も少なくない。

日本の対応は?

なお日本国内の取引所もビットコインSVに対する対応方針を示す動きが続いているが、その多くが取り扱いを行うわけではなく、付与通貨相当の金額を対象者に日本円で支払うと発表している。

4月15日に対応方針を発表した「BITPoint」も同様の対応方針を示し、仮想通貨交換所として今後、BSVを取り扱う可能性は低いとしている。

▶️本日の速報をチェック
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/25 火曜日
06:50
金融庁、仮想通貨交換業者の責任準備金積立を義務化へ
金融庁は仮想通貨交換業者に対し、不正流出などの事案に備えて責任準備金の積み立てを義務付けることがわかった。金商法適用の議論が進む中、投資家保護を強化する。
11/24 月曜日
17:50
ブラックロック、ビットコイン投資の本質は「デジタルゴールド」 機関投資家が重視する“真の価値”とは?
世界最大の資産運用会社ブラックロックのデジタル資産部門責任者が、機関投資家がビットコインに投資する理由を解説した。「デジタルゴールド」としての価値保存機能が重視される一方、決済手段としての利用は依然投機的との見方を示した。
11:47
ソラナのインフレ率を下げる改善提案 今後6年で2,230万SOLの発行量削減見込む
仮想通貨ソラナのコミュニティがインフレ減少率を引き上げる改善提案を公開した。目標インフレ率への到達が6年から3年に短縮する見込みだ。
10:25
「仮想通貨市場の弱体化、背景にマーケットメーカーの機能不全」トム・リーが指摘
ビットマイン会長が仮想通貨市場の下落が続いている要因を分析した。10月10日の清算イベントがマーケットメーカーを機能不全にしていると見解を示している。
11/23 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、ヴィタリック紹介のイーサリアム新ツールやXRPのステーキング導入案など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン売られ過ぎでも反転せず、12月FOMCの据え置きが現実味を増す|bitbankアナリスト寄稿
今週のBTC対円相場は1400万円割れまで下落。ヌビディア好決算後も1400万円割れが続き、米雇用統計の強弱まちまちな内容が見通し悪化を助長。12月FOMCでの金利据え置き観測が強まる。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|金融庁の暗号資産規制方針に高い関心
今週は、金融庁の仮想通貨規制方針、ビットコイン採掘割合の95%到達、ビットコインとイーサリアムの市況分析に関する記事が関心を集めた。
11/22 土曜日
13:45
ANAPホールディングス、企業向けビットコイン戦略支援「ビットコイン道場」を開始
ANAPホールディングスが企業のビットコイン活用を支援する継続型プログラム「ANAPビットコイン道場」の提供を開始した。会計や税務などの実務を専門家が包括的にサポートし、参加企業がコミュニティ形式で課題解決に取り組む仕組みを提供する。
13:02
コンヴァノがビットコイン戦略から本業回帰、AI・ヘルスケア事業に注力へ
コンヴァノが仮想通貨ビットコインを最大約2万BTC取得する計画を取り下げ、成長中の事業へ軸足を移す。業績予想を上方修正しており本業成長を重視する戦略転換となる。
10:55
米当局がビットメイン製品を国家安全保障リスクで調査、トランプ関連企業も1万6000台使用
米国土安全保障省が中国メーカーのビットメインを調査し、機器がスパイ活動や電力網破壊に使用される可能性を指摘。トランプ大統領の息子たちの会社アメリカン・ビットコインも1万6000台を購入した。
10:05
コインベース、ソラナのミームコイン取引所「ベクター」を買収
コインベースがソラナ基盤SocialFiプラットフォーム「ベクター・ファン」を買収すると発表した。年内に取引完了予定で、ソラナエコシステムへの参入を拡大し、すべてを取引できる取引所の構築を目指す。
09:35
ベセント米財務長官、ビットコインバーにサプライズ訪問 仮想通貨業界への影響は
スコット・ベセント米財務長官がビットコインバー「Pubkey DC」を訪問し、仮想通貨コミュニティで話題になっている。業界関係者の反応と今後の影響を解説する。
08:54
ビットコインの買い方、取引所選びの完全ガイド
ビットコインの買い方(始め方)を徹底解説。SBI VCトレード・bitbank・Coincheckなど主要取引所を比較し、安全な購入方法や投資メリットを初心者向けに解説します。最適な取引所選びで失敗しないコツも紹介
08:25
NYSEがグレースケールのXRPとドージコインETF承認、25日上場予定
NYSEがグレースケールのドージコインとXRP ETFの上場を承認し、11月25日に取引を開始する。今週はビットワイズのXRP ETFやフィデリティのソラナETFも上場し、アルトコインETF市場が急拡大している。
07:45
「仮想通貨財務企業などの上場後の事業の大幅変更について対応を考える必要」JPXのCEO
日本取引所グループの山道CEOは、ビットコインなどを保有する仮想通貨財務企業への規制強化は現時点では検討していないと説明。一方で、事業の大幅変更については対応を考える必要があるとも述べている。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧