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ブロックチェーン・アプリによる顧客情報認証サービス カナダの銀行5行が提供を開始

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

カナダ銀行5行がブロックチェーン・アプリによる顧客情報認証を開始
カナダの銀行5行が、ブロックチェーン・アプリを利用した顧客情報の認証サービスの提供を開始。政府機関も参入するほか、採用予定企業が複数あるなど、一般普及が続く可能性が示唆されている。

カナダ銀行5行がブロックチェーン・アプリによる顧客情報認証を開始

カナダの銀行5行が、プライバシーの強化を目的に、ブロックチェーンを利用した顧客情報の認証サービスの提供を開始した。 同サービスは、「Verified.Me」と呼ばれるアプリを通して提供され、すでにIOSとアンドロイド共に利用が開始されている。

提供銀行にはCanadian Imperial Bank of Commerce (CBIC)、Royal Bank of Canada (RBC)、Scotiabank、Toronto–Dominion (TD) Bank、Desjardins Groupの5行。またSecureKey Technologies社が開発に携わったほか、カナダのデジタルID認証協会や米国国土安全保障省科学技術局、信用格付け機関Equifaxなど複数の政府機関と企業も開発に加わっている。

SecureKey社の発表によると、アプリはIBMブロックチェーン上に構築され、Hyperledger Fabric v1.2に基づいたものであることがわかった。また、分散型IDソリューションのために設計された分散台帳システムである「Hyperledger Indyプロジェクト」との相互運用も可能であるようだ。

今回のブロックチェーン・アプリ利用について、利用銀行の1つであるRBCのデジタル部門副代表Peter Tilton氏は次のように述べている。

セキュリティとトラストは、個人情報とデジタルIDの扱いにおいて顧客が気にかける部分だ。その2つの要素に基づいた顧客の要求を満たすシームレスで利便性のある体験の創出は、進化するデジタルにおけるニーズを満たす基礎となるだろう。

また、今回発表された企業以外ともすでに提携を開始しているという。BMO Bank of MontrealとNational Bank of Canadaの2行もアプリの利用を開始を予定しているほか、北アメリカで保険サービスを提供するSun Life Financialも同アプリの利用予定を表明するなど、アメリカ大陸における採用が続く可能性が示唆されている。

顧客情報の管理においてブロックチェーンが活用されるユースケースとなるが、アプリを通じて一般ユーザーも利用できるといった部分は注目していきたい点だ。

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